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この急激な温度上昇と蒸し暑さに、雑事で疲労の極に達していた中年女性が、強烈な咽喉腫痛にともない寒気と熱感が交互に来て、やがて顔面の熱感の強い急性湿疹が出現した。
同時に胸苦しく肺系統もやや深くやられた気配。
涼解楽(銀翹散製剤)を主体に茵蔯蒿湯に黄連解毒湯、小陥胸湯加味製剤に板藍茶の併用によって数日で7割以上の改善を得たとの報告を持って本日、補充注文に来られた。
常連さんに近いお馴染みさんともなると、ぐいぐいと腕を上げられているが、途中、電話で指導を仰がれた時に、もっとも重要な涼解楽が欠けていることを指摘していた。
極端な疲労時に咽喉腫痛を伴った風邪を引いた上に、チャドクガにでもやられたのか?、涼解楽を加えた時よりも、その後に黄連解毒湯と茵蔯蒿湯を追加した時になって、湿疹が改善するのと同時に、急速に咽喉腫痛が軽減したといわれる。
ご本人自身の感想では、顔面の急性湿疹と咽喉腫痛が直結していたように思えてならないという体感があるそうである。
まとめて復習すると、まず寒気と熱感をともなう咽喉腫痛と同時に呼吸器に異常を感じる。より具体的には気管支付近の熱感を伴う胸苦しさを覚える。
そこでヒゲジジイに相談する前に、天津感冒片の少量を齧りながら、小陥胸湯加味製剤と板藍茶を服用。しかしながら強烈な咽喉腫痛の改善が得られないので、ヒゲジジイに電話をかける。
ヒゲジジイの返事では天津感冒片の少量を齧る程度では間に合わないので涼解楽をまともに服用せよとアドバイス。
涼解楽を追加すると咽喉腫痛が多少軽減したが、翌日くらいから強烈な熱感を伴う顔面の湿疹が突然勃発。
もしかして外出が多かったのでチャドクガにでもやられたか?という可能性を感じる。
そこで自主的に黄連解毒湯と茵陳蒿湯をさらに加えたら上記の通りの結果だったということ。

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