2011年05月30日

いつまでも日本がダメな理由

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GSC_4260 posted by (C)ヒゲジジイ

 書かなければよいものを、これを書くとまたまた日本国歌や国旗を敵視している新人さんたちの何人かが二度と来なくなるだろう。

 でも、どうしても嬉しくて書きたくなる本日の最高裁の判決。
最高裁 国歌斉唱義務づけ合憲
5月30日 17時4分
学校の式典で教職員に国歌の斉唱を義務づけることが思想や良心の自由を保障した憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、最高裁判所は「思想や良心の自由を間接的に制約するが、教育上の行事にふさわしい秩序を確保するためには合理的だ」として憲法に違反しないという初めての判断を示しました。
 そもそも公務員でありながら、なおかつこの国の将来を背負って立つ子供達を教育する教師としての当然の職務義務である国歌や国旗に対する礼節を守れない反日教師達が即刻馘首されないほうがおかしい。
 日本人の子供達を教育する教育者として完全に失格、このような教師たちに大事な孫達を預けられるわけながい。

 教育の現場で、個人的な思想信条を主張する公務員にあるまじき行為こそ罰するべきである。

 それにしても、彼等はオリンピックやワールドカップの時期、日の丸を背負って戦う日本選手たちが、試合前に日の丸に向かって国歌斉唱するとき、どんな顔して観ているのだろうかと実に不思議でならない。

 この未曾有の震災に見舞われた大変な時期でさえ内部抗争に明け暮れる日本政府の現状は、このような反日教師達と同類がたくさん混じっているからに違いない。

 過去、このようなヒゲジジイの本音を知っていながら、反感を持ちつつも敢えて漢方薬を求めて来られる人が少数ながらいた。
 反感を持ちながら通うものだから、相手の目には常に不信感が付き纏っているので、これではいくら努力しても漢方薬の効果も半減してしまうだろうし、あのような眼差しで見られていれば、こちらの頭も回転が鈍るばかりだった。
 案の定、短期間で無音となってホッと胸を撫で下ろしたものだった(苦笑。

 中にはHPを作り直してあげるからと五月蝿く付き纏うありがた迷惑な人もいた。気味悪くて仕方が無かったが、こちらが生粋の長州藩士の末裔であることを知って無音となった。

 彼等の考えることは未だに謎、ナゾ、なぞ、であると同時に、ヒゲジジイにはまったく理解不能。

 東京都知事や大阪府知事の考え方ならほとんど共感することばかりだが・・・

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GSC_4418 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 20:23| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

アトピーの禅問答

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FSC_0168 posted by (C)ヒゲジジイ

 重症のアトピー性皮膚炎を苦労して寛解に導けた人達は、それまで多くの配合の微調整のヒントを与え続けているので、一年も経つころには勘のいい人達が多い、というよりも過去の悲惨な状態から抜け出られた身体は敏感に漢方処方の反応が体感できるようになっているので、当方のちょっとしたヒントがあれば、積極的にみずから工夫を凝らして自分自身が主治医となっている。

 そのような優秀な生徒だったはずの人でも暴飲暴食と不摂生が祟って数年ぶりに再発した男性。
 強力な清熱剤とともに杞菊地黄丸、猪苓湯、茵蔯蒿湯などで真っ赤な顔がようやく鎮静化しはじめた。

 ところが、

「猪苓湯を1包にしたら顔と首が乾燥します。半包だと微量ながら耳と首がら汁がでます。」

 というデリケートな微調整のアドバイスを請うメール。

「であれば、0.7包です。それがむずかしければ、しばらくはどちらかで妥協するしかありません。」

 杞菊地黄丸など六味丸系列の方剤と猪苓湯との配合比率関係で、乾燥と滲出液の微調整が可能となるので、この男性の場合、猪苓湯1包を使う場合、相対的に滋潤作用のある杞菊地黄丸を増量する方法があることを、きっとやがては気が付くはずである。

 ところで、この男性、アトピーが安定していた通常は補中益気丸の愛用者であったが、この5月現在は、

「補中益気丸は1丸でも飲むと顔の火照りがヤバイです。」

 ということである。

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FSC_0167 posted by (C)ヒゲジジイ

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FSC_9516 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 19:15| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

アトピーの問い合わせが多い5月

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FSC_0363 posted by (C)ヒゲジジイ

 毎週土曜日の半ドンは、遠方から来られる人が集中しやすい日。

それでも、できるだけ少数精鋭を心がけているので、十分な相談時間を取るようにしている。土曜日には半ドンというせいもあって、待合の椅子がちょっと混雑することがあっても流行の病院ほど混雑するわけではない(苦笑。

 雨の土曜日だったが、それでも熱心に通われる人達が来られ、ほどほどの結果が出ている人たちが多かったので神経の消耗は少なかった。

 1時間半の延長戦後に薬局を閉じ、遅い昼食後に返信メールを連打していたら夕方になって一週間の疲れがどっと出てウツラウツラしはじめた。
 とっ突然、静寂を突き破って電話の呼び出し音。

 例によって魔の土曜日夕刻の時間帯、こちらは完全にお休みモードだが、案の定お問い合わせ電話。

 過去に村田漢方堂薬局の漢方薬で顔面湿疹が治った人からの紹介ということであったが・・・

 どのようにしてお断りしようかとボンヤリ考えながら話を聞いていると、いつの間にかだらだらと長くなってしまったので「ご質問の主旨は?」といってもますます埒が明かない。そこで、

 ●もしもアトピーが重症であれば経費は一ヶ月分に換算すれば2〜4万円かかることがあること。
 症状が安定するまでは7〜15日毎に通えること。
 ●アトピーの重症では一年間、四季折々の変化をしっかり観察しないと本当の治癒に向かうことができない場合があること。
 ●数年は続けるつもりでなければ、元の木阿弥になる場合があること。

 などなどを伝えると、案の定ようやく電話を切ることができた。

 紹介者の手前、それほど無下にも出来ないものの、本気モードでなければ最初からお断りするに限る。

 本日もこのアトピーの問い合わせの女性も、4月頃から次第に悪化して、5月に入ってますます症状が悪くなる一方であると言われる。
 それまでは、著明な漢方薬局や全国的に超有名な医師の治療を受けること、それぞれ数年ずつ頑張っていたといわれる。


 重症者の場合、村田漢方堂薬局でも一年間は行きつ戻りつして難航する場合があっても、7〜15日毎に通えた人では、数年もあればほとんど9割以上、少なくとも8割以上の安定した状態を保持できている。

 すなわち数年も経てば、ほとんどの人が四季折々の漢方薬の微調整のコツを覚えてしまい、ヒゲジジイの苦労も激減する。
 難航する場合でも、直接頻繁に通える人では、一年もあれば四季折々の変化の様相がしっかり把握できることが多いので、トウゼンといえは当然かもしれない。

 現在でも、あと数ヶ月で一年になろうという遠方から通われている人が、5割の寛解を維持していたはずが、突然の5月の異変(昨年はもっと酷かったということではあるが)、その微調整になかなか手間取っている。
 しかしながら現在の互いの苦労がいずれ稔る日が必ずやって来る。

 重症者の場合は(といっても重症者以外はアトピー相談には乗らない方針)まる一年が経過した時点で、ようやく四季折々の変化の体質傾向をしっかり把握できるようになるからである。

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FSC_0083 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 17:50| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2011年05月27日

先生が元気な間に・・・

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FSC_9738 posted by (C)ヒゲジジイ

 「先生が元気な間に治してもらおうと、思い切って通う決心をして来ました。」

 「・・・・・・・・・・。」絶句するのみ。

 遠路はるばる関東地方から、二週間毎に通いはじめてまだ2回目の女性。

 送り出したあと、なんだか疲労困憊して一時臥せってしまった(涙。

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FSC_9818 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 16:22| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

大柴胡湯合四逆散なんてっ!?

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IMGP4971 posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日は、ランキング競争のバナーのクリック数激減を嘆いたら、久しぶりにクリックしてくれる人が増えた。
 このお陰でまだしばらくはブログを継続する気になったものの、いつまでクリックを続けてくれるか、これまでの僅少クリックを思い出せば、皆さんの気まぐれは些か頼りないのだが・・・
 
 タイトルの大柴胡湯と四逆散は配合上、柴胡・芍薬・枳実が共通生薬であり、これに甘草が加わったのが四逆散である。
 それゆえ、これだけ共通した生薬が含まれるので、大柴胡湯合四逆散はほとんどあり得ないと考えていたのが三十年前の古方派時代の浅はかな考えで、現実にはしばしば遭遇する。

 大柴胡湯の生薬構成で煎じられたエキスと、四逆散の生薬構成で煎じられたエキスとは、適応証が明らかに異なることは常識である。いくら共通生薬が三種類あるからといって、適応証はかなり異なるということである。

 肝胆系の影響から胃の痞えなどの症状が顕著なものに大柴胡湯、気鬱傾向が目立ち、溜息や深呼吸の目立つ体質に四逆散。おおざっぱに書けばそれぞれこんな症状を呈しやすい。

 このような体質と病状を呈する人に、大柴胡湯だけでは胃や肝胆症状しか改善できず、気鬱症状は取れにくい。煎じ薬なら大柴胡湯に甘草を加えれば、それだけで両者の効能を同時に発揮できそうだが、手っ取り早くは各エキス製剤を半量ずつ合方することで目的は十分に果たせる。

 血の道症が合併している人にはさらに加味逍遥散を合法すればジャストフィットするケースも珍しくない。

 このような寝言に似た合方は、現実に各地方から来訪される複雑に拗れた虚弱体質の人達に、しばしば行なう合方で、優れた効果を発揮することが多いので記してみた。

 なお、加味逍遥散は女性に限らず、しばしば男性の更年期障害?にも適応する。

 但し、合方時の配合比率には当然のことながら創意工夫を要する。

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IMGP5580 posted by (C)ヒゲジジイ

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IMGP5588 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:12| 山口 ☁| 大柴胡湯や茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)の真実 | 更新情報をチェックする

2011年05月24日

相当な変人!?

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IMGP5045 posted by (C)ヒゲジジイ

 最近、人に紹介されて来られる人が多いのだが、よほどの変人だから気をつけるようにかなり注意されている模様。

 すなわち、

 ※お気軽な相談をもっとも嫌っていること。

 ※真剣で真面目な態度が見えないと、頭が回転しないという初老期特有のワガママ者であること。

 ※どんなに回りが熱心でも、漢方相談の本人自身がシブシブ連れて来られた、という本当のことがバレると、頭がフリーズして絶対にお断りされること。

 ※真剣で真面目に通う決心の人には完璧に気を許し、無い頭を振り絞って全精力を傾け、考え過ぎて仕事中は食欲が無くなってフラフラになること。

 ※名案が浮かばなくなると哲学の煙をくゆらしに換気扇の下に折々に逃亡すること。

 ※子供さんやご高齢者の漢方相談は、ご家族が少なくとも過去に村田漢方堂薬局の利用者でない限りは、懇ろに断られてしまうこと、などなど。

 紹介してくれる人は、ヒゲジジイのトウヘンボクには慣れている人達が多いので、最初が肝腎なことをこんこんと説いてくれているらしく、本気モードの人が多いので助かっているが、少数ながら中途半端で長続きしない人が混じるのは、人の世の常として止むを得ないことだろう。

 そういえば昨今、右半身は加味逍遥散合茵蔯蒿湯、左半身は延年半夏湯証という極めて珍しいケースに遭遇したが、右と左の証候が交互に出没するに至っては、まるで二重人格ならぬ二重肉体のようである。

 とはいえ、このブログも昨今は上掲のブログランキングのバナーをクリックしてくれる人があまりに少ないので、継続する意欲を失っている。
 ただ雀の写真を掲載したい意欲だけでシブシブ継続しているに過ぎない(苦笑。

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IMGP5046 posted by (C)ヒゲジジイ

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posted by ヒゲジジイ at 23:09| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年05月22日

アトピー再発のきっかけは食事の不摂生が最も多い

飛び立つ寸前にパッチリっ!
飛び立つ寸前にパッチリっ! posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピー治療に食生活の改善は欠かせない。その努力と相俟って漢方薬がスムーズに効果を発揮する。

 すでに9割以上の安定した寛解を得た人でも、2〜3年も経たないうちにハメを外して暴飲暴食とまで行かないまでも、次第に食事内容に乱れが生じると、5月のような異変が生じやすい季節になると、眠っていたアトピーが突然に暴れだす。

 現実にそのよう人が今年は少数ながらおられたが、大いに反省して昔の苦しかった時代を思い出して火消しに専念されている。

 女性では髪を染めたり、化粧を再開することも危険因子であるが、さいわいこれらを再開してひどく再発した人はいまのところないが、危険性を孕んでいることには違いない。

 過去にはエステに行って再発した人もいるので注意が必要である。

 ところで、この春に新たに来られた遠来者は、いずれも見かけは7〜8割寛解と言える外見なので些かとまどっている。
 これまで大多数が、誰が見ても酷いアトピーだと外見で分かる重症者ばかり。

 彼等や彼女等の相貌では従来なら7〜8割はよくなったねっと喜ぶべき外見であるから、些か勝手が違うのである。

 高い交通費を使っていずれも関東地方から、本当に根気が続くのだろうかっと些か危ぶんでいる。もしかして要求が高過ぎる人達かもしれない。

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FSC_9041 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 21:38| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

加味逍遥散合茵蔯蒿湯で多彩な領域に適応する女性達

シジュウガラ
シジュウガラ posted by (C)ヒゲジジイ

 ふっと数えてみたら、加味逍遥散合茵蔯蒿湯の合方を主体に他剤と併用して様々な疾患に応用して成果を上げているケースが相当な人数に上ることに些か驚いている。

 本気で通える人だけをターゲットに漢方相談を受けている少数精鋭の村田漢方堂薬局において、加味逍遥散合茵蔯蒿湯を主体に使用されている人が二桁を軽く超えていることに今更ながら驚いている(苦笑。

 みなさんいずれも様々な西洋医学治療や漢方治療でほとんど無効だった人達ばかりだから、相当に頑固で根深い慢性疾患ばかりである。
 それゆえこの二種類の方剤が主体になりながらも、他にも必要不可欠な方剤や中草薬の併用を必須としている。
 広い分野に応用して効果を上げているが、これが中医学の本領というものだろう(笑。
 
 大学病院に長年通っても治らなかった強烈な慢性頭痛、胆嚢炎や胆石症、慢性疲労、肝斑及び顔面の各種色素沈着、更年期障害、不定愁訴症候群、自律神経失調症、鬱病、多くのアトピー性皮膚炎の女性達、三叉神経痛、交通事故後遺症や脳脊髄液減少症、重症の緑内障などなど、まだ思い出せばなおも数例出て来ることだろう。

 すべて現在進行形で、一定の効果が出ている人達ばかりである。

 特筆すべきは、一見、補中益気湯証を思わせるような重度の慢性疲労症であっても、既に補中益気湯を服用して効果がなかった人でも、舌証などからは中気下陥は否定され、肝鬱脾虚に肝鬱化火を伴っているケースでは、補中益気湯で無効な慢性疲労が一気に効果を発揮している。

 またすでに加味逍遥散製剤(白朮を蒼朮で代用した問題の方剤)を服用していた人でも、正しく白朮が配合された方剤の使用で、しっかり効果を発揮した例は珍しくない。
 他の併用方剤のバックアップ方剤の効果も否定できないが、現実に多々見られる現象である。

 まあ、ともかく加味逍遥散合茵蔯蒿湯を必要とする体質者がいかに多いことかっという本日のお話。

 ところが三十数年前には、加味逍遥散合桂枝茯苓丸こそ最も多かったのだが、実に隔世の感がある。当時、和漢薬誌の299号つまり1978年4月号に「加味逍遥散加桂枝桃仁について」と題した拙論が掲載されているが、今更ながらとてもなつかしい(笑。

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ASC_2806 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 23:13| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

アトピー性皮膚炎5月の悪化は例年以上に数が多い

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IMGP3759 posted by (C)ヒゲジジイ

 例年、春と秋の季節の変わり目にはアトピーが悪化しはじめ、どうしようもなくなって新人さんが訪れる季節でもある。

 昨年秋には男性ばかりが多かったが、今年の春は男女五分五分。

 わざわざ遠路はるばる来られるからには、それまでの地元の漢方治療に行き詰まり、次第に悪化しつつある状況下で、しかもタダでさえ悪化しやすい5月である。

 悪化しやすい5月とはいえ、一年以上通って8割以上寛解の安定期に入っているベテランの人達でさえ、なんとっ!今年ばかりは5月に入って急に一時的に軽度ではあるが再燃したという人が多い。
 
 みずからの微調整で数日で治まったというベテランの人達が多く、漢方薬の補充に来られたついでに事後報告される。
 一部のベテランさんは、急な久しぶりの痒みに微調整のヒントを求めるメールも届く。

 ましてや一年以内の新人さん達ともなると、せっかく順調に寛解に向かっていた人達なのに5月になって多かれ少なかれ再燃がみられる。
 このように順調に経過している人達が5月になって軽度ではあっても再燃した頻度は例年に比べ物にならない。

 そのような遠方の新人さんたちにメールでアドバイスする日々が続いているので、ブログを更新する気になれなかった。

 年々、やって来られる人達のアトピーの性質が、やや変種に近いタイプが集まる傾向が強いので、様々な微調整にはかなりな工夫を要する。でなければ、遠路はるばる来られなくとも、既に地元で寛解しているはずである。

 それにしても、昨年から一昨年にかけて、背水の陣で来られた重症の女性達。
 一人は8割以上の寛解を得たところで一年も経たないうちに今年になってプッツリと音信が途絶えた。
 もう一人は数年以内に治らなければ自殺を考えていると涙ながらに来られていた女性も数年も経たないうちにようやく8割近くの寛解を得たところで、同様に今年になってプッツリと音信が途絶えた。

 あの複雑な配合方剤の服用を半年近くも絶ったまま、今頃この鬼門の5月に再燃して苦しんでいるのではないだろうか?
 ときどき思い出しては心配してあげているのだが、これだから日々ストレスは尽きない。

 運よく即効を得てあっけなく寛解に向かった人ほど、短期間で音信不通になるケースが多いが、咽喉元過ぎれば熱さを忘れるのたぐいかっ。

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IMGP4174 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 20:28| 山口 | アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2011年05月12日

高温多湿の日々に発した急性顔面湿疹と咽喉腫痛

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IMGP3220 posted by (C)ボクチンの母

 この急激な温度上昇と蒸し暑さに、雑事で疲労の極に達していた中年女性が、強烈な咽喉腫痛にともない寒気と熱感が交互に来て、やがて顔面の熱感の強い急性湿疹が出現した。

 同時に胸苦しく肺系統もやや深くやられた気配。

 涼解楽(銀翹散製剤)を主体に茵蔯蒿湯に黄連解毒湯、小陥胸湯加味製剤に板藍茶の併用によって数日で7割以上の改善を得たとの報告を持って本日、補充注文に来られた。

 常連さんに近いお馴染みさんともなると、ぐいぐいと腕を上げられているが、途中、電話で指導を仰がれた時に、もっとも重要な涼解楽が欠けていることを指摘していた。

 極端な疲労時に咽喉腫痛を伴った風邪を引いた上に、チャドクガにでもやられたのか?、涼解楽を加えた時よりも、その後に黄連解毒湯と茵蔯蒿湯を追加した時になって、湿疹が改善するのと同時に、急速に咽喉腫痛が軽減したといわれる

 ご本人自身の感想では、顔面の急性湿疹と咽喉腫痛が直結していたように思えてならないという体感があるそうである。

 まとめて復習すると、まず寒気と熱感をともなう咽喉腫痛と同時に呼吸器に異常を感じる。より具体的には気管支付近の熱感を伴う胸苦しさを覚える。
 そこでヒゲジジイに相談する前に、天津感冒片の少量を齧りながら、小陥胸湯加味製剤と板藍茶を服用。しかしながら強烈な咽喉腫痛の改善が得られないので、ヒゲジジイに電話をかける。

 ヒゲジジイの返事では天津感冒片の少量を齧る程度では間に合わないので涼解楽をまともに服用せよとアドバイス。
 涼解楽を追加すると咽喉腫痛が多少軽減したが、翌日くらいから強烈な熱感を伴う顔面の湿疹が突然勃発。

 もしかして外出が多かったのでチャドクガにでもやられたか?という可能性を感じる。

 そこで自主的に黄連解毒湯と茵陳蒿湯をさらに加えたら上記の通りの結果だったということ。

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IMGP3309 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 13:32| 山口 ☔| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

急激な気温の上昇で体調を狂わせている人が続出

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IMGP3062 posted by (C)ヒゲジジイ

 この急激な暑さに耐え切れず、昨日から薬局内のみならず各部屋にも冷房を入れた。

 今日は雨模様とも重なって蒸し暑さが尋常ではなく、エアコンなしには生きられない。電力を消費するヒゲジジイは非国民ともいえない。
 さいわい中国電力管内では、節電するには及ばない潤沢な電力があるといわれる。

 先日も中国電力管内でも節電を呼びかけるチェーンメールが出回っていたが、それはまったくのデマで、この区域で節電しても何の役にも立たないという報道がなされた。

 ともあれ、体調を狂わす人も続出で、アトピー性皮膚炎では一年以上続いている人こそ、この急激な気候変化に反応しないで順調な人が多いが、まだ新しい人達は、かなり順調に経過していた人達でも異変が生じている。

 すかさず清熱剤の増強を行っているが、この気候変動に慣れるまではしばらくは我慢してもらう必要があるかもしれない。

 地元近辺の人達も、寒気と熱感に咽喉腫痛を伴う風邪を引いた人や、がっくりと体力を喪失して牛黄製剤のお世話になる人など・・・。

 ヒゲジジイのような暑がりの寒がりは、しばらく前の厚着から一転、白衣の中は半袖シャツ一枚に裸足。長ズボンを脱ぎ捨てて下着一枚になりたい衝動にかられるほど、個人的には蒸し暑さで不快指数が極限に達している。

 そのうち一週間もしないうちに慣れるだろうけど、冷房ナシには生きられない(泣。

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IMGP3026 posted by (C)ヒゲジジイ


タグ:節電
posted by ヒゲジジイ at 17:08| 山口 ☔| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年05月08日

病気が治らない人の共通点

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FSC_8152 posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:関東の内科医師

 お久しぶりです…。。。

 開業して3ヶ月が過ぎました。
 医院を切り回すのが精一杯でブログの記事を書くこともできませんでした。

 今回は「病気が治らない人の共通点」と題して記事を書きたいと思います。

 病気が治らない人は…
 ご自分の身体で起きている病気のことを敵視しているのが共通点です。

 「その病気が、身体を生かそうと思い生まれている!」
 ということを感じようとする気持ちすらありません。

 「自分の身体なのに…
 こんな病気が起きていること自体、ありえないことだ!」

 「こんな自分を苦しめる病気は悪だ!」

 そんなことが共通点の様に感じます。

 でも、考えてください。

 そんな悪の根源の病気を
 「あなたの最大の親友である身体が作り得るのか?」
 ということを考えてください。

 そんなことすら考えようともしない人達の
 次にすること、それは。

 病気を敵視し
 そんな病気を他の責任として治す人を探そうとしています。

 でも…そんな病気は
 あなたの最愛の身体の中で起きていることです。

 そんな最愛の身体が
 あなたを裏切るのでしょうか?

 自分は身体が裏切るとは思いません。

 他人は裏切ることがあるかも知れません。
 でも、「身体はとても素直で裏切らない」という確信が自分にはあります。

 そんな謙虚な身体が
 「こうして欲しい!」と症状を出しているのです。

 そんな身体すら抱きしめられないばかりでなく
 敵視する人の心が病気を治しにくくしている現実に気づくべきだと思います。

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FSC_8417 posted by (C)ヒゲジジイ

ヒゲジジイのお返事メール:ブログへのご協力ありがとうございます。

 先生の提示される疾病観、大いに一理あるところで、病に悩む自身の生活態度や習慣についても反省しながら、漢方治療に打ち込む人達は、かなり困難な状態でも根気よく頑張り抜く傾向が強いように思われます。

> 病気を敵視しそんな病気を他の責任として

 という件については、しばしば「渡り鳥」さん達に見受けられる傾向が強いように思われます。

 腰が据わらず、多少の効果が見えても持久できずに焦り過ぎる。

 しばしば漢方薬の配合に余計な口出しをされるケースも多く、それではお好きにやって下さいよ、とこちらから匙を投げたくなったこともしばしば。

 ところが、その心配は無用で、多くは渡り鳥さんたちらしく、いつの間にか半年もしないうちに消え去って行かれます(苦笑。

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FSC_8086 posted by (C)ヒゲジジイ


タグ:渡り鳥
posted by ヒゲジジイ at 18:20| 山口 ☀| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

中医学的な「虚熱」のイメージ

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ASC_2170 posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の男性薬剤師

 昨日、先生の書かれた「漢方基本方剤の研究」の「六味丸」を読み返していたところ、陰陽の考え方が、今回の福島原発事故の冷却水と原子炉の関係にそっくりだと思い、メールしました。

 原子炉圧力容器内の燃料がたとえ僅かだったとしても冷却水が足りなければ原子炉はどんどん高熱になり、これが「虚熱」の状態と言うことではないでしょうか。

 そして、この冷却水の大本(大元?)を「腎」が担っており、その「腎」も含めたそれぞれの臓が原子力発電を持っているようなものなのではないのでしょうか。

 先生が警鐘を鳴らされている、温暖化で人参を含む温める漢方薬の使用に注意が必要だと言われている状況も、循環している冷却水の水温が下がりきらず(上昇しており)、本来の冷却機能が得られない状態なのではないか。と、ふと思いついたままにまたメールさせていただきました。

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GSC_3428 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:大変面白い解釈で、しかも一理ある喩えだと思います。

 中医学理論を深く学ぶ上では、そのようなイメージを用いて体得することは、とても有益なことと思います。

 温補薬の人参を用いる時の注意点としても、喩え話として中医学を学習される皆さんの参考価値は高いと思います。

 次回のブログにまた転載させて下さい(笑。

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ASC_1581 posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:虚熱
posted by ヒゲジジイ at 23:56| 山口 | 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2011年05月03日

ご高齢者の関節リウマチに対する漢方薬の考え方

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KSC_6671 posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 50歳〜59歳の男性
簡単なご住所 : 東海地方
具体的な御職業 : 薬剤師
お問い合わせ内容 : 初めてメール致します。

 漢方は全くの独学であります。先生のホームページを見させていただいたり、本を読んだりしております。

 先生にリウマチの治療で教えて頂きたいことがありましてメール致しました。
 80台半ばの女性で、5年ほど前にリウマチを発症、高齢でもあり開業医の勧める、専門外来での生物学的製剤の治療を拒否しアザフフィジンとロキソニンのみで治療中されていましたが、午前中の腕の痛みとこわばりが強く、また冬場は特に悪く、体を温めると気持ちが良いと使い捨てのカイロを多用されていました。

 舌所見は、舌質は淡紅で痩薄、舌苔は中央部のみ薄い白色に黄色があり、全体の潤いはありません。
 両手首の関節は腫れ熱があります。桂枝二越婢一湯加朮附湯または疎風定痛湯に地竜が基本にはなると先生のホームページで見させていただきました。

 高齢で舌の痩薄と乾燥が気になり、このような時には六味丸などを追加すべきなのでしょうか、それとも関節の腫脹があり追加しない方がいいのせしょうか。
 口渇は高齢のためかありません。

 先生のご助言を頂ければ幸いであります。どうかよろしくお願い致します。

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DSC02742 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:拝復

 文面を拝見する限りでは、舌証のご報告からも気血両虚に肝腎不足の風寒湿痺の典型的な証候のように思われます。
 つまり独活寄生湯証が主体で、患部の熱証に対しては「適量の地竜」を適宜加えて対処できるように思います。

 あくまで「適量の地竜」であって、ときとして地竜が過度に冷やす場合は不要になる時期もあるかもしれません。といっても、患部の熱証が強い場合は、地竜は不可欠となるケースも多々あり得ます。

 ご高齢者にはときとして桂枝二越婢一湯加朮附湯中の麻黄や石膏などが差し支える場合もあり得ますので、なるべく使用を避けたいものです。
 
 以上、簡単ではありますが、取り急ぎお返事申し上げます。

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KSC_5163 posted by (C)ボクチンの母

おり返し頂いたメール:早々にご返事いただき、しかも本当に貴重なご指導をありがとうございました。
 村田先生からご返事をいただき感激し興奮しております。

 独活寄生湯は以前、本で痛痺に用いる漢方薬と読んだことがありましたが、まだ使用経験はなく、先生から教えていただき、調べたらクラシエからのみ販売されていました。
 早速使わせていただきます。

 先生のHPは銀翹散を調べていて偶然に発見し、以来、頻繁に(ほぼ毎日)拝見させていただいております。非常にクリアカットに説明される漢方理論に、気がつけば引き込まれ、先生のお書きになったページをあちらこちらに飛び回っており、そして、非常にありがたく読ませていただいております。未熟な薬剤師でありますが、これからも先生のご指導を賜れたならばこの上ない幸せであります。どうかよろしくお願いいたします。

 先生におかれましては、さぞやお忙しい日々をお送りのことと思いますが、病気で苦しむ方々のみならず、私も含め医療に携わる人々にとっても大切なお方であります。
 どうかご自身のご健康にも留意され1日も長く現役を続けられ、先生のクリアカットな漢方理論や厳しくも至極当然であるご意見を今後も発信され、我々を導きくださるよう切に願っております。

 本当に先生のHPを観てよかったです。ありがとうございました。
 また、先生に独活寄生湯を使用した結果をメールさせていただいてもよろしいでしょ
うか。

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FSC_7245 posted by (C)ヒゲジジイ

おり返しヒゲジジイのお返事メール:当方のブログやHPを読んで頂いているとて、少しでもご参考になれば幸いです。

 ところで、ご参考までに、独活寄生湯はクラシエさんだけでなく、イスクラさんこそ早くから独歩丸などの変名で発売されています(苦笑。

 ともあれ、理論通りに患者さんに効果が出てくれるとよいですね。

 例によって後日、ブログに利用させて頂きますので、悪しからずご了承下さいませ。

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KSC_6730 posted by (C)ヒゲジジイ

おり返し頂いたメール: 先生のブログに載せていただけるなんて光栄であります。どうもありがとうございます。

 独活寄生湯はイスクラさんからも出ており、そちらの方がが早かったんですね。実は、以前に先生のHPを拝見し、良質の銀翹散製剤がほしくてイスクラさんに販売の許可を申し入れたのですが、市内にすでに扱う薬局があることを理由に協力会から入 会を断られました。先生がお薦めの良質の銀翹散製剤がほしかったのですが残念でした。

 仕方なく銀翹散製剤はクラシエさんとウチダ和漢薬さんのものをおいて、もっぱら自分が飲んで効果を具合を比べています。
 友人の医師にも勧めたところたまに買いに来てくれますし、さらにその医師が患者にも紹介してくれて、「先生に言われた」と買いに来られることもあります。が、私が飲んでいる方が売れるよりも絶対に多いと思います。店主が休むわけにはいきませんから。

 先生、本当にありがとうございました。
 今後もご指導くださいますよう改めてお願い申し上げます。

KSC_6730a
KSC_6730a posted by (C)ヒゲジジイ




posted by ヒゲジジイ at 08:28| 山口 | 各種膠原病や関節リウマチやシェーグレン症候群など | 更新情報をチェックする

2011年05月01日

老いも若きも「たかじんのそこまで言って委員会」が彼女達の話題

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GSC_2818 posted by (C)ヒゲジジイ

 久しぶりに観たテレビ番組。
 「たかじんのそこまで言って委員会」こそはテレビで唯一、胸がスカッとする番組。同類の日本人がまだまだたくさんいることに少しはホッとする。
 この腐った日本にもまだ希望が持てるかもしれない。

 ところで、「想定外」を連発する学者も政治家も「非武装中立論」を唱えるおめでたい連中と同類である。彼等の共通した点は想像力の欠如。だから起こっては困ることはすべて彼等にとっては「想定外」となるらしい。

 村田漢方堂薬局に出入りする漢方ファンの女性達は、老いも若きも受付嬢としばしば「たかじんのそこまで言って委員会」が話題になっている。

 彼女等のおしゃべりがはじまると、いつもカメラを持って裏庭に退散するのだが、ふと気が付けば、この日本には桜井よしこさんのように頼もしい女性達が意外に多いことに安堵する。

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ASC_0358 posted by (C)ボクチンの母ASC_0323
ASC_0323 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 21:15| 山口 | 漢方相談室での談話風景 | 更新情報をチェックする