2011年04月14日
愛用の風邪薬は参蘇飲
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人に奨める機会は比較的少ないものの、ヒゲジジイ自身が愛用する風邪薬は参蘇飲(ジンソイン)。
風邪の初期症状に、これを一服でほとんど治ってしまう。気虚感冒に有効な方剤とは実に言い得て妙。
忙しい日に、大声張り上げて喋り続けていると、夕方頃から咽喉がいがらっぽくなって軽い咳が続くことがある。そんな時には板藍茶とともに参蘇飲の一服で雲散霧消するのが通例である。ダメ押しに5〜6時間後にもう一服しておけば、これで完治。
同様な症状に見舞われると、多くの人が板藍茶とともに天津感冒片の少量を齧るように服用して治すことが通例であるが、ヒゲジジイはもともと身体の方もトウヘンボクだから、天津感冒片が適応することは滅多にない(苦笑。
幸いなことに最近、小太郎漢方さんがあらたに品質優秀な参蘇飲エキス顆粒を発売されたが、この製剤ならヒゲジジイの場合、ほとんど一服だけで未然に本格的な風邪を防ぐことが出来る。
小太郎さんと言えば、参蘇飲エキス顆粒剤の新発売と同じ時期に、柴芍六君子湯(サイシャクリックンシトウ)も新規に発売されている。
これまでなら脾胃気虚で肝気鬱結を伴うケースでは、六君子湯に四逆散を併用して効果を上げていたが、今後は柴芍六君子湯にまとめることが可能となる。
以上、小太郎さんの宣伝ばかりを行なってしまったが、新規の漢方製剤の許可を得るに当って、ヒゲジジイのアドバイスのほとんどを聞き入れる奇特なメーカーさんだけに、大いに宣伝したくなるのも人情というものだろう(笑。
以前はウチダ和漢薬さんこそヒゲジジイのアドバイスを積極的に取り入れ、生薬製剤二号方をはじめ雲南貴精や雲南片玉金、霊丹参など、多くの製品を送り出したものだが・・・昨今はさて?
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posted by ヒゲジジイ at 23:45| 山口 | 時代的な傾向や使用頻度が増加中の漢方薬方剤
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