2011年02月07日
頑固な慢性疾患は五臓六腑の寒熱虚実が異なっている
飼い主の足にぶら下がって抱っこをせがむボクチン(笑 posted by (C)ボクチンの母
頑固な慢性疾患は五臓六腑の寒熱虚実がそれぞれにバラバラに異なっていることが多く、それゆえに西洋医学治療はおろか、一般的な日本漢方ではビクとも改善しないことが多い。
常々ブログでも書いていることだが、先日も東海地方の内科医の先生とお電話で話したばかりである。
東海の先生も、患者さんの中に臓腑経絡ごとに寒熱虚実がバラバラに異なっている病態に遭遇されているというお話。
さもありなむっ
中には直ぐには分析できないほど五臓六腑の寒熱虚実が複雑に錯雑しているケースもあり、正確な弁証論治を心がけつつ適切な漢方薬方剤の配合を熟慮し、時には数ヶ月〜半年以上もかかって試行錯誤の末、ようやく適切な基本方剤と微調整の傾向と対策が判明する根気の要る作業となることも決して珍しいわけではない。
だから、服用者もそれなりの覚悟と信念がなければならないが、その苦労に耐えた人達こそ明るい未来があるように思われる。
たとえ初回から速効が得られた人でも、裏には裏があったということもあり、初期の速効だけで安心できるとは限らない。
慌てて逃げるシロハラ posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 10:39| 山口 🌁| 中医漢方薬学
|