2011年01月10日

みずから少腹急結の典型的な徴候を訴える子宮筋腫の女性

雨の中をシロハラがやって来た
雨の中をシロハラがやって来た posted by (C)ヒゲジジイ

 昨年暮れからほとんど日が照ることがないので、思うように鳥を撮影することができない。今日も雨の中を屋根の下から高感度撮影して鬱憤を晴らす。

 そろそろブログを更新しておかないと・・・そう言えば昨年、みずから少腹急結の典型的な徴候を訴える女性がいた。

 閉経後も子宮筋腫が災いして様々な自覚症状を訴え、婦人科でも定期的に検診を受けている。
 なるべく手術をしたくないので、ということで桂枝茯苓丸加薏苡仁に猪苓湯、田七末などで様子をみていたが、それほどパッとしない。

 そのうち過労と精神的なストレスが昂じた後、少腹急結の典型的な徴候をみずから訴えることがあった。すなわち左下腹部の異常など・・・そこで主方の桂枝茯苓丸を中止し、桃核承気湯に切り替えたところ、速効で体調もすこぶる良好となり、膀胱の圧迫症状なども即座に解消した。

 次の検査では明らかに子宮筋腫が縮小したと医師に告げられた。

 おりおりに漢方薬を利用されている人は、漢方的に必要な表現力をいつの間にか身につけられ、症状の訴えが的確な人も多い。

 こういう人ばかりだったら弁証論治の苦労も少なくて済むのだが・・・(苦笑。

もちろんメジロ
もちろんメジロ posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:桃核承気湯