2011年01月28日

平成23年 新年のことば「漢方の臨床」誌1月号

山茱萸とメジロ
山茱萸とメジロ posted by (C)ボクチンの母

 以下は平成23年 新年のことば「漢方の臨床」誌1月号に掲載されたヒゲジジイの拙文。
 新年おめでとうございます。

 昨年は待望の補気建中湯エキス製剤が小太郎漢方製薬さんから新発売されました。同時に荊防敗毒散などエキス製剤としては、はじめての漢方処方が新発売されました。また、数ヶ月前にはまさかと思われた延年半夏湯のエキス製剤も発売されました。

 補気建中湯は、脾虚に伴う一般的な浮腫にも気軽に応用できる便利さがありますが、脾虚水滞で軽度の肺熱に肺胃陰虚を伴う腹満や腹水に有効で、各種悪性腫瘍の末期に生じる腹水や胸水に、時に著効が得られることがあります。

 荊防敗毒散は、抗生物質が効きにくい蓄膿症に応用されたり、咽喉腫痛を伴う風邪やインフルエンザにも応用されるなど、今後ますます注目を浴びることになるだろうと思われます。

 補気建中湯などは、以前から各社に「世のため、人のため、採算を度外視してでも是非作って」くれと強く働きかけて来たのですが、小太郎さんがとうとうやってくれました。

 延年半夏湯に関しては(個人的な話で恐縮ながら)若い頃より愚妻が慢性膵炎様の症状に苦しみ、長年の延年半夏湯の服用で救われた、とても思いで深い方剤ですが、このようなやや特殊な方剤までエキス製剤を発売されるとは、実に感激ものでした。

 ともあれ、これまでなかった各種エキス製剤が続々と発売されることで、薬系漢方に活気と活力が戻って来ることを期待したいものです。

山茱萸と雀
山茱萸と雀 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 15:29| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

ネットで漢方を研究して来る人が多く・・・

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DSC_5460 posted by (C)ヒゲジジイ

 そこまで知ってるなら遠路はるばるやって来なくとも地元でいいのではないのっと言いたくなる人が次第に増えている。

 ところがその多くは「自分の地元はダメだっ」という。

 日本漢方ばかりで弁証論治の話が通用しない、虚証や実証の話ばかりで五臓六腑や寒熱虚実に無頓着だから相談にもならない・・・

 というのでうっかり虚実中間証もいまだにやっぱりあるのかね〜っと思わず茶々を入れてしまった(苦笑。

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DSC_5458 posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 15:01| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

マイナス3度に下がった明け方5時にゴミ出しに出て胸痛発作

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DSC_5519 posted by (C)ヒゲジジイ

 九十歳前の常連さんからのご報告である。

 1月16日はマイナス3度が続き、溜め水が凍った日の明け方5時にゴミ出しに出たところ、ひどい胸痛と胸苦しさに襲われ、帰宅後直ぐに牛黄製剤を頓服したら速効で治まったという報告である。

 日頃から身体の異変が生じた場合は、直ぐに常備されている牛黄製剤を服用して病院に駆け込むようにアドバイスしていたのが良かった。

 症状から察するに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)が疑われるので、症状が改善しても病院で診断を受けるべきことを伝えるが、頑として聞き入れてくれない。
 過去、過敏体質のためか、何度も合成医薬品、つまり病院から出される各種の治療薬で激しい副作用を経験して極端な病院嫌いの人である。

 案の定、数日後の明け方にも軽度の胸痛と胸苦しさ、急激な血圧上昇(上が200)をみたが、今回も牛黄製剤の頓服で諸症状が雲散霧消し、血圧も直ぐに150に下がった。
 ついては今後、牛黄製剤を毎朝常用するので病院だけは勘弁して欲しいと言われる。

 その後、牛黄製剤を明け方に常用することで、現在のところ再発はないと言われるが・・・

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DSC_5534 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 18:05| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

悪寒が強い時の風邪は・・・

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IMGP4808 posted by (C)ヒゲジジイ

 会社から帰宅すると悪寒が強く明らかに風邪を引いて、今にも発熱しそうな状態だったが、手元には天津感冒片(銀翹散製剤)と板藍茶しかなかったのでそれらを服用したが悪寒は去らない。
 悪寒はあっても首の真裏の葛根湯証はまったく認められなかった。

 そこで卵酒を飲んで寝たら明くる日にはすっかり治っていた。

 このような時には本当ならどのような漢方薬を服用すべきだったのだろうか? というご質問である。

 風邪やウイルスに感染した理由は、一時的な「虚に乗じて邪(ウイルス)に侵入された」のだから、初期の悪寒症状と一時的な虚証に対して「参蘇飲」、これに「銀翹散製剤」の併用という方法が一般的で、葛根湯証や麻黄湯証が認められない悪寒であれば、なおさら参蘇飲を主体に運用すべきであろう。

 咽喉腫痛も無かったと言われるが、その場合でも参蘇飲に天津感冒片1〜2錠をトローチ的に併用するのが必須といっても過言ではない。板藍根の併用は当然。
 もしも明らかな咽喉腫痛を伴っていれば、参蘇飲のみならず天津感冒片の規定量(4錠)はほとんど必須となる。
 悪寒が去れば参蘇飲は中止となるが、胃弱者の場合はそのまま続けた方がよい場合もある。

参考文献:
2006年02月22日 現代の風邪・インフルエンザの一般的傾向


 そこで常備薬として参蘇飲も新たに購入され、天津感冒片と板藍茶も補充購入されて行かれた。

 ともあれ、先日ヒゲジジイの風邪には参蘇飲と荊防敗毒散に板藍茶の併用が適応していたので、このようなトウヘンボクな体質も折々に見られる。
 一方、受付嬢の風邪はいかにもインフルエンザ様であったが、涼解楽(天津感冒片と同一成分)に板藍茶、および辛夷清肺湯がしっかり適応していた。
 おそらく二人とも同じウイルスと思われるが、カクノゴトク適応方剤が大いに異なっていた。

 中医学における弁証論治では、トウゼン大いにあり得ることで、だからなかなかシロウトさんや、ちょっと齧りの医師・薬剤師でも、しっかりとした基礎知識と豊富な経験がないとピント外れの投与が続出するのである。

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IMG_4060 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:21| 山口 ☁| 風邪やインフルエンザ・咽喉痛 | 更新情報をチェックする

2011年01月22日

電気屋四肢厥冷事件

メジロ
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の美人女性薬剤師

 大寒の名の通り、厳しい寒さが続きますね。
 こちらでは50センチほどの積雪がなかなか溶けず、毎日雪かきに追われています。

 年明け早々、私も熱病?にやられました。
 薬局のマルチプリンターが壊れたので、新しいのを探しに主人と電気屋巡りをしていて、”電気屋四肢厥冷事件”を起こしました。

 うちの主人は、電化製品を購入するとき、あ〜でもない、こ〜でもないと吟味し、値段や機能等を比較して数軒の電気屋を巡る人種で、こちらはスポンサーでついて回りなのですが、電化製品音痴の私にとっては大変に苦痛な時間・・・。

 この日も2時間ほどグルグルと回り、脾気下陥し、頭がクラクラとしてきました。
 しばらくすると、動悸が激しくなり、何だか息が詰まって苦しく、手足から冷や汗が出て、その場に座り込んでしまいました。
 体の中は火照った状態で、ノドも乾きとても息苦しいのです。

 結局、電気屋のお勧め品を購入し、家にもどって四逆散を飲んで落ち着きました。
 まさしく、肝気が欝結して気機不通となり、陽気が抑圧されて四肢に到達できない状態だったのでしょう。

 最近、更年期を迎えてこのようなことが頻繁に起こります。
 朝から清陽が昇らず、濁気は降りないので、午後からになると体に熱が籠もってきます。

 昨日も特に、喉の痛み、鼻水、咳などの風邪症状はなく、37度8分くらいの微熱と手足の抜けるようなだるさで、”早く横になりたい・・・・早く一日終わってほしい・・・”と思いながら仕事。
 臨時の薬剤師は喜寿を迎えた叔母なので、そうそう頼むこともできず・・・。

 朝から柴胡剤系列で様子をみていましたが、午後に症状が顕著になり、”あっ・・・そうか”と、竹茹温胆湯+黄連解毒湯で症状がキレイにとれて、今日は元気一杯に働けました。

 年齢に伴う脾肺の弱り+肝腎不足に伴うホルモン系の変化が、疏泄の中枢の少陽経に負担をかけているのだろうなぁと思っています。
 先日亡くした友人のように、突然死する年代に入ったのだから、無理はできないですね・・・。

ヒヨドリ
ヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:おたよりありがとうございます。

 この度の処方運用、とても興味深く拝見しました。
 この極寒の季節に、何とナントっ!四肢厥冷の原因が厥陰虚寒や少陰陽虚ではなく、陽気内鬱の四逆散証だったとは、とても参考になりました。

 さらには竹筎温胆湯+黄連解毒湯の適応証とは・・・しばらく考え込んでしまいました。

 面白い使い方をされるものだと関心するやら考え込むやら・・・そういえば、数年前、寒いさむい東北地方から、日本流で言えば典型的な虚証の女性が来られましたが、村田漢方堂薬局にたどり着くまでには数年毎に高名な先生方の漢方を続けられていました。

 ところが不思議なことに、どの先生も気付いておられなかったことは、この女性には黄連解毒湯証が合併していることでした。
 日本流の虚証概念が災いして、補剤中心の配合ばかりが出されているために、もう一歩の体質改善が出来なかったわけです。

 本日、常連さんの奥さんから興味深い報告がありました。
 先日、ご主人が寒い寒いといって会社から帰って来られ、咽喉腫痛とひどい悪寒を訴えるので、涼解楽(銀翹散製剤)に藿香正気散を合わせてしこたま飲ませたら、明くる日にはケロッと治ってしまったそうです。

 日頃から常連さんには処方運用のヒントを繰り返しアドバイスしているので、咽喉腫痛や悪寒に対する対処方法でも、葛根湯を使用すべきときや藿香正気散が適切なとき、あるいは参蘇飲を併用すべき時など、よく学習されれる人は、並みの専門家よりも上手です。

 研究熱心な常連さんには荊防敗毒散と銀翹散製剤(涼解楽や天津感冒片)の使い分け、適応証の研究をしてもらっているほどです(笑。

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IMGP4734 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 15:31| 山口 ☀| 漢方薬の即効例 | 更新情報をチェックする

2011年01月21日

超ハードな仕事を頑張っている男性からのおたより

最近しばしばやって来るシロハラ
最近しばしばやって来るシロハラ posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾
【 年 代 】:20〜29歳の男性
【 具体的なご職業 】:ファミレス勤務
【 おたより 】:

拝啓、村田先生、奥様。

 先生方と一年程のお付き合いになり、改めて御礼を申し上げたく、お問い合わせフォームより連絡差し上げた次第です(笑)
 当初は夫の私の過敏体質で、先生の頭を煩わしてばかりだったのを思い出します(苦笑)

 先生が提案してくれてる処方を経費の関係でゴネたり、間違ってた自分の漢方知識で、勝手に処方を挙げてみたりと無礼の数々でしたね…。

 でも、試行錯誤と先生のアドバイスにより、結局は、麝香や牛黄製剤の高額、高貴薬を主体とした3種類の配合に落ち着いた次第です。

 現在私は、パニック障害と闘っているのですが、西洋薬とヒゲジジイ流中医漢方薬学で、完治こそしないものの、ハードワークの中で充実した生活を送る事ができています。

 妻の方も幼い頃からの虚弱体質と重い貧血がかなり改善されているので、夫婦共々、本当に感謝しております。

 何故、お問い合わせフォームにしたのかは、ブログを見てくる新患の方や既に、お付き合いがある患者の方に伝えたい事があるからです。

 それは、自費の漢方だから、経費をかけても、自分が健康を願って、先生方とお付き合いしてる事を肝に銘じて欲しい事、そして、中途半端な気持ちで多忙な先生方を煩わせて欲しくない事、村田先生は、一見偏屈ですが(笑)患者のクオリティオブライブを思って真剣に考えた弁証論治の上、処方を提示してるので、疑わず、ごねず、試行錯誤して、患者本人が自分の体質を知り、自分と向き合い、患者自身が心身共に成長する必要がある事。

 こうした条件に応えれる覚悟が真剣にある人だけが、治療を受けるべきだと私は考えています。

 若年者が偉そうに、申し訳ないのですが、私も人と接するサービス業についていますので、多くの人が、礼儀がなく、不遜である事を知っているからです。

 良き先生方、良き患者さんにより、今後も村田漢方堂薬局の更なる発展とご活躍を期待しております。

 どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。
                         敬具

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DSC_2845 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:この度は思いがけず、ブログへのご協力ありがとうございますっ!

 思い返せば、最初に来られた頃は、漢方知識がおありなのはよいが、こちらのやる気を失せさせるような様々に提示される理屈に、些かウンザリさせられたことがあったのはご承知の通りでした(苦笑。

 でも、せっかく遠路はるばる通って来られるので、できるだけは我慢して様々にアドバイスするうち、結果的にはとても勘のよい人だということが分かって、半年経つころには、お互いに和気藹々になれたことはさいわいでした。

 直ぐにはアドバイスが受け入れられないこともあったようですが、後になって様々にテストされ、ご自身でもかなり創意工夫してくれたお陰で今日の状態まで漕ぎ着けたのだと思います。

 自費の漢方だから一定の経費は止むを得ないとしても、それ以上に大切なのはやはり貴方のように人一倍熱心な根気と努力こそ必須のことですね。

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DSC_2936 posted by (C)ヒゲジジイ

おり返し頂いたメール:今日もご苦労様でしたっ!

 懐かしく思う早き一年でしたが、良き思い出です。(笑)

 ブログに転載して頂けるとの事で、恐縮ですが、嬉しい限りです。

 良い患者様との出逢いと受付嬢を悩ませる、お気軽、不遜な電話が減る事を願ってやみません(笑)

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DSC_3037 posted by (C)ヒゲジジイ

2011年01月20日

数種類の漢方製剤が必要な人が「こんなに飲んで大丈夫ですか?」

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DSC_6785 posted by (C)ヒゲジジイ

 何が大丈夫でないのか?・・・一瞬どういう意味の質問なのか不明で些か戸惑った。

 久しく聞かなかった愚問である。

 貴女の財布が大丈夫でなければ・・・止めますか?

 結局は、これ以上の返事以外に何も思いつかないのだった(苦笑。
『中医漢方薬学』では、病気を解決するための漢方薬の組み合わせの法則(配合法則)として、

 @病気の直接的な原因となっている「内外の病因」を除去する漢方薬。
 A五臓六腑の機能を調整する漢方薬。
 B体内に流通する気・血・水(津液)・精の疎通あるいは補充を行う漢方薬。


という三方面の漢方薬を配合することが鉄則となっています。

 一般的な病気では、この三方面の働きを2〜3種類くらいの漢方製剤でまかなえることが多いのですが、こじれた慢性疾患や多種類の疾患が複合している場合、および難病系統では内・外の病因が複雑化しており、五臓六腑の機能失調の状況や、体内を流通する気・血・津液・精の盈虚通滞(量的に過剰か不足か、流通が過剰が停滞かなど)における病理現象が複雑化していることが多いため、3種類以上の漢方製剤が必要となることが多いものです。もしも、この必要不可欠な配合を無理に節約すると、治せる病気も治せないことになります。
 上記のように中医漢方薬学療法の御案内に書いている通りだが、当方のサイトをしっかり熟読してやって来た、というのは真っ赤な嘘だった、ということになりますねっ。

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DSC_6896 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:11| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

風邪が治った後の鼻声に辛夷清肺湯

飛んでるヒヨドリ
飛んでるヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 風邪が治った後の鼻声にも荊防敗毒散だけでも効くかどうかをテストしていたが、昨日も鼻声だけが残ってみっともないので、夜からは辛夷清肺湯を追加したら直ぐに鼻声がほとんど消えた。

 参蘇飲+荊防敗毒散で治った風邪だったが、この鼻声(要するに風邪の後に生じた軽度の急性副鼻腔炎)には、常套手段である辛夷清肺湯がピッタリ適応していただけのことである。

木の間に挟まれて宙吊りになったスズメ
木の間に挟まれて宙吊りになったスズメ posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:鼻声

2011年01月18日

イジメ社会、地に堕ちた我が国:ニッポン

シロハラを心配するあまり足を踏み外したメジロ
シロハラを心配するあまり足を踏み外したメジロ posted by (C)ヒゲジジイ

 例年、会社内のイジメによる体調変化で深刻な事態に発展して漢方相談を受ける機会が多い。

 多くは上司によるイジメであるが、女性同士のケースも男性同士のケースもそれぞれ同じくらいの数で多い。
 中には長期間出社できなくなって退職寸前に追い込まれるケースも希ではない。

 いずれも想像に難くないレベルの方剤、帰脾湯や加味帰脾湯あるいは加味逍遥散や四逆散、あるいは柴胡加竜骨牡蛎湯や桂枝加竜骨牡蛎湯などが主方になり勝ちだが、実際には麝香製剤や牛黄製剤が必須になったケースが多い。

 旧仏教系の寺院などの講話の中?でヒゲジジイを紹介されて来られたとい人が半数を占めるが、ヒゲジジイこそ、そのような相談にはモットも似つかわしくない人物だと思うのだが・・・。

 自他共に認めるデリカシーの欠如した者が、社会復帰の積極的なお手伝いが出来た多くの事例を思い出すと、些か不思議の感に堪えない。

 最近もほとんど社会復帰出来た人がおられるが、ボクチンのように可愛い女性だけに、いよいよもって感に堪えない(苦笑。

俺達仲間だろう
俺達仲間だろう posted by (C)ヒゲジジイ

不安げなシロハラを心配するメジロとスズメ
不安げなシロハラを心配するメジロとスズメ posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:イジメ
posted by ヒゲジジイ at 01:00| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

夜食の後、興奮して外に出て帰ってこないボクチン

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DSC08107 posted by (C)ボクチンの母

 夜間には摂氏0度近くになる昨今、昨夜はこの界隈でもマイナス2度以上も下がったらしい。

 夜食の要求に応じて与えた後、突然興奮して外出したボクチンがまだ帰って来ない。
 去勢しないままのボクチンだから、病弱でもその時期が来るとやっぱりオス猫である。ボクチンには既に春が来てしまった模様。

 ボクチンを待つ間、お問い合わせフォームを試作していたらこんな時間になってしまった。でも、まだ帰って来ない。

 これまでのお問い合わせフォームは使いにくいというご意見が多いので、ちょっと作ってみたが、今後も時間をかけてもっと工夫してみたいとは思うが、即興的に試作したものが以下の通り。

漢方薬(医薬品)に関連したご質問フォーム

 だからといって、くだらん質問は不要ですよ。通常はそんなにヒマな人間ではありませんからっ(苦笑。

追記:1時45分に無事ボクチンが帰宅。また夜食を要求するのでどうしたものか???
 あんまり甘やかすと人間様のように尿路結石や高血圧の原因になるし・・・アトピーなら激しい痒みを誘発すること請け合いっ!・・・とはいえ、これまで飼った猫の中では最高にカワユイのよっ!

 と書いていたら膝の上で丸くなって、もうイビキをかいている(嬉々。

凍った溜め水を茫然と眺めるシロハラ
凍った溜め水を茫然と眺めるシロハラ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 01:31| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

風邪やインフルエンザに荊防敗毒散は使えるか?

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DSC02577 posted by (C)ボクチンの母

 仕事始め前日になって、突然受付嬢が激しい咽喉腫痛を訴えると同時に高熱を発した。一時的に39度6分ということもあったが、多くは38度代が続いた。
 試験的に涼解楽(銀翹散製剤)を敢えて使用させずに、荊防敗毒散を主軸に板藍茶などを併用させてみたが、目だった効果はなかった。

 ヒゲジジイによる実験台になってたまるかと判断した受付嬢は、従来どおりに涼解楽に板藍茶、辛夷清肺湯などを駆使する方法に切り替えるとあっさりと解熱し、数日咳が残ったがその後完治した。

 受付嬢が治ったころから、ヒゲジジイも咽喉がいがらっぽくなっていたから天津感冒片の少量をトローチ的に使用していたが、発熱もせず元気もりもりだった。
 ところが、サッカー日本代表のシリア戦が夜中の1〜3時まであったその前後から、軽度の悪寒と軽度の倦怠感が出て来ていた。

 サッカー観戦のその日は睡眠不足が祟って、一日中なんとも言えないへんてこりんな気分だったが、軽度の悪寒を伴う明らかな風邪症状のようであった。受付嬢の風邪(おそらくインフルエンザ)がうつったと思われるが、症状の出方が微妙にことなっている。

 その日の夜は瞬間的に37度5分をピークに、それ以外の時はほとんどは36度7〜8分で推移していた。
 怪しいと思ったサッカー観戦前後から使用した方剤は、藿香正気散と参蘇飲に板藍茶。
 特筆すべきは咽喉の腫痛やいがらっぽさに対しては、明らかに荊防敗毒散が有効であり、軽度の悪寒を取るには荊防敗毒散だけでは弱く、参蘇飲や藿香正気散も必要とした。

 体感的にはヒゲジジイによく奏功したのは参蘇飲と荊防敗毒散の配合であったように思われる。

 土曜日にはまだ鼻声は残っているがほとんどすっきりと治り、午後からは久しぶりに小鳥達にエサを与えに外出できた。

 このように恐らく同じウイルスによる風邪(あるいはインフルエンザ?)であっても、中医学的な治療方法は異なり、杓子定規な漢方薬の運用は通用しないということである。

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DSC02585 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:59| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年01月15日

瘀血や藿香正気散などの活字が使えるか? テスト

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IMGP1557 posted by (C)ボクチンの母

瘀血あるいは血瘀血、活血化瘀、瘀滞
藿香正気散、黄芩、茵蔯蒿、川芎など

久しぶりに特殊な漢字類を記載してみるといつの間にかほとんど正しく反映されるようになっていた。

以上、本日はテストのみ。

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IMGP0754 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 07:52| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

奥様の吐き気止めを求めて来たご主人を叱りつけた話

ISO6400で撮ったメジロ
ISO6400で撮ったメジロ posted by (C)ヒゲジジイ

 数十年前からごくタマにやって来る高齢の男性が、昨日から奥さんが吐き気がすると苦しがるので、吐き気止めの漢方薬が欲しいとやって来られた。午後3時のこと。

 ノロウイルスにでもやられたのだろうが、奥様は一度も来られたことがないので体質がさっぱり分からない。だから病院にかかるべきだとお断りすると、風邪症状もなにもないが、ノロウイルスではないだろうというので・・・

 胃腸型の感冒の場合、一般の風邪とは異なるので・・・と言おうとする矢先に「胸を痛がっている」と言うではないかっ・・・

 突然、ヒゲジジイは血相を変えて、心筋梗塞ということもあるので、なおさら病院に行くべきだっ! とまるで怒鳴るような口調になった。

 「心臓で吐き気が来ることはないだろうっ」とまたまたとぼけた切り返しのジイサン。

 滅多に来ない人が、そんな重大な症状で苦しんでいるときに、どうして吐き気止めなどを求めてこちらに来るのか? 即刻病院に駆け込むべきではないかっ と本気で叱り付けた。

 「この時間(午後三時)ではどこも大きな病院は間に合わないので、明日でも連れて行こう・・・」とトンチンカンなご主人に、受付嬢が「近くの開業医さんでもよいのよっ、必要ならそこで大きな病院を紹介してくれるから・・・」

 「ところが愚妻は大きい病院でないと嫌がるので・・・」
 「なにをのんびりしたことを言ってるのっ! 大したことなければ幸いだが、もしも本当に心筋梗塞だったら命は危ないぞっ!」

 ここまで血相を変えて叱るのも、80歳近い高齢者が・・・それでなくとも昨今五十代前後の若さで急死する例があまりに多いからである。

 しかも5〜10年に一回来るか来ないかのご主人が、どうしてそのような怪しい症状のときにわざわざ漢方薬を求めてやって来るのか理解に困しむところである。

 結局、ヒゲジジイが怒鳴り散らすかのような説得にようやく納得して直ぐに近くの医院に連れて行くことを承諾して帰られた。

 常連さんたちなら牛黄製剤や麝香製剤を常備されているから、それらを服用してもらいながら即刻病院に行ってもらうところだが・・・といっても幸いなことにまだそのような事例は一度もないっ

とっても可愛いボクチンっ!
とっても可愛いボクチンっ! posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 20:52| 山口 ☁| 心筋梗塞および狭心症 | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

みずから少腹急結の典型的な徴候を訴える子宮筋腫の女性

雨の中をシロハラがやって来た
雨の中をシロハラがやって来た posted by (C)ヒゲジジイ

 昨年暮れからほとんど日が照ることがないので、思うように鳥を撮影することができない。今日も雨の中を屋根の下から高感度撮影して鬱憤を晴らす。

 そろそろブログを更新しておかないと・・・そう言えば昨年、みずから少腹急結の典型的な徴候を訴える女性がいた。

 閉経後も子宮筋腫が災いして様々な自覚症状を訴え、婦人科でも定期的に検診を受けている。
 なるべく手術をしたくないので、ということで桂枝茯苓丸加薏苡仁に猪苓湯、田七末などで様子をみていたが、それほどパッとしない。

 そのうち過労と精神的なストレスが昂じた後、少腹急結の典型的な徴候をみずから訴えることがあった。すなわち左下腹部の異常など・・・そこで主方の桂枝茯苓丸を中止し、桃核承気湯に切り替えたところ、速効で体調もすこぶる良好となり、膀胱の圧迫症状なども即座に解消した。

 次の検査では明らかに子宮筋腫が縮小したと医師に告げられた。

 おりおりに漢方薬を利用されている人は、漢方的に必要な表現力をいつの間にか身につけられ、症状の訴えが的確な人も多い。

 こういう人ばかりだったら弁証論治の苦労も少なくて済むのだが・・・(苦笑。

もちろんメジロ
もちろんメジロ posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:桃核承気湯

2011年01月07日

ようやくエンジンがかかりだしたのはよいがっ

ジョウビタキ(雌)
ジョウビタキ(雌) posted by (C)ヒゲジジイ

 常連さんのご紹介で来られたやや高齢の女性の坐骨神経痛。

 昨年末ギリギリに近い時に販売した漢方薬(10日分)が良く奏功していて、数日前に送ってもらえないかという常連さんを介した依頼があった。

 一昨年の6月以来、従来続けている人達のみ今年の5月一杯までは送ることはできても、新しい人に送付することは悪法によって禁じられているので申し訳ないが・・・とお断りしていた。
 
 やや高齢の理解力のある女性だったからなおさら申し訳ないと思いつつ、理不尽な厚生労働省を恨むべきで、村田漢方堂薬局が恨まれてはたまらないよ〜・・・とそんなことをウジウジ考え、この悪法が成立した経緯を思い出して・・・裏ではどんな利害関係が絡んでいるやもしれぬ・・・と様々に邪推しているところへ、当のご本人が遠路はるばる直接買いに来られた。

 薬代よりも交通費の方が高いかもしれないのに・・・4日間切れていたら、やっぱりよく効いていたのが分かるので、今回はまとめて購入したいということで一ヶ月分以上をお渡しすることになった。

 ところで、政府の行政刷新会議は3月に「国の規制仕分け」を行う予定で、その中の筆頭は医薬品の通販規制問題だという記事が本日の読売新聞に掲載されていた。

 ということで、民主党政権が潰れない限りは医薬品の通販規制が撤廃される可能性はとても高そうだが、それまでに民主党政権が崩壊しないとは誰も保証できないだろう(苦笑。

メジロ
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:48| 山口 ☀| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年01月06日

緊張の糸が張り過ぎて眠れないっ

な〜んだっカップメンかよ〜侘しいな〜
カップメンかよ〜侘しいな〜 posted by (C)ボクチンの母

 久しぶりの仕事がはじまり、午前中は閑散として・・・このまま開店休業なら楽なのに〜

 仕事始めの5日は朝からお断りすべきお問い合わせ電話ばかりが続いた。

 といっても僅か3件の問い合わせ電話だが、お断りするのにも気を使う。ちょっと言い方を間違えると、人によっては猛然と噛みつかれる場合があるから、恐ろしい世の中である。
 受付嬢の体調が復すまでヒゲジジイがすべて電話を取った。

 昼食時には常連さんがやって来て受付嬢と話が弾んで以後は、通常の如く来訪者が続いてまったくもとの仕事場に戻ってしまった。

 夜は平常の如く延長戦。

 そのまま緊張の糸が張ったまま、この時間になっても目が冴える(涙。

 昨年暮れの新人さんで「嘘みたいに症状が改善して漢方の威力に感謝」というお礼のメールが入って来た。
 
 これを励みに今年も頑張らねばっと自身を叱咤激励しているとますます目が冴えて来た(涙々。

心配顔のボクチン
心配顔のボクチン posted by (C)ボクチンの母



 
posted by ヒゲジジイ at 01:13| 山口 ☔| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

今日からまた気分を一新して頑張りたいところだが・・・

まだ昨年からの疲れが取れないよ〜っ
まだ昨年からの疲れが取れないよ〜っ posted by (C)ヒゲジジイ

 初日くらいはあまり忙しくならないで欲しい、というのが本音。

 書類?の整理に忙殺されていた愚妻は、とうとう正月休みの最終日になって風邪を引いてしまった。

 ヒゲジジイは独り、雪や雨にもめげず、鳥を追っかけたが収穫はゼロに等しいので腐っている。

 仕事始めの初日くらいは、エンジン全開にはならないので、おそらく多くの人が遠慮されて来客者も送り注文も少ないことを期待したい(苦笑。

 それにつけても関東の内科医の先生は、開業準備に忙殺されている模様。
 愚妻のようにうっかり風邪など召されなければよいが・・・医者の不養生は昔から有名で、紺屋の白袴(こうやのしろばかま)と云われるゆえんでしょう。

庭を散歩するシロハラ
庭を散歩するシロハラ posted by (C)ヒゲジジイ

シロハラ
シロハラ posted by (C)ヒゲジジイ

IMGP8797
IMGP8797 posted by (C)ヒゲジジイ

IMGP9066
IMGP9066 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年01月04日

仕事始めは明日、5日(水曜日)から

スズメ
スズメ posted by (C)ヒゲジジイ

 まだ今日までお休みだから、本当は何も書きたくない。

 休み中は雪や雨ばかりだったので、思うように気に入った鳥が撮影出来なかったので却って鬱憤が溜まっている。

 というよりも、日頃から精神的に追い詰められることの多い仕事だから、この休みには仕事のことをスッカリ忘れて頭を空っぽにして鳥撮に専念したかったけど、頭は空っぽになったまま戻りそうにない。
 その反面、思うような成果が得られなかった鳥撮に絶望的な気分になっているのも仕事からの逃避に違いない。

 年末に立ち寄られた本ブログでお馴染みの関東の内科医の先生に、漢方薬が奏功した時は気分がいいでしょうというお言葉に、すかさずトウヘンボクジジイらしく

「37年以上もこの仕事をしていると効いて当たり前の世界で嬉しさなんてほとんど感じることがない。少数の思うように奏功しないケースのことばかりが気になって・・・」
 でも、これこそ本心・本音である。

 中医学・中草薬学を学んで以後、古方派時代にあれほど拘っていた煎じ薬をほとんど必要と感じなくなったのもトウヘンボクな発想を得意とするヒゲジジイの流派「中医漢方薬学」すなわち「中医古方派」に他ならない。

 ところで、ヒゲジジイの不得意分野の漢方相談は心気症。根気がなくて焦りが強い人が多いからなおさら。

ヒヨドリ
ヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ





 というような内容のお返事をしてしまった。
 
posted by ヒゲジジイ at 01:04| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする