2010年09月30日

折々に生じる胸部の疼痛に葛根湯の偉効

ムラサキシキブ
ムラサキシキブ posted by (C)ヒゲジジイ

 ここ数年以上の常連さんとなっている虚弱体質の女性が、やや遠方ゆえに最近はずっとメールや電話注文による発送となっていたが、以前から折々に訴えられていた胸部の疼痛がまた勃発して悩ましいとのメールを頂いた。

 虚弱性から生じる他の多くの症状はかなり改善されているのに、折々に生じる胸部の疼痛だけは改善されてないというメールであった。
 この症状の久しぶりの訴えに、寒熱を含めた詳細なレポートを提出してもらうか、できれば久しぶりだから直接来られるのが望ましいとお返事しておいた。

 思いがけずその翌日には直接来られ、久しぶりにお会いすれば当時とは異なって顔色はとてもよくなり、生まれ変ったように若々しく変身されていた。
 ますます漢方薬の美容効果もさらに再認識するばかりである。

 それはともかく、初めて来られた当初はリンパ節の疼痛であると申告されるので、癌を疑って強く精密検査を促したほどであったが、癌とは無関係の様子であったので、いつの間にかこの症状の訴えを長く忘れていた。(老人ボケかもしれないけどっ・・・涙)
 
 久しぶりに直接弁証論治を行なってみると、なんのことはない。外気温の温度差に影響された軽度の傷寒である。項背強張ること云々の反応があり、それから発生する胸部の疼痛に他ならない。

 そこで慢性疾患に使用できる配合比率の整った葛根湯製剤を飲んで頂くことになった。

 但し、速効が出て症状が消えたら一旦中止して、継続服用すべきか、折々に頓服で使用すべきか、あるいは少量を持続した方が体調を維持できるか等をご自身で研究して欲しいとアドバイスしておいた。(数年以上漢方薬に親しまれた人にはご自身での研究をしてもらうことが多い。)

 そして期待通りの速効を得て、来られた翌日に頂いたメールの全文以下に転載させて頂く。

 昨日は突然お邪魔して、良かったみたいです。葛根湯、凄い効き目でびっくりしました。
 飲んでしばらくすると、視界が開けるような感じがあり、体中の凝っている場所がほぐされる感じがしました。
 夜もぐっすり眠れ、朝起きると、筋弛緩剤を使った(使ったことないですが)みたいに、体全体の緊張が取れ、気分は爽快で、食欲も沸きました。体が緩んでぽかぽかして、マッサージを受けた翌日のような感覚です。目の周りにも効いている感じがあります。

 この数年色々な漢方薬を飲んできましたが、正直言ってここまで効果を体感できたのは、初めてのことです。
 効き過ぎる位効いているので、量や頻度は様子をみながら、決めていきたいと思います。
 どうも、ありがとうございました。


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IMG_7435 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:24| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2010年09月29日

内科医の先生による漢方臨床報告:牛車腎気丸合疎経活血湯

今日も飛んでるスズメのぼくちん
今日も飛んでるスズメのぼくちん posted by (C)ヒゲジジイ

漢方臨床報告:東海地方の内科医師

 今年の夏は歴史的に暑かったそうでして、巷では熱中症のかたが多発して病院に搬送されると聞いていますが、当クリニックに通っている患者さんにお聞きしますと、「確かに暑かったけど、漢方のおかげか昨年よりも元気です」とか、「若いものたち(漢方をのんでいない)よりも食欲があり元気に過ごしています」、といった声が聞こえてきます。

 飲んでいる漢方薬はいろいろですが、一応、ない知恵を絞って処方しているエキス製剤がお役にたっているのかもしれない、と自己評価に甘んじています(笑)。

 村田漢方薬局でご自分に合った薬をだしていただいている老若男女も同じように感じておられるのでは、と想像をたくましくしています。

 さて、今日のメールの枕が長くなりすぎました。簡単な処方がお役にたった症例をご報告します。

 69歳の女性で、狭心症と脂質異常症があり、総合病院から投薬の依頼を受けて処方しています。西洋薬だけ処方しているのも能がないと考えていましたところ、患者さんから訴えがありました。

 「近夏の酷暑でクーラーが良く効いているせいか、若い者が温度設定をするために、この老体が冷えます。腰がすごく痛くて足先もつめたいです。なんとかなりませんか。若い者に温度を高くしてくれという訳にもゆきません。いろいろ身の回りの世話をしてもらっているので」

 診察しますと、確かに足先が氷のように冷たく(やや大げさ?)、腹部を触診しますと、お臍の下が虚脱して冷えていました。

 以前漢方を師事していた時のことを思い出して牛車腎気丸と疎経活血湯を処方しました。

 その1カ月あとの受診のときに、患者さんから腰とか足の話はありませんでしたので、効果はあったと思っていました。

 そして、昨日受診のときに、患者さんが驚いたような表情でおっしゃいました。

「つい先日総合病院で1年ぶりの心臓検査をうけたのですが、いままで幾年も指摘されていた異常(患者さんからの話から負荷心電図のこと)が全く消失していたのです。担当医も驚いていました」

 どうも牛車腎気丸と疎経活血湯が冠状動脈の変化にたいして効果があったようです。
 私としては足腰の症状を改善するために処方したくすりが、思いもよらない歓迎すべき効果をもたらしたのですから、この患者さんにとって歴史的な酷暑に感謝していただきたいところです。

 ということで、この夏の酷暑の巷の噂は、当クリニックに通っている患者さんたちにとっては、他人事かもしれません。

 村田さんからのご助言が多くの患者さんにお役にたち、夏バテすることなく通院しておられる姿を見ますと、高杉晋作の活躍した山口県にある村田薬局に向かって一礼したい気持ちになります。

おそれながら、深く一礼。

イソヒヨドリ(オス)
イソヒヨドリ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:貴重な臨床報告ありがとうございます。

 たしかに当方の常連さんのお年寄りたちは、すさまじい炎暑が続いた真夏でも、一人として体調を崩された人はおられませんでした。

 体調を崩す人達は、いずれも新しい人達や、たまに漢方薬を利用してる人達ばかり。

 長年、漢方薬を愛用されている人達は元気溌溂。ボケることもなく、癌になる人も・・・あっ、お一人だけ低悪性度リンパ腫、ピロリ菌によるMALTリンパ腫になった人がおられましたが、根治までもう一息の段階。

 ところで、乃木希典は長府藩の報国隊に入り高杉晋作の奇兵隊に合流し幕府と戦った経歴の持ち主。長州藩では多くの英雄を輩出したとは言え、高杉晋作にあこがれたという菅直人なるもの、長州人の風上にも置けぬ腑抜け。ほんとうに長州人も地に落ちたものです。

 昭和陸軍になって「また乃木式か」と言って、乃木の武士道精神を蔑ろにしたツケが、回りまわって現在に跳ね返って来ているようです。

 ともあれ、牛車腎気丸と疎経活血湯の配合はそのような環境下のお年寄りに的確にヒットされたご様子。しかも虚血性心疾患にも連動して奏功するなどは、漢方薬ならではのお話ですね。

 お陰さまで、眠りかけているブログに活を入れて頂ける貴重なご報告、ありがとうございました。


【編集後記】 5年以上も前のことだったか、同じくピロリ菌により生じた胃の低悪性度リンパ腫であるMALTリンパ腫により胃の全摘を宣告された女性。
 すでに2年以上あらゆる病院治療で死ななかったピロリ菌が、多種類の漢方薬類の併用でほんの一ヶ月前後で腫瘍も含めて完全消失でき、手術を免れた幸運な女性がおられた。

 この女性が後年、下肢静脈瘤でまたまた手術を宣告され、自己判断で以前にMALTリンパ腫のときに服用した漢方薬類のうち残っていた一種類●●●●●を取り出して服用したところ、下肢静脈瘤が短期間でほぼ消失して今回も手術を免れた。
 それ以来、この女性はこの一種類だけは徹底的に継続服用されているが、もともと下肢静脈瘤に効能があるとは思われない生薬であるので公表を避ける。

 漢方薬ではときとして信じられない素晴らしい作用を発揮してくれることがあるが、専門家でも信じられないときには、主治医を含めた証言者がたくさんおられても、公表する気になれないケースもある。なぜなら、どう考えても再現性があるとは思えないからである。

 その点では、今回おたより頂いた東海地方の内科医の先生によるご報告は、弁証論治が的確でさえあれば多かれ少なかれ再現性は大いにありえる事である。

コサメビタキ?
コサメビタキ? posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☀| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2010年09月28日

体調を崩しやすい季節の変わり目

いつも元気なスズメのぼくちん
いつも元気なスズメのぼくちん posted by (C)ヒゲジジイ

 季節の変わり目には体調を崩す人が多い。
 熱暑が終わったと思ったら朝晩の急な冷え込み。葛根湯証やカッコウショウキサン証を呈する人が増えるのも案外この季節である。

 風邪を引いたり気管支炎や喘息発作も起こりやすい。

 皮膚も乾燥しやすい季節なので、アトピー性皮膚炎の人達も配合の微調整が必要になる。

 ヒゲジジイは今週になっても毎日濃厚な新しい相談者が続くので、火曜日の午後にしてもうバテてしまった。歳は争えない。

飛んでるヒヨドリ
飛んでるヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 22:26| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2010年09月27日

いよいよ病膏肓に入る

イソヒヨドリ(オス)
イソヒヨドリ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ

 先週は休日が2日あったために仕事が重なって心身ともに消耗した。今週からは少し楽な日が続くだろう。

 なんだか最近同じようなお問い合わせメールが続く。
 ほとんどが関東地方の人達からで、現在通っている病院や漢方薬局では一向に改善がみられないので、どこかよいところを紹介して欲しいという依頼メールばかりである。

 当然、返事不能。お門違いだということがなぜ分からないのだろう。このようなメールを寄こされる人の多くが、真贋を見分ける力や根気がない証拠である。

 次に多いのは、症状をメールで並べ立てて、適切な漢方薬を教えて欲しいという安易な要求。

 電話の問い合わせと来たら、一度しか来るつもりもない癖に、相談に行ってよいかという即刻お断りすべき内容ばかり。

 これらのメールや電話にうんざりしているからブログの更新を怠っているというわけでもない。

 民主党政権になって日本が消滅しそうな前兆が見えて来るに付け、高杉晋作にあこがれたという菅直人に腹が立つ。昨今の長州人も地に落ちたものである。

 乃木稀典の武士道精神を忘れた日本に明日はない。責任の一旦は、司馬遼太郎にもある(苦笑。

 と言っても国民の意識レベルに応じた政治家しかこの国に存在しないのは理の当然である。

ヒヨドリ
ヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ



 
posted by ヒゲジジイ at 00:39| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2010年09月24日

何よりも大切なのは「寒熱」ですよっ!

ミサゴのダイブ
ミサゴのダイブ posted by (C)ヒゲジジイ

 適切な漢方薬を選別するには、もとより具体的な症状を詳細に報告してもらう必要があるが、なかでも最も大切なのは「寒熱」の問題。

 患部を冷やすと気持ちが良いのか? 温めると気持ちがよいのか? 

 冷え症の訴えはよいが、手足や腰が冷えるのに、上半身は冬でも薄着で平気な人などは寒熱に矛盾があるが、矛盾を生じる原因は詳細な弁証論治で解明される。
 たとえば、体内に冷えは存在しなくとも、オケツによる血行障害によって手足や腰が極度に冷えているだけというケースにしばしば遭遇する。そのような場合は、活血化オ作用にすぐれた大黄配合の方剤で簡単に手足や腰までもが温まることも稀ではない。

 ともあれ、寒熱には虚熱や実熱、虚寒や実寒というように寒熱にはそれぞれ虚実がある。

 虚実の問題は、日本漢方のように体力があるのが実証、体力がないのが虚証、その中間が虚実中間証など、意味不明で理屈に合わない理論は早く忘れ去ることである。
 
 ヒゲジジイが日本漢方に入門当初は、どの高名な先生方も虚実は論じても寒熱を論じる先生はほとんど皆無に等しかった。だからその当時の先生方の臨床報告を読めば、驚きを禁じえないことだろう。

 中医学を学んだ先生方だけが寒熱を無視してはいけないと声高に論じられておられたが、それもほとんど馬耳東風の時代が長く続いた。

 昨今の中医学の拡がりを思うと、実に隔世の感がある。えっ、それほど拡がってはないって?! ウソだろう(驚々!

ミサゴの弟子になったトンビ
ミサゴの弟子になったトンビ posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:寒熱 寒熱虚実
posted by ヒゲジジイ at 22:37| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

漢方薬で若返る40代の女性達---アンチエイジング

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DSC_0331 posted by (C)ヒゲジジイ

 昨今、漢方薬の美容効果に驚くことが多い。
 本日もまた40代の女性が、30代の美貌に若返った。

 某慢性疾患で病院治療には根本的な治療方法のない疾患だけに、漢方薬を求めて数ヶ月前に来られた女性である。

 しかしながら、しばらく目立った効果もなく、病院における検査数値に改善がみられないので、更に弁証論治を繰り返し、主方剤の濃度を上げるだけでなく、中気下陥も合併していることを見つけて党参入りの補中益気丸を追加補強して一ヶ月以上、さいわいにも心配された最も重要な部分の検査数値が完璧に正常値に下がった。

 と同時にみるからに肌もみずみずしく若返り、目にも力が入って見違えるような変身ぶりである。

 昨今、漢方薬の美容効果に驚き感動するときこそ、ヒゲジジイ自身の老いゆく日々の空しさをしばし忘れる瞬間である(呵呵大笑。

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DSC_0213 posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 16:10| 山口 ☔| 若返りや美容関連 | 更新情報をチェックする

2010年09月17日

夏バテについて

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IMG_5648 posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の美人女性薬剤師

 大変ご無沙汰いたしております。

 凄まじい暑さがやっと一段落して、熟睡できるようになり、散歩をしていても心地よく”こんなに素晴らしい世界があったのか・・・”と思えるほどです。
 この異常気象が体に与える影響を考えると恐ろしいものがありますね。

 この夏は、動悸、息切れ、浮遊感、頭冒、目のかすみを伴った眩暈発作に悩む方が例年の5倍ほどありました。
特に普段からパニック症を持っている方や起立性低血圧の方ではその傾向が強く、今年は地獄の夏だったようです。

 標治として、釣藤鈎、石菖蒲、白彊蚕、白菊花等が入った処方+半夏白朮天麻湯
 本治としては、補中益気湯や加味帰脾湯、生脈散

の系統が飛ぶように出て行きました。

 また、クーラーが効き過ぎたスーパー等で急激な気温変化による眩暈発作を起こす方には桂枝湯や柴胡桂枝湯を持ち歩いていただき、頓用していただきました。

 そもそも夏バテとは一体何なのかを考えていた結果、ある自論にたどりつきました。

 この夏のように、気温が体温を超えると、体は体温の上昇を防ぐために、末梢血管を開き体表面に血液を動員して発汗冷却を促進しようとします。
 その結果五臓や脳への血液分布が減少し、内臓が冷え、解毒代謝、異化、同化等の働きが低下するために、疲れがとれないのでは・・・・?

 特に今年は夜になっても気温が下がらなかったため、就寝時に内臓へ集まるべき血液が相対的に不足し、慢性的な疲労が蓄積したように思うのです。
 そして、陽虚、気血両虚、陰虚の方では、その閾値が低いために、外界の環境変化に影響されやすくなります。

 またもうひとつのキーワードは三焦です。
 三焦は気と水の通路なので、外界と体内を結ぶ情報網かつ体液コントロールシステムと理解しています。
 従って、この重要なパイプが邪で塞がれると、眩暈、ほてり、動悸等のいわゆる自律神経症状が容易に起こりやすくなるのでは・・・。

 お話は変わりますが、今年熱中症が多発した原因として、梅雨明けから気温が急上昇したために、暑熱順化がうまく行く期間がなく、汗腺の働き(水分は出すがナトリウムを再吸収する)が低下していたことがあるようです。

 私は、自汗はこれのことじゃないかな???と思っているんです。

 体に良い汗と悪い汗があるようですが、自汗や盗汗の汗と、運動時の爽やかな汗とでは、中身の成分がどのように違うのだろうか・・・・というのも興味深いところです。(笑)

 お忙しいのに、独り合点なしょうもないお話をしてお時間をさき、申し訳ありませんでした。
 そういえば、関東の内科医の先生は、ひげ先生をお訪ねになられたのですね。
 素晴らしい行動力の先生ですね〜。

 ご開業間近とか・・・・ブログ仲間としてお祝いしたい気持ちです。

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IMG_6703 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:おたよりありがとうございます。
 とても興味深い分析、ブログを御覧の皆さんにもとても参考になることと思います。

 個人的により興味深かったのは、汗の分析です。それに関連して、アトピー性皮膚炎患者さんの多くは、ある程度寛解した時点においても、汗をかくと汗に反応して痒みが勃発するといわれます。

 そしてアトピーが安定した寛解状態を維持できるようになると、汗に反応しなくなる・・・・気津の交通路である少陽三焦の重要性については、日本漢方とは無縁の世界ですね。
ヒゲジジイの中医漢方薬学は、中医古方派の言い換えでもありますから、ここでは猪苓湯が重要な役割を果たすのですが、他剤との配合比率がとても重要課題となります。

 ともあれ、ブログにご協力ありがとうございます。
 最近、おたよりがなかったので、そろそろブログにご協力してくれないかな〜〜と首を長くしてお待ちしていたところでした(笑。

 関東の先生は、予告ナシに来られましたが、ヒゲジジイにはこれが一番です。

 本日も関東から漢方相談で泊りがけで来られた方がおられましたが、よく心得られていて、この方も予告なして来られました。
 ヒゲジジイに電話をかけるとほとんど断られることを皆さんよくご承知です(苦笑。

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DSC_8783 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 23:26| 山口 ☀| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2010年09月15日

日本の腐った悪習、集団組織によるイジメ

なぜか本州の西の端でコムクドリ
なぜか本州の西の端でコムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 もう何年も前のことだが、数年以上に亘って老齢の母の介護に追われ続けていた頃。

 地元の婦人会なるものにひどいイジメを受けた。
 常時外に借り出される役員を強制的に押し付けられ、頑迷かつ強引に直接押し付けにやって来た連中に叩き付けて渡したときのコピーの印刷物が出て来た。
(皆に配れとかなり大量に刷っていた・・・苦笑)

 既に忘れていたことだが、先日、この印刷物を持って町内会の役員の男性が、よくぞ当時このような的確な名文?を書いてくれた、このお陰でその後の同様な強制的な仕打ちにストップをかけることが出来たのだと礼を言いに来られた。
 婦人会に入会した覚えはない。

 男女差別を助長する「婦人会」なるものは即刻解散するべきである。

 国家試験資格により、法的に国家管理されている薬局の管理薬剤師である者に対し、女性だからと言って差別的な強制労働を強いるのは、法律違反の最たるものである。

 医師・薬剤師・歯科医師は、国家に管理された医療機関の従事者であり、「婦人会」のような差別団体に、強制されるいわれはない。
 以上の内容を当時の理不尽な地元の婦人会の役員連中に叩き付けたという、いかにもヒゲジジイらしい振る舞いではあったが、当然、連中にぐうのねも出ようはずがない。

 自宅での老人介護が、いかに大変なものかは実際にやってみた者にしか分からないのだろうか?
 それを理不尽にも役員を強引に押し付ける連中の神経は尋常ではない。

 さいわいにも、イジメを企んでいる事実を未然にキャッチして内通してくれる人がたくさんいたから、すかさず返り討ちの手筈を整えることができた。

 また、これらとはまったく無関係だが、理不尽極まりないもっと遥かに上級の組織に対して違法行為の事実を突き付けて、グウノネも漏らさせず、逆に陳謝させた経験を持つが、これはブログで紹介すべき内容ではないので止めておく(苦笑。

ミツバチ
ミツバチ posted by (C)ヒゲジジイ

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DSC_4352 posted by (C)ヒゲジジイ

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DSC_4574 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:08| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

胃弱で「浮腫みっぽい人」によく効く補気建中湯

愛しのボクちん
愛しのボクちん posted by (C)ボクチンの母

 今年、新発売された補気建中湯エキスや荊防敗毒散エキスがとても評判がよいらしく、ヒゲジジイが配合を指定した責任上、かなりホッとしている。
 
 補気建中湯などは胃弱気味で浮腫みっぽい人に評判がよく、この方剤がない時代には、参苓白朮散に半夏白朮天麻湯を併用してもらってしばしば効果を上げる機会が多かった。
 この2方剤の併用を補気建中湯一つで賄えるのかもしれない。

 補気建中湯はなにも腹水だけの専門薬というわけでもないのである。また、腹水でもこの方剤では効果がなく、分消湯を主体にした配合の方が適切な場合もある。

 膵臓癌で、牛黄製剤や麝香製剤なども含めた数種類の併用により吐き気を即時に止めて食欲も一気に回復したというのに、さらに補気建中湯など様々に工夫しても、腹水をどうしても解消することができなかったケースがあった。実に慙愧に堪えない。
 膵臓癌の手強さには今更ながら・・・絶句。

 荊防敗毒散エキス製剤は、蓄膿症などに対する抗生物質的な使用方法が評判をよんでいるらしいが、村田漢方堂薬局ではそのような役割を他の中草薬で長年行なって来た。
 それほど安価ともいえないのがやや難だが、製薬メーカーさんでは、既に輸入する漢方薬の製剤原料が放物線を描くように高騰する一方だから止むを得ないだろう。

 現在、日本はデフレ基調が続いているが、漢方薬などの輸入原料は確実に高騰しているのだから、小売業界に影響が出る日も遠くないかもしれない。

 高騰するだけならなまだしも、原料そのものが入りにくくなっているので、そのうち漢方製剤が製造できなくなる事態だけは来ないで欲しいものである。

時には精悍なボクちん
時には精悍なボクちん posted by (C)ボクチンの母

ラベル:補気建中湯
posted by ヒゲジジイ at 23:26| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

一ヶ月半ぶりに回復したメインノートパソコン

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IMG_4365 posted by (C)ヒゲジジイ

 本日、先客のお馴染みさんがご家族の漢方薬類の調達に来られている時に、定期的に当方の漢方薬を利用されている某社のシステムエンジニア兼カスタマーエンジニアをされている某氏がやって来られた。

 待ちにまっていた人で、先客のお馴染みさんは受付嬢に任せて、一ヵ月半前に突然、昏睡状態となったノートパソコンを診てもらった。
 昏睡するに至った原因は、撮影したメデアをカードリーダを使って取り込もうと、プラグを差し込む時に逆さまであることに気がつかないまま、強引に差し込んだのが原因で、ヒューズでも飛んだのか、それっきりびくとも作働しなくなっていたのである。

 コンセントのプラグを抜いて、再度スイッチを入れても昏睡を続けていたので、これは専門家に診てもらう必要があるが、かといってメーカーに修理を願うのは内部を見られたくないので、信頼のおける某氏が定期的に来られる日を待っていた。

 ところが氏が真っ先に行ったことは、バッテリーを抜き取って入れ替えただけで、あら不思議、元気に復活したパソコン。
 デスクトップの場合は、コンセントを抜いて入れ直すだけで復帰するが、ノートパソコンの場合はバッテリーを一度外して入れ直す必要があるということだった。

 あまりにも単純に復帰したので魔法使いのように思える某氏だった(笑。

 これでまた8台のパソコンが揃って元気に作働することになる。(といっても2台は受付嬢専用で、2台は予備。)

アリと睡蓮
アリと睡蓮 posted by (C)ヒゲジジイ

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2010年09月11日

開業準備中の内科医の先生からのおたより

撮影者:関東の内科医師

おたより:関東の内科医師

こんばんは。
今日、仕事帰りに薬草問屋さんの本社に乗り込みましたぁ!(笑
 写真はご紹介頂いた薬草問屋さんの東京本社です。。。
 車から撮影しているので上が青くなってしまっています。

 そして、ご紹介頂いた営業部長さんにお会いして参りました。
 もちろん、営業部長さんには大変良くして頂きました。
 これも先生のお力が有ってのこと、感謝いたします。

(中略)

 話は変わって明日は急遽、福岡に飛びます。
 開業へは色々と大変ですが、福岡の方々にも大きな力になって頂いております。

 先生にも、またお目にかかれると思います。
 自分も開業へ向かって、頑張ります!

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IMG_8579 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:すべて順調に運びつつあるようで何よりです。

 営業部長さんはヒゲジジイと同じ長州出身で、バイタリティがあり、とても信頼の置ける人です。
 以前、村田漢方堂薬局の担当だったときは、気難しいヒゲジジイをうまく宥めてご苦労さんだったことと思います(苦笑。

 ともあれ、アトピー性皮膚炎で、とても珍しい経験をしています。
 いつもの配合パターンが珍しく数ヶ月しか通用しなかった人です。
 白内障手術を受けるほど重症化した人だったとはいえ、いつもの配合パターンを逸脱して、結局は高濃度の消風散だけで急速に鎮火している特殊例です。

 臨機応変の配合変化の重要性をますます再認識している昨今です。

村田漢方堂薬局ではアトピーに消風散を使用することは滅多にないのですが・・・・・・。

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IMG_8580 posted by (C)ヒゲジジイ

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2010年09月10日

いつもの漢方薬、用意しといて下さい

スズメのぼくちん
スズメのぼくちん posted by (C)ヒゲジジイ

 「●●ですが、いつもの漢方薬、用意しといて下さい。後ほど伺いますから」

 うっかり承知しましたとは言えない。年に1〜2回、来られるかどうか? 数年もブランクがあることも多い方から、電話でお名前を伺っても直ぐにピンと来なかったくらいなのに、いつもの漢方薬というのもなかなか思い出せない受付嬢。

 すぐに電話を切られたので、慌てて昔の相談記録を取り出して思案している。
 これまで何種類かポツリぽつりと販売しているが、一体、どの漢方薬を指すのか分からない。来られてからどの薬が必要なのかを直接確認する以外にしかたがない。

 常連さんでさへ、滅多なことで「いつもの漢方薬を・・・」という表現をする人はいない。必ずどの薬が必要かを指名されるのだが、滅多に来られない人に限って「いつもの漢方薬」と言われることが多いのには、折々に閉口する。

 このような面白い現象を発見して思わず苦笑してしまう。

 これに付随して思い出したことは、しばらく前まで真面目に服用されていた人が、少し調子がよいからといって1日1〜2回も服用しなくなっている情況が長く続く中、「最近、だいぶ調子がよいので配合の種類をどれか減らしてもらえないでしょうか?」という、どうしようもない愚問を発する人もおられる。

 アトピー性皮膚炎であれば、体質によっては折々の配合変化は付き物であるが、特定の慢性疾患や難病の中には、ようやくしっかり奏功した絶妙?で繊細な配合内容の一部を欠落させると、一気に配合バランスを失って効果が出なくなることが多いのが弁証論治の世界である。

 これまでもしっかり説明していた人でも、同様な愚問を発する人がおられるのだから、結局は馬耳東風であったことが判明する。

 それでなくとも1日1〜2回も服用しなくなって久しいのだから、こちらはまた再発しないかとハラハラしているというのに、当の本人は咽喉もと過ぎれば熱さを忘れるの喩え通り。

 体調が良くなっていることをよいことに、服用に厭きたか、あるいは経費を惜しみ出したかのいずれかであろうが、とどのつまりは自己責任の問題としか言いようがありませんねっ。

キタテハ
キタテハ posted by (C)ヒゲジジイ

 
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2010年09月09日

「続けたほうがよいでしょうか?」という愚問

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IMG_7866 posted by (C)ヒゲジジイ

 最初はよほど深刻な病状のご相談で来られたはずだが、ようやく繊細・微妙な漢方製剤の組み合わせの配合が見つかってぐんぐんと効果が出始めたところで、

「続けたほうがよいでしょうか?」

という愚問を発する人がタマにいる。しばし絶句するのみ。

 過去に病院治療などで化学合成医薬品による副作用を経験された人が多いので、このような愚問も多少は理解できないでもないが、しっかりピントが合って来て、苦痛が次第に取れて体調もよくなりかけたところで発せられるこのような愚問には、どうしても絶句してしまう。

 返事をするのも大儀である。

 そろそろ経費が惜しくなったに違いないと勘ぐって、ご自身で判断して下さい、という返事を出して逃げてしまうことも多い。

 止めたくなったらいつでも黙って去って行かれればよい。

 わざわざ弁解めいた理屈や理由をつけて止める算段をされなくともよいから、黙って中断されればよいのである。
 その後に中断したことを後悔された時点で、そ知らぬ顔をしてやって来られればよいのである(苦笑。

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IMG_7488 posted by (C)ヒゲジジイ

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2010年09月06日

朝から真剣さの感じられない電話の問い合わせが続く

ミサゴ
ミサゴ posted by (C)ヒゲジジイ

 朝9時、開局前から2組の相談者が続く。
 それが終わったと同時に、●●から今から行きたいが車で行くルートを教えて欲しいという電話の問い合わせ。こちらの何の下調べも無しに・・・どこから来るのかといえばやはり●●から。
 何か下関で目標になるものを知っているかといえば、まったく何も知らないという。

 ところがである、実際には今、県内とはいえ●●という遠い所にいるのではなく、村田漢方堂薬局のかなり近所のところまで、他の用事で来ているのだと、今になって告げる。

 ふざけた話で、手に出来た水疱が10年前に◎◎の漢方薬局で治したことがあるが、それが少し再発したので、通りがかったついでだから村田漢方堂薬局に寄りたいという回りくどい言い分であった。

 だったら当然、◎◎の漢方薬局に行くべきであろう。
 さすがの受付嬢も呆れ果てて、ケンモホロロにお断り。この忙しい月曜日にいい加減な電話で散々邪魔された思いがぬぐい切れない様子。

 お次は九州からの電話で、お宅に行けば相談にどれくらい時間がかかりますか?
 と、いきなり時間を気にする問い合わせ。

 この忙しい時間帯に電話の無駄な時間を気にするのはこちらのほうで、遠路遥々来られたところで一回で終わる話でもなし、何度も通うことすらいまからあやふやで、相談時間を気にされる(イライラなら)どうぞ地元で見つけて下さいと、これもお断り。

 「断られるならしかたがないけど・・」と言われる返事には、わざわざ断られるために電話されたとしか思いようがないではないかっと思わず苦笑。

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posted by ヒゲジジイ at 17:26| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

真夏に涼を取り胃腸が冷えて吐き気がする時の漢方薬

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ご質問者:様々な漢方薬を常備している大学院生

 先日、胃腸が冷えて、めちゃくちゃ吐き気がして夜眠れない時がありました。(下痢はない)
 プールに2時間くらい入っていたのが原因かと思われます。

 それで胃苓湯(イレイトウ)を飲んで良くなったんですが、ここで疑問があります。
 今回のような場合は藿香正気散(カッコウショウキサン)を飲んだほうがよかったのでしょうか?

 治ったんだからどちらでも良いと思うんですが本来はどちらが適切だったのか気になります。

 よろしくお願い致します。

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お返事メール:

 吐き気があるときは吐き気止めの半夏が配合されている方がより正解です。
 胃腸が冷えて吐き気があるときはカッコウショウキサン
 下痢だけの場合は胃苓湯(イレイトウ)。

 両方の症状があるときは藿香正気散(カッコウショウキサン)だけでもよいですが、吐き気と下痢両方にしっかり効かすには両方とも服用すると早く治ります。

 今回のように「猛暑の夏に水浴びをしたために胃腸が冷えてひどい吐き気がする」ときは、藿香正気散(カッコウショウキサン)だけで通常は速効です。

 但し、同じ吐き気でも、咽喉がひどく渇いて水分をがぶ飲みしたい気分があって吐き気が強いときには五苓散証が伴っているので、この場合では胃苓湯(イレイトウ)だけでも十分に効果があります。

 この場合でも、胃腸が冷えたという自覚があるのだから、藿香正気散(カッコウショウキサン)の併用はさら有効なことが多いものです。

 胃腸が冷えたという自覚があって、水分も受け付けない、飲みたくもない吐き気なら、やはり藿香正気散(カッコウショウキサン)だけで十分です。

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posted by ヒゲジジイ at 10:52| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする