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おたより:関東の内科医師
村田先生、こんばんは。
いつもお元気そうでなりよりです!
自宅近くの新しい東京タワーは400メートル位まで高くなって来ました。今は350メートルの展望台を建設中です。
この新しい東京タワーは634メートルを目指して建 設されているとのこと。ちなみに、この634メートルの意味合いは「武蔵:ムサシ」 ということらしいです。(久しぶりにNikonD50で撮してみました)
さて…最近の自分は、医院のテナント探しと共に、少しずつですが漢方(中医学)の本 も読んでいま〜す。「村田先生が書かれた昔の本では、あれほど日本漢方的であった先生の考えが、何故に中医学に変わってしまったのか?」 ここいら辺が、今の自分の最 も興味があるところです(笑)ので、何冊か本も購入しました。そして…「村田先生が、ボクちゃんという猫ちゃんの頭を撫でながら何をお考えになっているのか?」ということを目下、解析中で〜す!。(^.^)v
先生のブログも読み直しながら、東海地方のお綺麗だと噂の薬剤師の先生(お会いしたいなぁ〜笑)や東海地方の内科医の先生(いつか先生にもお会いしたいなぁ〜笑)のお話を読んでいて「なるほどなぁ!」と考えさせられる所も多いと感じる毎日です。(あ・その前に村田先生にお会いしなくては…ですよね。(;^_^A アセアセ…)
東海地方の薬剤師の先生のお話では、癌の場合には、少陽三焦のツボに圧痛点が出るとのこと。今日届いた張瓏英先生の「臨床中医学概論」を飛ばし読みをしていると…以下の様なことが書かれてあり妙に納得してしまいます。
「三焦は、ちょうど化学反応のときにおける酵素のような、1つの重要な「かなめ」の役割をもったものと思われる。」
(!o!)オオ!〜やはり重要なんですね…三焦。教えて下さった村田先生に感謝!
癌に関しては自分も10年以上研究してきたのですが、癌細胞は一般の細胞よりエネルギーが高い細胞だと考えています。正常細胞から癌細胞への変化は、元素周期表での1つの原子が、その上のレベルの原子に変化する様な感じでは?と捉えています。
例えば 、「He:ヘリウム」が「Ne:ネオン」になる様なものだと考えています。ですから身体に取っては、癌細胞も正常細胞と同じ様に、ある意味、身体に取っての「正しさ」があると推測しています。つまり、身体が要求して癌細胞が生まれることは間違いのない事実だと思います。
ツボに関しては、自分が慕っていた亡き鍼の先生曰く「気の流れが変われば鍼を打つツボも変わる! 手が行く所へ鍼を打てば良い!」とか。。。
こんな感覚は、一般な鍼灸師の先生の感覚とは、かなり違っているのかも知れませんよね。でも「気の流れが変われば…ツボと言われる所の反応性は変わるのではないか?」とは自分も感じています。
取りあえず…「津と気の流れは癌治療に取って中核になることは間違いない」と感じています。
東海地方の内科医の先生の問答集も興味深く拝見しております。実際、自分が村田先生にお聞きしたいことに近いことだったりしますので、とても参考になります。その中で高血圧の漢方治療の方法が今の自分には一番興味があることした。
実は今、病院の事務員さん(50台の女性)の高血圧の治療で漢方薬を使っています。
自分が診察する以前には、院長が治療していたので放っておいたのですが、最高血圧が230位にもなり、白衣の下に自動血圧計を巻きながら仕事をしている有様でした。
彼女曰く「怖くて、繁華街(新宿など)に買い物にも行けなかった」と話していました。
でも最近は、調子が悪い時でも最高血圧が160程度までなので、旅行や繁華街に買い物に行ける様になったと話していました。ちなみに「遊んでいるときは血圧は上がらないことを知った」とも話していました。(´ヘ`;)ハァ
この自分の漢方治療の方法は、というと? 村田先生のブログは多くの人が見るので緊張しますが…今回は書いてみようと思いま〜すe(o^ュ^o)g。
最初に診察した時は「地黄」の熱が非常に強かったことを覚えています。それに左下腹部に気の停滞感が強く「当帰」が必要だと考えました。つまり「四物湯」ですよね。
とすれば…「七物降下湯」当たりが中央に来る感じでした。加えて舌苔が黄色なので、村田先生の言われる伝家の宝刀も抜く必要がありました(笑。
そんなことをしている内に、下腹部中央部に気の停滞感が移ってきたので「六味丸」に変わってきた感じですね。あと一息かな?(^.^)v
そんな感じです。
そんなことを考えるのは、いつも「哲学の煙」と「理論の水(笑)」と共にですよね…。「理論の水」の欠点はトイレが近くなることかな。。。すなわち「胃苓湯」ですかぁ?(笑
自分が漢方薬を使う時に思うこと、それは村田先生の様に考えられることで〜す。
そんなことを願って勉強を進めます。
村田先生、そしてブログに登場する皆さんにも感謝しております。
おやすみなさい。

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お返事メール:貴重なおたより、のみならず素晴らしい写真まで添付頂いてありがとうございます。
ニコンのD50はセンサーにCCDを採用した名機としてとても評判が高いカメラですね。
先生のセンスの卓越性はもとより、D50の素晴らしい絵作りも手伝っていることと思います(笑。
おたよりを拝見して、西洋医学における幅広い知識に漢方医学的な発想のみならず、昨今は中医学知識を取り入れて、これまで築かれていた先生独自の世界をさらに拡大されようとされる意欲には心から敬服申し上げます。
ヒゲジジイは昨今、日々のご相談者に全精力を傾けることで疲労困憊。先生のファイトが羨ましいくらいです(苦笑。
押し寄せる老化のなせる技以外の何ものでもないのでしょうけど・・・。
ブログをはじめた当初は一時、張り切って頑張っていたこともありましたが、といってもすべては過去、専門誌で書いてきたことを寄せては返す波の音。焼き直しに過ぎない面も多々ありました。
ともあれ、先生の意欲的な姿勢が端的に現れている今回のおたより、東洋医学の専門家の皆さんには参考価値が高いので、きっとクリック数が一時的に激増することと存じます。
いつもながらブログへのご協力ありがとうございました。
蛇足ながら、東海地方の美人薬剤師さんこそ、東洋医学におけるとても広い視野をお持ちなので、直接お会いすれば、きっと先生とは意気投合されること請け合いです(笑。

スズメのボクチン posted by (C)ヒゲジジイ