2010年03月29日
高齢者には要注意の小青竜湯(副作用の認識がない勉強不足の医師たち)
コゲラ posted by (C)ボクチンの母
2010年03月16日小青竜湯の長期連用による副作用?続報のおたより:
先日は母の『小青竜湯』の件で、お世話になりました。
服用を中止し、入院先では24時間心電図も取りましたが、悪性の不整脈も出なくなり、その他精密検査も異常なく、無事に退院できました。
体調も順調に回復し、事故前より血圧が明らかに下がって正常値で安定するようになってきました。
かかりつけ医は、あくまでも『副作用のない安全な漢方薬なんですが・・・』と言っていましたが、ご助言頂いたおかげで適切な判断をすることができました。改めて御礼申し上げます。
益々のご活躍をお祈りしております。
コゲラ posted by (C)ボクチンの母
お返事メール:ご退院、おめでとうございます。
> かかりつけ医は、あくまでも『副作用のない安全な漢方薬なんですが・・・』
どのような根拠で、小青竜湯に副作用がない安全な漢方薬だと断言できるのか、些か怪訝なお話ですね。
とりわけご高齢者こそ、投与には細心の注意が必要な方剤であり、麻黄や細辛のみならず多量の桂皮・乾姜や甘草が含まれているだけに、取り扱いには最も厳重注意が必要な方剤なのです。(追記:適応を誤ると高血圧を誘発することも多い。)
当方の薬局では、確実に適応している常連さんが、必要な時に、必要な時期だけに使用される方が一名おられるだけです。
弁証論治という中医学における大原則を無視した投与が蔓延している。それが現実の医療用漢方世界の実体ですから、何をか言わんやっと思います。
ともあれ、ご丁寧にその後のご報告を賜り、ありがとうございました。
日本の医療用漢方の諸問題の中でも、とても放置できない部分が含まれていますので、この度もブログに転載させて頂きたいと存じます。悪しからず御了承下さいませ。
コゲラ posted by (C)ヒゲジジイ
おり返し頂いたメール:早々のご丁寧なメール、また貴重な情報をありがとうございました。
西洋薬で薬害に遭った時もそうなのですが、どうも『メーカーの売り込み攻勢』や『マイナス情報が不足したマニュアル』等を信じ込んで投薬ミスを犯し、さらに失敗には気付かない/認めないという構造が根底にあるように感じます。
西洋医が西洋薬でも事故を起こしているのですから、本来専門外の漢方薬を安易に乱用していることは本当に恐ろしい、今後も自衛していかなければと痛感いたします。
ブログにご利用頂いて、他の方のお役にも立てれば幸いです。
色々ありがとうございました!
コゲラ posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 07:44| 山口 ☀| 小青竜湯の誤投与や乱用による不快反応や副作用
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2010年03月27日
現代の名著:「お客様」がやかましい
現代の名著:「お客様」がやかましい posted by (C)ヒゲジジイ
森真一著(ちくまプリマー新書)
お客様第一主義の商業道徳理念が、いよいよ度を越すに至って却って我儘な客達の不満は増大する。
俺は客だとのぼせ上がった連中が跋扈し、我儘勝手な駄々っ子よりもタチが悪い。
彼ら「お客様」たちの機嫌を損ねる材料はあらゆるところ無数である。
自主性の欠如に拝金主義・・・げに恐ろしき人間社会であることかっ!
あなたは大丈夫?
DSC_2650 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:日本の情けない現状
posted by ヒゲジジイ at 20:05| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話
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2010年03月26日
アトピー性皮膚炎の原因は冷え?
オキザリス posted by (C)ボクチンの母
「アトピーの原因は冷えである」などと、実に馬鹿げた茶の間の幼稚な医学を開業医の先生が主張され、辛甘大熱の桂皮を主成分とする温補剤を過剰投与され、挙句はいかがわしいサプリメントを数種類、自費で購入させられ、ますます悪化の一途を辿るという被害を蒙ったアトピー性皮膚炎の人が来られた。
昨今の開業医さんの中には、いかがわしい高額なサプリメントや健康食品を自費で購入を強いるところがやけに目立つ。
「医は算術」を実践される先生が存在するのは今も昔も変らない。
どうみても陰虚火旺に肝胆の湿熱が併存しているような体質に、小建中湯はどう考えてもありえないだろう。
弁証論治も行なうことなく、馬鹿の一つ覚えみたいに小建中湯などの温補剤が投与されて悪化する人があとを絶たないのである。
同業者にしても肝腎陰虚と同時に三焦に熱毒が蔓延しているような体質者に、どうしたことか朝鮮人参入りの生脈散製剤を主体に、高額な数種類の健康食品の併用を勧められ、重度に悪化して来られた人もある。
これらを中止してもらうだけでも、少し病状が治まるのだから、何をか言わんやっ!
ジョウビタキ(メス) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 00:31| 山口 ☔| 温め療法や温補薬による弊害
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2010年03月23日
無心であれば小鳥も寄ってくる(笑
これ以上寄らないで撮れなくなるよジョウビタキ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ
これ以上寄らないで撮れなくなるよジョウビタキ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ
動物達は身の危険を察知する能力が高いから、こちらが可愛いねっという気分を持ちながらも邪念なく無心でいると、安心して意外に向こうから近づいてくれる。(無心とは実に意味深長な言葉ですよっ)
上下の写真はもともと警戒心の少ないジョウビタキのメスだが、昨日の休日、朝と昼、二回に分けて我が家の畑に出向いたら、二回ともこの可愛いジョウビタキに付き纏われた(笑。
写真を撮りあきて植物を眺めていたら、こちらの顔に触れるほど宙を飛んで来て、注意を向けようとやっきになるからますます可愛い。
愚妻は畑仕事に余念がないところへ50cmまで近づいて、何度も注意を向けようとやっきになるジョウビタキ(笑。
人間様たちと違って邪心のない小鳥達に出会うと、無心になれることがとても救いになる。
1.5m以内に来られるとピントが合わせられなくなる単焦点望遠レンズを使用していたので執拗に1.5m以内の至近距離に近づかれて、何度もなんどもあとずさりさせられた午前と午後の椿事。
思い返せば夢のような出来事だった(笑。
これ以上寄らないで撮れなくなるよジョウビタキ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ
近寄り過ぎだよジョウビタキ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ
ジョウビタキ(メス)のつぶらな瞳 posted by (C)ヒゲジジイ
ジョウビタキ(メス) posted by (C)ボクチンの母
ジョウビタキ(メス) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:桃源郷
posted by ヒゲジジイ at 19:02| 山口 ☔| 漢方相談に疲れたあとに癒される桃源郷およびスピリチュアルな話題
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2010年03月18日
顔を触り過ぎる8割以上寛解のアトピー性皮膚炎の彼女達
P3180357 posted by (C)ボクチンの母
せっかく綺麗に8割以上寛解しているのに、欲張って完璧を狙う彼女達は僅かでも赤みや乾燥感を認めると、盛んに触りまくって、わざわざ炎症を誘発させる。
痒みが激しいために無意識に手が行ってしまうのとは訳が違う。痒みもないのに、僅かでも違和感を感じれば、触らずにはおれないのである。
否、赤みや乾燥感が皆無であっても大丈夫だろうかと、不必要に触りまくることの方が多いのである。
要するに強迫神経症である。
悲惨な状態で来局した当初はそれどころではなく、激しい痒みを軽減する漢方薬の弁証論治に互いに切磋琢磨することに専念しているので、不必要に触らないように、という忠告を素直に聞けていた彼女達である。
ところが5割程度寛解した頃になると却って焦りが生じてあらぬことを口走る人も出て来る。
たとえそうでなくとも8割緩解してお互いにホッと出来る段階に来て、俄然、触らずにはおれなくなる強迫神経症が勃発するのである。
その手をもいであげようかっ、とばかりに強迫ならぬ脅迫(笑)が必要になるケースすらある。
不必要に触るとせっかく治まっている炎症を誘発するので、厳に慎むように忠告しても、わかっちゃいるけど止められない彼女達。
説得するのに疲労困憊したこともある。最近のことである。
誰が見ても8〜9割は寛解、つまりほとんど治っている状態なのに、馬鹿げた完璧神経症が勃発するのである。
このようなわからずやが多い人間世界だから、純粋真っ直ぐで互いに理解し合えるボクチンや野鳥たちの方が付き合いやすいのである(苦笑。
P3180430 posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 23:07| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病
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2010年03月17日
月の満ち欠けと体調変化について
仲睦まじいメジロ posted by (C)ヒゲジジイ
おたより:東海地方の美人女性薬剤師
今年は気温の変化が激しく、季節はずれの雪にも驚いていますが、晴れ間が出ると日射しはすっかり春ですね。
ここのところ多いのは肝陽上亢のご相談です。
更年期を過ぎると、冬場に無理をすると絶対にダメですね。
例えば、寒中に無理をしてウォーキングをしたり、サウナで毎日のように汗をかいたり、無理なダイエットをした方が、この季節に肝陽上亢になり、めまいや血圧上昇が起きているようです。
自分も寝不足をすると、明くる日(特に晴天の日)はやけに景色が白っぽく眩しく感じられ、肝陰の不足を感じるようになりました。
この状態が長く続くと、眩暈や動揺感も出てきます。
中風にならないうちに、しっかり予防せねば・・・と思っています。
もう一つの話題ですが、私達の体はかなり月の満ち欠けに左右されていますね。
今日は朔の日ですので、虚証の方は特に堪えるようですが、実の方の症状は比較的に沈静化しています。
こちらでは相談机の横に、月齢カレンダーを置いているのですが、朔を境に月が満ちてゆくときには、気力、陰血ともに充実しはじめるため、虚の方では体調が充実しはじめ、満月が最高潮になります。
逆にアトピーなどの方では満月が近づくと養生が十分でない方では悪化することがあるようです。
気滞、痰湿、オ血がある方も同様に満月に向かう方が詰まりやすい傾向にある感じがしています。
勿論、女性は月経の周期にも影響されますし、その他にもいろいろな要因がありますが、注意深く観察すると月の満ち欠けも微妙に影響しており、天人相応なのだなぁ〜と驚かされます。
尚、陰陽のバランスがとれて中庸の方では、月の満ち欠けによる体調の変化は殆ど感じられないようです。
仲睦まじいメジロ posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:ブログへのご協力、ありがとうございます。
先生の分析、愚妻が読んで大いに同感していました。旧暦や太陰暦好きの愚妻は、朔という表現に、これでなくっちゃ〜と頷いていました。
彼女がどの程度理解しているのか、知りませんが、茶道好きの趣味と関係がありそうです。
それにしても、前回のブログに掲載した医師たちの小青竜湯や芍薬甘草湯の乱用ぶりには呆れ果てます。
日本の漢方レベルのほどが知れようというものです(涙。
仲睦まじいメジロ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 20:30| 山口 | 中医漢方薬学問答
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2010年03月16日
小青竜湯の長期連用による副作用の典型例
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ
ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 70歳〜79歳の女性
簡単なご住所 : 関東地方
お問い合わせ内容 : ご多忙のところお世話になります。
私は、質問者の息子ですが本人入院中の為、代理でメールいたしました。母親は、77歳ですが元々持病は一切無く70歳過ぎまで一度も大病・入院もせずに過ごしてきました。心臓、血圧共に問題ありません。
ところが、ここ3年ほどの間に、西洋薬の投与ミスによる被害に会いました。
整形外科医が製薬会社の警告を知らずに鎮痛薬の14日長期連用を強いて急性胃穿孔、また、内科医から必要が無いのに最初から血圧降下剤の最高単位を無理やり投与され、服用1回で血圧が急激に低下して意識消失・階段から転落、大怪我しました。
その後、もう薬害はコリゴリだから薬はできるだけ飲みたくないと相談していた最中に、かかりつけの内科医から、軽いアレルギー性鼻炎の症状に対して、『漢方は副作用がないから大丈夫』とのことで『ツムラ小青竜湯』を約1年半長期投与されてきました。(アレルギーを抑える西洋薬も、これは安全だからと、何種類かを色々試しながら断続的に併用投与されていたようです。)
そして、この3月10日、起床時から突然冷や汗・眩暈・動悸が始まり、目の前が真っ暗になって廊下で転倒して骨折・頭部打撲、緊急搬送に至りました。現在のところ生命に別状はありませんが、脳神経外科・内科病院に精密検査入院中です。
ちなみに、日常の血圧は高くても上が140台・下が70〜80台で、定期診断でも心臓不整脈を指摘された経歴もありません。
救急搬送時の血圧は180/95に上昇していました。
どうにも納得が行かないので、『小青竜湯』について調べていた所、麻黄を含む漢方では、血圧上昇/また、心臓に負担をかけて不整脈を起こして脳貧血を起こす、等の副作用の可能性がある事を知りました。
『小青竜湯』の『長期連用』によって、このようなリスクが高まる事はありますでしょうか?
かかりつけ医の投与についての判断ミスの可能性は考えられますでしょうか。
ご多忙の所、恐縮ですが入院先の主治医からも、この薬では副作用は無い、との説明しかもらえないので、ご専門の方からのご教示を頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ
御返事メール:もう、既にご自身でご調査の通りで、
>『小青竜湯』の『長期連用』によって、このようなリスクが高まる事は
不必要に長期連用すると絶対にないとは言い切れません。
もともと適応証があっても一部の例外を除いてあまり長期に連用すべき方剤ではありません。
つまり、適応証があっても必要に応じて断続的に使用するなどが正解のことが多いという意味です。
それゆえ、医療用漢方の誤投与を警告して4〜5年前から当方の付録サイトに書いて警告していたのですが、マイナーなサイトなのでほとんど見る人がいないようです。
病院からよく出される漢方薬の使用上の注意!
医療用漢方を使用される医師でも、西洋医学には玄人でも、漢方医学に関しては素人レベルに近い人も多いようです。
ともあれ、覚醒剤の原料にもなる麻黄含有成分の方剤は、適切に用いれば問題は生じないのですが、適応証でもないのに投与すれば、多かれ少なかれ問題は生じやすいものです。
とりわけ医療用漢方で繁用される小青竜湯や芍薬甘草湯は、今後も問題が生じることは絶対にないとは言い切れない問題です。
以上、取り急ぎお返事まで。
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ
折返し頂いたメール:早々に、ご丁寧なご連絡を頂き、感謝申し上げます。
入院先のどの医師に尋ねても、『この漢方には問題はないから服用再開して良い』、としか言われません。
西洋薬の副作用でさえ認めたがらない傾向が強いと感じていますが、こと漢方に関しては、やはりそのような状況なのですね。
もちろん服用は私の判断で中止しておりますが、ご助言いただいて安心いたしました。
この度は、お忙しい中、本当にありがとうございました。
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☔| 小青竜湯の誤投与や乱用による不快反応や副作用
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2010年03月15日
清熱剤による氷伏というよりも過剰投与による単なる寒証の誘発と思われる
お父さんの膝の上 posted by (C)ボクチンの母
ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の男性
簡単なご住所: その他海外タイ国
お問い合わせ内容 : 数年前にパソコンを買い換え、その時以来急に肺熱(気管支炎)や肝火(筋肉痙攣、血圧上昇、眼圧上昇)の症状が出るようになりました(その当時はパソコンの電磁波が原因だとは気がつきませんでした)。
1年以上も中医師のところに通い清熱薬+補陰薬の処方を受け、症状はなんとか収まりました。その時は治ったのかと思いましたが、実際にはパソコンの電磁波と体中の寒が平衡状態に達しただけのようでした。
昨年パソコンを●●●●のものに買い換えてから時々何となく寒気を感じるようになりました。
寒気を感じる度に補陽薬を服用していましたが、6か月程経過したときに裏寒(心→腎→肝(脊椎)→肺→脾)→表寒(皮膚)の順に、隠れていた寒が激しい勢いで表面に現れました。
寒が急に表面化したきっかけは爪もみ療法だったような気がします。パソコンの電磁波が原因で肺熱や肝火が生じ、それを冷ますために服用した清熱薬の寒が五臓や体表の中に隠れてしまうなどということが起こり得るのでしょうか。
中医師はパソコンを操作したこともない老齢の方で、パソコンの電磁波を原因とする症状についてはまったくわからないようです。
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:清熱薬の使用方法によっては、その影響によって「氷伏」を生じさせる場合もあり得ますので、
>肺熱や肝火が生じ、それを冷ますために服用した清熱薬の寒が五臓や体表の中に隠れてしまうなどということが起こり得るのでしょうか
というご質問は大いにあり得ることです。
この「氷伏」については、小生のブログ
「氷伏」の出典を調べてきたこと
氷伏(ひょうふく)についての考察
かなり中医学理論に堪能なご様子ですので、上記を併読されれば、きっとご理解頂けるものと思います。
以上、取り急ぎお返事まで。
カワウの様々な行動 posted by (C)ヒゲジジイ
折り返し頂いたメール:ご返事ありがとうございます。
「氷伏」について拝見しましたが、私のケースとは違うと思います。おそらく私の症状は非常に稀なケース(1億人に1人?)だと思います。経験豊富な中医師ですら「そんなことが起こるのかな」という感じですから、村田先生も遭遇したことのない事例だと思います。とりあえず症状の詳細と私の見解をお伝えしておきます。
1. 五臓の各臓と体表にほぼ均等に寒が隠れていたおそらく電磁波に対する生体の防御反応だったのだと思います。寒を材料に電磁波に対する防御シールドを生体が作っていたのだと思います。清熱薬を服用するたびに生体がせっせと1年以上かけて五臓と体表に寒を溜め込んで電磁波の強さに適した防御シールドを作ったので、五臓の各臓と体表に隠れていた寒の量がほぼ同じだったのだと思います。
2. 寒が隠れていても舌証や脈証には現れなかった五臓と体表に隠れていた寒を取り除くのに、附子理中湯3週間分と人参鹿茸丸500丸を必要としました。これだけの寒が隠れていても実際に寒が表面化しなければ舌証にも脈証にもまったく寒証は現れませんでした。生体にとって寒が必要なものだったのだと思います。
3. パソコンをAtomのものに変えたら急に寒証が現れるようになった生体がせっかく作った寒の電磁波防護シールドも電磁波が弱まれば不要になります。最初は少しづつ寒の電磁波シールドを解体していたのが、爪もみ療法をきっかけに一気に寒の電磁波シールドの解体をはじめたのだと思います。
ブログのネタにもならないような事例だとは思いますが、ご意見ありがとうございました。
驚くメジロ posted by (C)ヒゲジジイ
ヒゲジジイのお返事メール:
たしかに氷伏というほどのおおげさな問題ではなく、単に寒涼薬の過剰投与によって寒証を誘発しただけのことでしたね。
前回のすべてのお返事を撤回させて頂きます。
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ウミウ posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:漢方薬の素人療法
posted by ヒゲジジイ at 19:09| 山口 ☔| 漢方薬の素人療法は怪我の元
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2010年03月13日
弥生(やよい)十三日の初ツバメ
弥生十三日初ツバメ posted by (C)ヒゲジジイ
上田敏の海潮音:ガブリエル・ダンヌンチオ作
弥生(やよい)ついたち、はつ燕
海のあなたの静けき国の便りもてきぬ、うれしき文を。
春のはつ花、にほひを・・・・
土曜日半ドンの仕事を終えて夕刻、初ツバメに出会った。
弥生十三日初ツバメ posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:海潮音(上田敏)
posted by ヒゲジジイ at 22:55| 山口 ☁| 漢方相談に疲れたあとに癒される桃源郷およびスピリチュアルな話題
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2010年03月12日
気が付いたら西洋医学の優位点をあげて褒め称えていたっ(苦笑
DSC_8201 posted by (C)ヒゲジジイ
昨年から漢方相談の互いの努力がみのって、一定の効果が歴然と持続しはじめた方から、折々に感に堪えないという雰囲気で、西洋医学って一体何だったんだろうっ? と嘆息される。
つまり、これまで長く西洋医学で治療を受けてきたが、一向にこれといった効果が出ずに困惑していたところ、ネットで偶然遭遇したトウヘンボクな村田漢方堂薬局のサイトをみて、恐るおそる漢方相談にやって来た。
ところが半信半疑だった漢方薬ではあるが、西洋医学治療では得られなかった数種類の諸症状すべてに一定の効果が歴然と現れたことに対する感慨を吐露されているわけである。
折々に吐露される感慨深げな様子に、思わず西洋医学を弁護して、救急医療や外科手術など、西洋医学の優位性が歴然とした分野もあるのだから・・・(苦笑。
耳を怪我して返って来たボクチン posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 23:58| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ
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2010年03月11日
寝耳に水「メールの返事はいつもらえるのだろうか?」という匿名者からの電話
メジロの後姿 posted by (C)ヒゲジジイ
夕方、問い合わせメールの返事はいつもらえるのだろうか、という匿名者の督促電話がかかったが、誰のどのメールの問い合わせか皆目見当もつかない。
常時問い合わせメールが多いが、昨今はブログに転載不可にチェックされていることがほとんどで、あるいは許可するのか不可なのか、いずれにもチェックがないために、ギブ・アンド・テイクが成立しないので、これらはすべてお約束通り返事は返さずに削除している。
過去、これらのメールにも親切心からお返事したために、大量の資料を送付され、同時に様々な質問攻めにあって辟易したことがあるから、なおさらお約束通り、お返事を返さない。
そもそもお問い合わせフォームには
ブログ類への掲載をご承認出来ない場合は、その旨お申し出下されば、当方からのお返事も差し控えさせて頂きますので、悪しからず御了承下さいませ。と目立つように明記している。
さらには問い合わせフォームの最初の行には、問い合わせの内容によってはお返事できない場合があることも明記している。
ほとんどがブログに転載不可にチェックがあり、その上、病状を書いて、どの漢方薬を飲んだらよいか教えて欲しいという、安易な問い合わせがあまりに多過ぎるからである。
本日のようにたとえ電話で督促されても誰のどのメールかも今となっては皆目見当もつかないので、受付嬢はブログに転載不可の場合は原則としてお返事は返さないことを問い合わせフォームにも明記しているはずだから、よくもう一度確かめて欲しいと繰り返し強調して難を逃れていたようだ。
たまに見られる転載許可にチェックがあっても、特定の漢方薬の入手方法の問い合わせだったり、上記と同様に自分の病状を一二行だけ書いて、自分に効く漢方薬を教えて欲しいという実に安易なメールばかりが続いているから、これらもお返事出来ない。
いずれにせよ、本日のように電話で督促されても、こちらにとっては寝耳に水。
受付嬢の報告では、こちらに通えないから漢方処方を教えて欲しかっただけの人のように思えたらしい。
短絡的な質問ばかりでなく、数々の無理難題を依頼されるメールも昨今あまりに多いので、それらにも当然、お返事不能。
例外的に著名人や有名人からの問い合わせには、転載許可にチェックがあってもお返事をしながらも転載は遠慮したものもある。
P3051059 posted by (C)ボクチンの母
ラベル:迷惑電話
posted by ヒゲジジイ at 23:55| 山口 ☀| 奇妙な電話・迷惑電話・お気楽電話・無礼な電話はサヨウナラ
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2010年03月10日
マナーのよい真摯な人と警戒すべき取り扱い注意の人
DSC_8831 posted by (C)ボクチンの母
この雪が猛烈に舞い散る嵐の中、こんな日には誰も直接訪れる人はないだろう。久しぶりに休養できそうだと喜んでいたところへ、遠慮深い常連さんが、特別な相談があると電話がある。
こんな嵐だからきっと来客は少ないかもしれないので、この日なら電話で相談できるだろうと、長年の常連さんに限って遠慮深く控えめで、世間ではどちらが客かっといぶかしく思うことだろう(笑。
だからここは別世界、古きよき時代の日本社会が延々と続く別世界の空間なのである(笑。
お相手するのは受付嬢が相応しい内容だから電話相談を彼女にまかせてヒゲジジイは・・・案に相異してヒマになるどころか真面目な相談メールや無理難題メールが次々に入るので応対に多忙を極める。
と、何となんと、この猛吹雪の中、ここ一年以上、忙しい仕事を持ちながらも毎週定期便のように遠方から数時間かけて通って来られる真面目人間がご到着である。
スタッドレスをしてるのっ?! と思わずヒゲジジイは心配声。まさかっという返事には絶句。
ご家族数人分の補充注文だが、代引きで送ることができるのに、この真面目人間さんは、過去に一度送ったことがあるかないかくらいで、熱心に通い続けたお陰で思いがけず半年で8〜9割は寛解してしまった人である。
各医療機関や自費の漢方薬で大金を投資して失敗した過去を持ち、地獄を見た人達は、最終的に村田漢方堂薬局に辿り着くくらいだから、イジケルことなく却って真摯な人間性が形成されるのかもしれない。
ヒゲジジイの毒舌にめげることなく頑張りぬいた成果が出たのも、病気を克服したいという堅い信念に負うところ大であろう。
それに引き換え、計画性のない好い加減な連中ときたら、それほど通ったわけでもないのに「いちいち注文しないでも、定期的に常用の漢方薬を送って欲しい」という思い上がった申し出に呆れ果てる。
もちろんケンモホロロにお断りである。その都度、注文出すのが筋だろう。症状の変化による微調整のタイミングを逃すことになるではないかっ。
変な要求を出す人には常々またどんな要求を出されるか分かったもんじゃないっと無意識に警戒しているが、案の定、後になって電話がかかってぐずぐずと漢方薬は高すぎるので続かないという苦情をネチネチとやる。
前回の要求とは真逆の激しい矛盾を如何せんっ
それじゃ〜無理せずにお止めくださいよ。こちらから頼んで貴女を招いたわけでもあるまいしっ。
自費の漢方薬は一定の経費がかかるのは常識だから、それを今になって文句言われる筋合いはない。
それでも世間相場よりも遥かに安価な価格体系は自他ともに認めるところである。
せっかく著効が出たので喜んであげている矢先にこれだから、性格の悪い人に遭遇するとろくなことはない。一日中不愉快になってまたサンドバックに向かいたくなる。
このようなマナーの最低な人には、「病院治療で治らない、苦しいですっと泣きついて来たのはどなたでしたかね〜」と言いたくもなる。
メジロ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 20:16| 山口 ☔| とんでもない話や、信じられない困った話
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2010年03月09日
臨死体験をされた肝臓癌末期の男性が漢方薬類を服用して蘇生し元気でやって来られたお話
耳を怪我して帰って来たボクチン posted by (C)ボクチンの母
なんだか十年以上前の心に残る人達のことが思い出されてならない。老化現象かもしれないが、まさか最近の出来事で現在進行形のきわどい話もできないだろう。
だいぶ前の話だが、肝臓癌末期で何度も昏睡して危ない状態を繰り返しているが、学友の医師たちがそばについて診てくれているから、ダメモトで構わないから、何とか飲みやすい漢方薬はなだろうかと息子さんご夫婦が来局された。
実際の服用に関しては友人の医師たちが様々に工夫してくれるということだった。
当時から中国で有名なヘンシコウを模倣して、さらに優れた配合を工夫してかなり完成していたところだから、牛黄製剤と麝香製剤を中心に合計三種類の製剤を一緒に服用させてもらうようにお出したものだが、これが著効を奏して起死回生を果たした。
驚いたことに数ヶ月後には、遠路はるばる当のご本人が奥様を助手席に乗せてみずからがマイカーを運転してやって来られたのである。
そのときにお聞きしたのが数回経験されたという臨死体験である。
あのような幸福感と気持ちのよさは経験したものにしか分からないだろうが、臨死体験のお陰で死の恐怖がまったくなくなったと言われるのである。
その後は毎月ご本人から電話がかかって注文の漢方薬類をお送りしていたが、しばしば今デパートで買い物しているが、便秘薬も一緒に送って欲しいなどと、いたって元気な声を聞くことが続いた。
初回からちょうど十ヶ月を過ぎた頃、突然音信が途絶えたが、回りは医師などの医療関係者ばかりが取り巻く身分の人だ。
それゆえ、入手しにくいものであっても何とか入手ルートを開拓されたのだろうか? と淡い期待を抱きながらも、今日まで不明のまま。
いまだにその後のことが気がかりであるが既に十年以上前の出来事であった。
P3083523 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 22:42| 山口 ☔| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4
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2010年03月07日
予告しなくてもよいのに・・・
DSC_8178 posted by (C)ボクチンの母
幸運なことに予定していた癌や悪性腫瘍の手術を免れ、その後の繰り返しの検査で根治を宣告された人達のなかには、このことをどうしてブログに書かないのかと怪訝がる人がいる。
とんでもないことで、貴女のような事例は結果論であり、そんな幸運な事例ばかり書いていたら、百発百中でもないのに大きな誤解を招くことになり、安易な期待から無理難題を押し付けられ、お断りするのに神経を消耗させられてこちらの命がいくらあってももたない。
本音を言えば一家三人同様な事例が続いた例など自慢したいのはやまやまだが、鰯の頭も信心なのかっ百発百中であるわけがないっ。
ある人は、主治医に十年に一度あるかないかの事例だと驚かれたというが・・・。
これを読んだら自分のことを書かれていると思われることだろう。そう、貴女のことですよ。
それはともかく、せっかく効果が出て順調に経過している人でも突然無音となる人も多いが、これも不況のせいらしい。
中断していたら再発気味になったので再来したという人が続く。やはり不況のせいで中断せざるをえなかったという人も多い。
都合によって休んでいた人達だから、止めるのも突然であるように、来られるのも突然であって構わない。
ところが一方では、突然無音となったのだから、同じように突然来られれば何の問題もないのに、わざわざメールや電話で予告される人がいるが不要なはからいである。
わざわざ予告される人の中の多くは、予告だけで終わって結局は来られないまま肩透かしという人がとても多い。
止めるときは突然だけど、来られるには一々予告しないと気が済まぬらしいが、いちいちもったいつけるなよ〜と言いたくなる。
わざわざ予告されなくとも、突然来られた方が神経を集中して頭の回転がよくなるトウヘンボクなB型人間である。
十数年ぶりに再来される人も当然のごとく突然やって来られる。
止めるときは突然なんだから、来られるのも突然で構わないではないか(笑。
慌てるヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 22:49| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌
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2010年03月05日
悪性リンパ腫の全身転移から腹水のみならず胸水まで溜まって
P3051036 posted by (C)ボクチンの母
先日、一年半くらい迷い抜いてようやく決心がついてやって来られた人のことを書いたが、さいわいに劇的に短期間で著効を奏することができた。
お気軽な来局ではない分、真剣に漢方相談を求める人は気迫が違うから、その分、的確な弁証論治が得られることが多い。
それはともかく、命の瀬戸際で来られるケースでは昨今、主治医の直接指名による推薦でもなければ、常連さんのご家族や以前来られたことがあるなどの互いの信頼関係が結べている確証がない限り、すべてお断りしている。
そのようななかで以前、不妊症治療で当方の漢方薬で成功した人が、十数年後になって悪性リンパ腫の全身転移から腹水のみならず胸水まで溜まって命旦夕に迫る情況で、ご主人が遠路はるばる訪ねて来られた。
信頼関係が構築出来ているので、ダメモトという条件で補気建中湯にキノコ類の併用に賭けてもらったところ劇的な著効を奏して10日もしないうちに腹水はおろか胸水まで完璧に雲散霧消し、しばらくの間退院して自宅療養がかなうまでになった。
ご主人の報告でも病気が完治したような錯覚を覚えるほどだと、その喜びようはたいそうなものであった。
ところが不運にもとんでもない事故に遭遇し、頭蓋骨骨折による硬膜外出血で急死された。
そのような事故に遭遇していなかったら、どこまで回復され延命できたことかと悔やまれてならない。ご主人の悔しがりようは、当然こちらとて同様であった。
超高感度撮影のメジロ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 21:18| 山口 ☁| 悪性リンパ腫でステージ4・胃マルトリンパ腫
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2010年03月04日
一部の胃弱者に適応する六君子湯合茵蔯蒿湯という中医漢方薬学
スズメ posted by (C)ヒゲジジイ
昨今、胃弱者の漢方相談で、六君子湯合茵蔯蒿湯が適応する人が続いている。これも時代の風潮か?
他の疾患で漢方薬に嵌ってしまった常連さんの中には、胃腸関連にはに茵陳蒿湯や大柴胡湯の合方を主体に順調な人が複数おられる。
いずれも脾虚湿困と同時に肝胆系統に湿熱が併存している典型的なタイプである。
典型的と書いたが、現代社会には過度な冷飲と同時に肉食過多などによってこのような従来の中医学の教科書には出て来ないような症例が増え続けているのかもしれない。
スズメ posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:六君子湯合茵蔯蒿湯
posted by ヒゲジジイ at 20:27| 山口 ☔| 中医漢方薬学
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2010年03月02日
まるで逆効果のHPやブログ類
あぶないから気をつけるのよっ! posted by (C)ヒゲジジイ
先日、村田漢方堂薬局のHPやブログ類をご覧になって一年半ものあいだ迷い抜いて、ようやく来られる決心をされたという人が来られた。
これまでもしばしば数ヶ月以上、迷い抜いて来られたという人は珍しくもなかったが・・・あらためて自作のHPやブログ類をながめて・・なるほど、これではわざわざ「来なくてもいいよっ」といわんばかりのHPやブログ類である。
ヒゲジジイ自身が漢方薬を求める素人の立場になってこれらを眺めてみると、誰が行ってやるものかっと即座に思って続きを読まずに他へジャンプしてしまうことだろう(苦笑。
これでいいのだっ(笑。
お気軽に来られても困るから。
アオサギと亀 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 20:02| 山口 ☁| 近況報告
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