2010年02月12日
がんと漢方
飛び去るヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ
漢方相談で最も多いのが、がん患者さんたちのQ.O.L。
長年当方の漢方薬に嵌って悪性腫瘍を克服したり長年共存している人達からの紹介で来られる人も多い。
漢方薬を開始して、多くの人は短期間で食欲増進と体力増強効果が真っ先に出て来る。
新人さんたちはいつの間にか年下の若い人達が多くなっている。
進行癌や転移癌でも、ご本人の強い意志で来られる人達ばかりだから、積極的で前向きな姿勢が免疫向上の相乗効果をもたらせ、かなりな成果が得られているのだろう。
翻って、ご紹介者の手前お義理で来られたり、ご家族の説得でシブシブ来られるケースでは、長続きするのは一部の人達に限られている。
というよりもご本人の強い意志でない場合は、実際にはその多くをお断りしている。
経費的にも通常の疾患よりもやや出費が嵩むので、積極的に漢方薬を利用される意欲がやや欠ける場合、精神衛生上にもよくないので、積極的な人達に比べ、免疫向上の相乗効果が望めないないだろうと信じるからである。
たとえご紹介者やご家族の熱意に負けてお引き受けしても、ご本人が本気になれない場合は、当然のように長続きしない。
不思議と「病院の薬と併用するのは大丈夫だろうか?」と繰り返し疑問を提出されるパターンが多く、こちらから見ると本末転倒としか思えないのだが「ご心配ならどうぞお止め下さいっ」ということになる。
ムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 00:33| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌
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