2010年02月03日

現代社会における漢方薬の存在意義は・・・

寒いのに外出中のボクチン
寒いのに外出中のボクチン posted by (C)ボクチンの母

 本当に漢方薬を必要とする人達は、西洋医学治療に限界が生じた場合であるように思われる。
 現実に日々、漢方相談に訪れるのはそのような人達ばかりである。

 軽症から重症者まで様々だが、薬局の性質上、お気楽気分で来られる人が、病院に行くのが面倒だから漢方薬で済ましておこうという不届きなケースでは、二人に一人が罹る悪性腫瘍が隠れていたら困るから、先ずは病院に行くべきだといって漢方相談をお断りする。

 病院で医師の診断を一度も受けることなくお気楽に漢方薬を服用していた人が、後になって会社の健康診断などで偶然、悪性腫瘍が発見された場合、「薬局で漢方薬を飲まされていた」などと、なんでもかんでも薬局の責任に転嫁されかねないからである。
 
 それほど現代日本人の人間性は地に落ちている。
 それとは真逆に、村田漢方堂薬局に縁のある人達の多くは、古き良き時代の日本社会そのままの礼節を知る人達ばかりである。

 実際に漢方薬を上手に利用されている人達は、検査上では何も発見されないけれど、様々な症状に悩まされているレベルから、難病治療のサポートのみならず、進行癌や転移癌患者さんたちのクオリティ・オブ・ライフの維持向上目的で漢方薬が大なり小なり役立っているのが現実である。

 自費の漢方薬は高いと思い込んでいる人も多いが、恩恵を蒙っている人達の中には、とても安いと感じてくれる人も多いのだから、世の中様々である。

海上自衛隊の飛行機
海上自衛隊の飛行機 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 23:32| 山口 ☀| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする