2009年07月25日
眠いのを我慢していたら眠れなくなった
DSC_3474 posted by (C)ヒゲジジイ
10時頃からひどい睡魔に襲われたのを我慢してボクチンに餌を与えたりしていたら眠れなくなった。その頃までには強烈な雨も小降りになっていた。
荒れ模様の金曜日だったが、突然、遠路はるばる来られた人もあったが、午後は荒れ模様を警戒してか誰も来なかったのでたっぷり相談時間が取れた。
ちょうど勝手口から出て道路側で大騒ぎをするカラスの飛翔を撮影し終わったときに顔が合って会釈されるが、見たことない人だが・・・と思っていたら、やっぱり新来さんだった。
この嵐の中を帰って行かれたが、無事に帰宅されたのか、ちょっと心配でもある。
今週の後半は雨模様が多く、直接来られる人ががた減りしていたので、長時間ゆっくりと時間が取れる人が多かった。
ところで耳鳴は体質によってはなかなか頑固で根気がいるものだが、半数以上の人は根気が続かない。
ところが片方ではとても熱心な人もあり、直ぐに効果がなくとも腎虚が明らかな耳鳴の人達は、六味丸加味方剤のジメイ丸を主体に釣藤散などの他の適切な併用方剤とともに何ヶ月も根気よく続けたお陰で、初期にはまったく効果が見えなかった人でも、半年も経てば明らかな効果が出てほとんど気にならなくなったと喜んでいる人もいる。
初期に効果が見えなくとも、腎陰虚が明らかな場合は持久戦で頑張るべきなのだが、せっかちで焦る人が多いから、結局は直ぐにギブアップして止めてしまう。
命に無関係な耳鳴レベルであっても、完全に神経症に陥って、イライラと焦る人が多いので、お話にならない。
だから耳鳴だけの御相談なら、なるべくお断りするようにしている。苦情ばかり多くて根気が無い人が多いからである。
にもかかわらずジメイ丸が昨今、コンスタントに売れていくのは、ほんの少数ながら持久戦で頑張って良効が得られている人がいるからである。
但し、腎虚には無関係で、香蘇散や四逆散など気剤が適応する耳鳴は、意外に速効が出ることが多い。
話し変って、最近、同業者からもしばしば耳にすることは、やはり防風通聖散を服用されている人で、肥満に効果があった人は見当たらないという話ばかりである。
各病院でも盛んに投与されるらしいが、滅多なことで肥満が多少とも改善された話は聞かないという同業の薬剤師からの報告もある。
防風通聖散が肥満薬として堂々と宣伝されても薬事法違反にならないのだから、おめでたい国である。
当の厚生労働省が、防風通聖散には肥満の改善効果があるとお墨付きを与えているのだから、この国の漢方レベルが知れようというものである。
DSC_3530 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 01:37| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問
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