2009年05月01日日本漢方の将来の続き
おり返し頂いたメール:御返事ありがとうございました。
この度は身勝手なご相談にご丁寧にお答えいただき誠にありがとうございました。
最後にもう一つお聞きしたいのですが、先生のお薦めする日本で入手可能な中医学の基本的なテキスト・・・のようなものをご存知でしたらお教えいただけませんでしょうか?
独学で学ぶのは容易ではなく安易な処方は危険だと承知しておりますが、先生との今回のやり取りとネット上で垣間見させて頂いた先生の奥深い見識に、いたく感銘いたしました。よろしくお願いいたします。
なお、何か変化やお尋ねしたいことがありましたらまたメールを送らせていただいてもよろしいでしょうか?勝手ばかり言って申し訳ありません。
かろうじてピントがあったアオサギ posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:日本漢方出身の小生ですが、自身の拙さを棚に上げて、あまりにも日本漢方のレベルの低さに日本人の一人として許しがたいことだと、数十年前から若気の至りで専門誌に執筆して来た当時の駄文を適当に利用して、HP制作が面白くて、実に本末転倒したネット上の遊び半分でした。
推薦図書ですが、
中医学を学習中の薬剤師さんからのお問い合わせ
これを書いた当初は、ブログ更新が面白くてやる気満々でしたが、昨今は厭きあきして来たところです(苦笑。
上記のブログに書いている張龍英先生の諸著作が入門編には便利と思うのですが、すべて絶版のようです。でも、ネットで調べればどこかで入手できそうです。
中級レベルでは、中医病機治法学、つまり
中医学:病機と治法
で、これ一冊で、中医学の基本的教科書として、右に出るものはないと思います。
但し、実際の臨床には直ぐすぐ使用できるとは限りませんが、中医学の真の基礎が学べる書籍です。
> なお、何か変化やお尋ねしたいことがありましたらまたメールを送らせていただいてもよろしいでしょうか?
につきましては、ブログの存続にご協力頂けるか、つまり、先日のお互いの往復メールも含めて、ブログに利用させて頂けるという条件であれば、お返事可能なレベルで、少しはヒントを差し上げることができるかもしれません。(但し、写真類はよほど特別な事情がない限りは転載することはほとんどあり得ません。)
以上、取り急ぎお返事まで。
西郷さんによく似たカワラヒワ posted by (C)ヒゲジジイ
2009年05月04日
医師・薬剤師に推薦する中医学入門書籍類
posted by ヒゲジジイ at 22:10| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問
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