昨日の続き
おり返し頂いたメール: 中国と日本の考え方の違いは以前雑誌で目にしたことがあります。「日本漢方の将来」興味深く読ませていただきました。
先生のご指摘どおり、手や足が人より冬でも暖かいことはだいぶ前から自覚しておりました。冬は靴下は必要ですが、時に布団から足を出したくなることもあります。
さらに10年ほど前、原因不明の腰痛で、ある東洋医学系の治療院を受診したところ腎虚といわれたことを思い出しました。現在も・・・座位での仕事や運動不足の影響もあるでしょうが・・・腰痛を認めます。
ブラッシングなしで舌を観察したところ、辺縁がわずかに紫がかっており、舌根はやはりやや緑色を呈しています。全体的にはやや白っぽいのは変わりありません。また、目の下の隈もありますがお血によるものでしょうか?
加味逍遥散はカネボーなど他のメーカーはいかがでしょうか?
以上の点を加味し、先生のご診断に変更なければ、前回頂いたご処方に従い服用を開始したいと思っております。ありがとうございました。
飛び立った雀 posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール: 今回のご報告では目の下の隈など、瘀血(オケツ)の存在は間違いないと思いますが、腎陰虚があって足が火照ることが折々にあれば、六味丸〜知柏地黄丸まで、可能性の幅があります。
また加味逍遥散はカネボウがビャクジュツ(白朮)を使用していれば正解です。
但し、僅かな情報による推論ばかりですので、提示した方法で間違いないと断定できるほど、確かなものではありません。
それでなくとも、時に、直接通い詰める人でも、何度も弁証分析の修正を繰り返し、確かなピントが合うまでに数ヶ月以上を要することだってしばしばの耄碌ジジイですので、考え方の単なるヒントだと考えて頂ければ幸いです。
スズメの弾丸飛び posted by (C)ヒゲジジイ
2009年05月01日
酒さに悩まれる某医師に対する弁証論治の一つの案
posted by ヒゲジジイ at 21:15| 山口 | 酒さ(酒皶)・赤ら顔・酒さ様皮膚炎・ステロイド酒さ
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