年齢: 30歳〜39歳の男性
ご職業 : 会社員
簡単なご住所 : 関東地方

ごくろうさんっ! posted by (C)ヒゲジジイ
お問い合わせ内容: 衛益顆粒について、ご質問があります。
暑がりで、やや乾燥肌なのですが、衛益顆粒を飲むことは出来るでしょうか?
衛益顆粒は、温めたり、乾かす効果は強い漢方薬なのでしょうか?
朝鮮人参の入っている漢方薬を飲んだ時に、皮膚の赤味やニキビが悪化した経験があるのですが、同じ補気薬の黄耆や白朮を飲む事で、朝鮮人参と同様に、皮膚の炎症やニキビが悪化する事はあるでしょうか?
お願い致します。

ごくろうさんっ! posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:熱証体質の人が、衛益顆粒を単独で服用した場合、皮膚の炎症やニキビが悪化することは当然あり得ることです。
朝鮮人参ほどではないにせよ、衛益顆粒は温性の生薬が主体に配合された方剤ですので、当然のことです。
たとえば、ステロイド外用剤の副作用で、滲出液がひどく流れ出ている情況では、しばしば衛益顆粒が適応する場合も多いのですが、熱証が重度の人に単独で使用した場合は、たとえ滲出液が止まっても、強烈な乾燥と熱感を伴う激しい痒みに襲われる可能性が大です。
現実に、村田漢方堂薬局では強烈な熱証タイプのアトピー性皮膚炎の人に、強力な清熱剤を複数重ねて、衛益顆粒とのバランスを取って使用することで順調に経過した例は、ザラにあるケースです。(←追記: ステロイド外用剤乱用により、滲出液が多量に噴出する副作用を伴っている場合の話。)
しかしながら、このようなテクニックは、専門家でも毎日神経をすり減らすほどで、臨機応変の微調整を行える体勢を取り、しばらくは毎日連絡してもらいつつ、7〜10日ごとに直接通ってもらう方法を取っているから成功する話で、専門家でも苦労する配合バランスですから、素人療法が行えるテクニックではないと思います。
あくまで重症者の話ですが・・・。

お役目ご苦労さんっ(笑 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:衛益顆粒(玉屏風散製剤)