ステロイド外用薬の話である。
アトピー性皮膚炎でステロイド外用薬を医師の指示通りに毎日塗布し続けても一時好転したのもつかの間、途中からは悪化の一途を辿り、保険漢方によりますます悪化。
困り果てた末に、このトウヘンボクで頑固者の君臨する薬局に恐るおそるやって来られ、いつの間にかステロイド軟膏を必要としないほどの寛解状態に漕ぎ着けた人達。
僅か数ヶ月でほとんど離脱できた人もいれば、一年以上かかった人も珍しくはないが・・・
8〜9割の寛解状態が持続し、聞けばステロイド軟膏を既に半月、あるいは数ヶ月塗ることがないとのたもうのである。
だから、口癖のように「たまには申し訳程度に塗っておいたらっ!」とアドバイスするヒゲジジイであるが、あまり急速にステロイド軟膏から遠ざかっていると、思いがけない忘れた頃にリバウンドが来ることがあるので、それを警戒するからである。
人によっては痒くもないのに、どうしていまさらステロイドっ?!と怪訝顔をされるが、真意が分かる人はわかるのである。
調子がよいからといって数ヶ月もやせ我慢したために、軽度とはいえ、突然のリバウンドに見舞われた人もいるのだから。
急速に寛解したように見えても長年塗布し続けたステロイドだから、たまには申し訳程度に塗布するのもお愛想である(苦笑。
ところで、昨今、困ったことが勃発した。
行き場を失ったアトピーの重症者を一時抑えのためだけに適切なステロイド軟膏をもらって来るように信頼のおける皮膚科に御紹介していたが、ここへ来てとうとう逆鱗に触れたらしい。
医師のプライド?とは、いやはやっ!
それゆえもはや信頼が置けなくなってしまったのは言うまでもない。
2008年12月24日
タマには申し訳程度にチョッと塗っておいたらっ
posted by ヒゲジジイ at 21:32| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病
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