2008年11月26日

初回から速効があった漢方薬が次第に効力を失うことがあるのはなぜか???

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 タイトルの回答は極めて明白である。
(但し、頑固に続く慢性疾患の場合の話であり、急性疾患や変化の激しいアトピー性皮膚炎などは除外っ!)

 服用開始初期には驚くほどの速効があって、あれほど喜んでいたのに、次第に効力が減退して10日も経たずして半分以下に下落することも珍しくない。

 ぬか喜びに終わって、ひどく落胆し、薬に慣れたから効かなくなったと嘆く短絡的な人もいるので、事前に警告しておく必要がある。
 漢方入門当初にもしばしば経験したことで、服用者のみならず当方も何故か理由が分からずに五里霧中に陥ったことも再々であった。

 ところが事実は何のことはない、併用処方が不足していることがもっとも多く、次には濃度不足かのいずれかであり、両者が原因であることもザラである。
 この厳然たる事実を事前に伝えておかないと、世の中には短絡的な人達が多い世の中だから、漢方薬の信用を落しかねない。

 蛇足ながら、短絡的といえば真面目な同業者に強くアドバイスしておきたいことは、この世には得て勝手で短絡的なエゴイストが蔓延しているので、客面(キャクヅラ)する不遜な人達や、あるいは逆に慇懃無礼な連中の漢方相談はなるべく避けることである。

 これらの人達をひとたび扱うと、後々まで祟られることがあるので、君子危うきに近寄らずっ!である。

 それらのクレーマー予備軍に無駄な時間を奪われていると、他の真面目な御相談者に結局は迷惑が及ぶのである。

参考文献:イヤな客には売るな!

posted by ヒゲジジイ at 23:44| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする