御質問者:東海地方の内科医師
母親の件をご相談です。
後期高齢者ですが、腰痛がひどい模様です。以前腰椎の圧迫骨折をしています。骨そしょう症もあります(年齢からしてしかたないと思いますが)。
白内障もあり杞菊地黄丸を一日2回8丸ずつ服用しています。舌は紅で、舌苔はなく、排便排尿に異常はありません。常日頃疲労感を訴えていまして、高血圧があるため降圧剤で良好なコントロールにあります。
御返事メール:杞菊地黄丸が適応しているようでしたら、まずは一日3回の服用に増やすべきかと思います。
また、骨粗鬆症も含めて腰痛に対して、また疲労感に対しても吸収率の優れたウチダのイオン化カルシウムを便秘しない程度に常用されるべきかと思います。
また、カルシウムとともにマグネシウムを補給することは、心臓にもよい影響がありますので、質のよいニガリを少量併用することで、たとえば富士バイオのbit-150という製品などの併用(コップ半分以上の水に数滴加えて薄め、その液でイオン化カルシウムを服用)が適切ではないかと愚考します。
あまりお役に立てない提案かもしれませんが、これらを常用している常連さんはたくさんおられ、皆さんお元気を維持されておられます。
追伸:肝心な重要処方を忘れていました。腰痛の場合は病名治療的に疏経活血湯を併用するのが最もオーソドックスな治療方法だと思います。
単純に杞菊地黄丸に疏経活血湯を併用する方法でもかなり腰痛は改善されるかもしれません。
2008年08月02日
骨粗鬆症を伴う腰痛の漢方薬(六味丸系列の方剤に疏経活血湯の併用などの提案)
posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☁| 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰痛・坐骨神経痛・ぎっくり腰(魔女の一撃)
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