お久しぶりのおたより: 関東地方の内科医師
>要するに、漢方医学に西洋医学流のエビデンス概念を取り込むことばかりに血道をあげるようでは、日本漢方の将来は暗い。
その通りですよね。
一方の西洋医学はどうか?と言えば‥「エビデンス」という観念が病気に通用すると考えているのも不思議なことですね。
どんな結果を得ても‥病気に対する必要十分条件を備えていない結論では余り意味がないのですが、現代流行の「エビデンス」は「必要十分条件を備えている結論」ではなくて「病気の十分条件だけの結論」が殆どです。
つまり、研究の根本の考え方が可笑しいのに‥流行している研究方法なんですよね。
困ったことですよね。権威‥って何なんでしょうね?
お返事メール: おたよりありがとうございます。
欲張ってサイトスペースとURLを沢山確保してしまい、遊ばせておくのも勿体無いからと新たなサイトを試みたところ、自然にまたまた矛先が困った方向に行ってしまいました。
ところで、エビデンスや標準治療の足かせのために、西洋医学方面の医師の先生方は随分ご苦労されているとかっ!?
もしも漢方の分野でも同様なことが進みますと、これが足かせとなって、いよいよ漢方医学の息の根が止められかねません。
遺言サイトのつもりで、間違いだらけの漢方と漢方薬 というサイトを制作してみましたが、随分嫌味なサイトになってしまいそうです。
そしてまた、慣れているとはいえ、匿名の非難の嵐が舞い込むかもしれません。
過去には同業者らしき人達から随分多くの匿名(時には本名の先生もおられましたが)の抗議と非難の手紙をもらっています。いずれブログに掲載してみようかとも考えています。
折り返し頂いたメール:
>遺言サイトのつもり … などと仰らずに最後まで先生の信念を貫いて下さい。
僕は応援します!
批判する人がいる…ということは、応援する人もいると言うことの裏返しな訳で、熱烈なファンもいることです。
気になさらないでご自分の考えを公表して下さいね!
そういえば…茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)がなんとなく分かるような…肝炎の時に瀉血をすると良くなるいう記事を読んだことがあります。血管内の血の濃度が変われば…瀉血と同じかなぁ〜?(笑
確かに白朮と蒼朮は違いますよね。生姜と乾姜も違いますよね。
桂枝に関しては、自分は肉桂を使ってしまっていますが…若い細枝の方が確かに木の場所からして発表力が強いと感じますね。今度は細枝を購入して試したいと思います。
附子に関しては年寄りは別として…使う場面が熱による寒に使ってたりするんでしょうねぇ〜(;^_^A アセアセ…。
まだまだ…先生のレベルには達しませんが自分も頑張ります!
遺言なんて仰らずに…いつまでもそのままの先生でいらして下さい!
折り返しヒゲ爺が送ったメール: そろそろ遺言くらいのつもりでいた方がよいと考える年頃です。
仕事上、様々な男女を観察するに、多くの男性は諦めが早く、女性のような良い意味での執念深さがありません。小生も自分のことになると彼等と同様ですので・・・(苦笑)。
応援して下さるとのこと、大変嬉しく存じますっ!!!
以前は小生のストレートな拙論を好んで原稿依頼される会社もあったのですが、次第に商売に差し支えるようになったらしく、代が変わると突然依頼が無くなりました。それで昨今は原稿料が稼げません(苦笑)。
最近、情報源のお一人として貢献して下さっていた方が、案の定、とてつもない要職に就かれたので、案外日本も徐々に良い方向に変わるきっかけにでもならないかな〜〜〜と淡い希望を抱いています。
2008年04月22日
日本漢方の将来
posted by ヒゲジジイ at 15:10| 山口 | 日本漢方の情けない現状と限界
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