2008年03月17日

一日1回の服用もおぼつかないアトピー性皮膚炎の患者さんからのおたより

北陸地方のアトピー患者さんからの久しぶり(昨年11月以来)のおたより:

 仕事の影響で忙しく、1日の食事の摂る回数が1回や2回なる日が多くなり、それに伴い、薬の服用も1日に1回や2回なる日がおきてしまい薬を消化するまで時間かかってしまいました。

 年が明けて1、2月は気温が低下して寒さが一層増して、アトピーが悪化しました。一時的に良くなる事もありますが、良くなったり、悪くなったりの繰り返しが続いております。

 鼻づまりや、胃腸の方は、特に目立った症状もでてきておりません。安定していると思います。

 詳細は?/??に相談したいと考えております。
また、時間や必要があれば、?/??も相談したいと考えております。
 ホテルや列車の手配がありますので、予定等メールのご返事を頂ければ幸いです。宜しくお願いします。


お返事メール:
 漢方薬の服用回数があまりにも少なすぎますので、効果が出にくいのは当然です。
 
 地元の男性にも、一日1〜2食の元大食漢がおられますが、食事を抜かしても漢方薬を一日3回欠かしたことがありません。
 そのお陰で、昨年5月から通い始めて重症のアトピーが今年に入って9割以上の改善です。毎日ステロイドを塗り続けて2年間、それでも悪化の一途を辿っていたのが半年でほぼ完全離脱で、見かけも症状も殆ど消えています。

 食事は忘れても漢方薬を欠かすことがなく、常に臨機応変の微調整を繰り返したからです。

 同様な人は、関東・東海・近畿地方から多くの男女が、九州や中国地方は最も多く、同じアトピーの人達は、毎日3回の服用をほとんど欠かすことがありません。中には故意に4回服用する人もあるくらいです。

 一日3回しっかり服用しないことにはピントが合っているのか、微調整が必要なのか、まったく判断することは不可能です。
 これまでお送りした漢方薬の量から言って、平均一日1回の服用すらおぼつかないとおもいます。
 これでは、現在の漢方薬のピントが合っているのかどうかすら、判定不能です。

 服用回数があまりに不足している現状で、再度、来られる意味がどれだけあるのか疑問です。(来られるのを拒むつもりはありませんがっ!)

 前回お送りしたのは昨年11月23日に一か月分をお送りして以来のことです。
 もっと気合を入れて頂きたいものです。
ブログの材料が尽きたところですので、この往復メールのみ、転載させて頂きます。


【編集後記】 昨年8月下旬に下関に来られ日帰りされた方で、10日毎に二度、経過観察してもらったところ前年に比べて明らかに軽減傾向であるとご連絡があり、ご希望にそって9月中旬からは一ヶ月分を送付。
 この時からやや途切れがちで、それでもご連絡があった11月下旬でも、明らかな軽減傾向のご報告だった。

 もっとも不得手な冬季ということだったので、音信不通を心配していたが、結果的に平均1日1回も覚束ない服用方法では経過観察は不可能としか言いようがないわけで、遠路はるばる再度来られる気迫がおありなら、その前にやるべきこと(しっかり3回服用して経過観察すること)があるだろうと思うのである。

 11月下旬のご報告では、比較的良好なご報告だったので油断されたのかもしれないが・・・。



後日談:実際に来られてみたら、このような服用方法でも明らかにアトピーは初めて来られた当初より軽減していたのだったっ!!!

posted by ヒゲジジイ at 00:32| 山口 | アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする