2008年02月23日

病気に再発は付き物です

 当然のことながら、慢性疾患ともなれば一旦寛解したようにみえても、不養生が続いたり、予防的服用を怠っていると再発は付き物である。

 様々な悩ましいい慢性疾患で悩まれる方が、わざわざ一定の出費を免れない自費の漢方薬を求めて来られるからには余程の決心と覚悟が必要だったに違いない。
 だからこちらも真剣勝負で、無い頭を振り絞って全力を尽くしているつもりである。

 ブログ類を読むと、あまりに本音が書かれ過ぎているので恐怖におののき、こんな薬局はヤバインジャナイノ〜と直接の来局は遠慮していたものの、怖いもの見たさにブログには折々に訪問していたという人も多いらしい。

 あるいは既に当方の漢方薬を服用中の人でも、まさか自分のことが書かれているのではないか?ととなり、気分を害されることもあるらしい。

 その点では些かデリカシーに欠ける点がないでもないが、その罰が当たったか、数日前に十数年ぶりのぎっくり腰が再発してしまった。
 県外から二度目の訪問の同年代の女性の前で、立ち上がろうとした瞬間、ギシッと来た。目の前の女性はたいそう心配されて「大丈夫ですかっ?!」と声をかけられるが、こちらはあまりの痛さに「大丈夫ではありませんよっ!」と八つ当たり気味(苦笑)。

 その日は痛みの為に食欲も落ちるほど。歳を取るとカクノゴトクして足腰が悪くなり、次第に朽ちていくのかっ?! と悲惨な思いで暗い気分になっていたが、適切な漢方処方、疎経活血湯の加減方剤を服用すると氷が解けるように日ごとに回復して、5日もしないうちにほとんど快癒した。
 
 しかしながら、これで服薬を怠ると再発は付き物であるから、年齢も考えて、あの世に行くまで予防的に継続服用すべきだろうと考えている。
 数十年来の常連さんたちに学ぶことは、一生涯漢方薬を継続服用する信念の固さである。

 常連さんたちに言わせれば、大食したり嗜好品や贅沢品に手を出せば限りがない。そんな無駄ものに使うくらいなら、健康に金を投資する方が人生に取って遥かに有益だ、という考え方が納得できるというものである。

 一瞬、再起不能かと思うような激痛に見舞われたヒゲジジイであったが、5日間でほとんど快癒しているので、毒舌に対する罰だったとは一概に言えないかも知れませんよねっ(呵呵大笑)。