2008年02月06日

「クリックする」のが面倒で、押してませんでした

簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業 : 調剤薬局
お問い合わせ内容: 毎日 先生のブログを楽しみにしています。ただ 「クリックする」のが面倒で、押してませんでした。先生がそんなに、こだわるのかなーと思ってしまいますが、先生からの講義代と思えば簡単な作業なので、これからクリックさせていただきます。ブログを継続してください。漢方くずれの調剤薬局の経営者ですが、勉強は怠ってません。


お返事メール:おたよりありがとうございます。
 
>ただ 「クリックする」のが面倒で、押してませんでした。

 こういう人が大多数であることが分かっているから八つ当たりして憂さ晴らしをしているわけです(苦笑)。

>先生がそんなに、こだわるのかなーと思ってしまいますが、

 絶好のゴネる材料を見つけてマンネリのブログをサボりたくなったわけです。
 そちら様が「クリックする」のが面倒なのと同様、こちらもいい加減面倒になることがある訳です(ますます苦笑)。


折り返し頂いたメール: ブログに自分の文章が載るのはちょっと恥ずかしいですね。
 調剤薬局を経営しながら、いまだに漢方薬局に挑戦する夢は捨て切れません。中国に留学なんてたいそれた事を考えたこともありました。結局は明日の生きる糧に走って、調剤に向ってしまいました。

 かつては、何を調合したかわからないようにして (薬事法違反)、保健所に脅えながら、顆粒や粉末を混合して販売していました。先生のご指摘、痛いほど分かります。
 これからは時々頼まれる漢方相談に、薬事法違反は避けたいと思います。

 どこも同じとは思いますが、OOキヨ、OOドラッグで囲まれ、おまけに目の前のコンビににもドリンクまでもっていかれ、OTCは期限切れを待つ物ばかりです。
 いづれ調剤もそれに近い状態になるのでしょうが・・・・・。
posted by ヒゲジジイ at 08:41| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

ブログで悪態をついた効用

 昨日はWEB RANKING のクリック激減に対する嫌味タラタラ書いて、読書人に万歳三唱して終わったところであるが、先週まで吼え続けていた「食い意地」問題の悪態の方では、予想外の効果があった!

 アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹あるいは得体の知れない慢性湿疹の多くの人が、いわゆる「痩せの大食い」、痩せてないにしても明らかに「相対的」に痩せの大食い連中が8割以上を占めていた。

 腹七分ではなく、人の一人前の食事に制限するように吼え続けていたが、どうせ馬耳東風かも知れないが、書くだけのことは書いておこうと書きなぐっていた成果がここ数日、メールや直接の来訪で、食事制限の成果が出たという報告が続いている。

 正当な悪態でもあるから遠慮せずに書きまくった効用はあるもので、だから現在、こうして仕事中の合間に(書いてる途中にお馴染みさんが飽食時代の象徴「扁鵲(へんせき)」を買いに来た)、無理してでもこのことを書く気になった。

 中には辛夷清肺湯が足らなかった人や、猪苓湯の濃度不足の人や、天津感冒片の併用が必要だった人など、皮膚病で来られている人は沢山いるので、微調整の必要もあったにせよ、総じて食事制限の成果は明らかであった。

 ただ、逆に正月以来、無制限にキムチ鍋や過食が続いた人は、せっかく寛解していたのに明らかに再発した人も少数いる。
 食い意地というのは・・・食料事情が過剰に豊富な日本では、テレビをつければ常にどこかの局で、過食を奨励するが如き飽食番組だらけ。
 足るを知らない飽食人種に明日は無いかもしれない。

 なお、昨日のWEB RANKINGのクリック不足問題に対する反響がメールで複数届いているが、一部は憮然とする内容ながら、ブログの延命にもなるので、気が向いたところで順次転載させていただくつもりである。
posted by ヒゲジジイ at 14:18| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

マンネリズムにより存在価値なしと判断

 タイトルの主語はもちろんこのブログのことである。
 昨今、WEB RANKING のクリックが激減しており、ご訪問者からの存在意義なしとの意思表示が続いている。

 クリックのランキングでは、以前までトップを独走させてもらっていたが、とうとう激しい下落をみるまでの悲惨な状態となった。
 2位以下に甘んじる、このようなテイタラクではブログを続ける余分な時間を読書に向けたほうが遥かにマシではないかと思うに至った。

 ブログやHPをご覧になって村田漢方堂薬局の漢方薬を求めて来られる人は常に一定数おられるが、もっとも熱心なのは、東洋医学の名医という書籍類を読まれて来られる人達である。
 これらの書籍を読まれて来た人は、さすがに書籍を購入されるだけに全員間違いなく熱心な人達ばかりで、ほんとうに仕事冥利に尽きる人達である。読書人万歳!
 
 もちろん、完全にブログをやめるつもりはないが、存在意義なしという結果が出た以上、おべんちゃらを書くのはますますバカバカしいので、いよいよもって気儘好き勝手にさせてもらうだけのことである。
posted by ヒゲジジイ at 00:33| 山口 ☔| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

転移癌による腹水等

性別 : 男性
年齢 : 30歳〜39歳
お問い合わせ内容: はじめまして、●●と申します。夜分遅く申し訳ありません。
 7?歳の母についての質問なのですが、食道に浸潤した胃がん(片方の卵巣に転移、肝臓、肺にも転移の疑い)の手術のため入院したのですが、1月28日に内視鏡で腹内を見てみると腹膜にも転移があるため、手術が出来ず、抗がん剤の治療をしても余命1年と宣告されました。

 手術後、医師からは早く起って歩いた方がよいと言われていたのですが、3日たっても、母は息も荒く嫌にしんどそうで、ほとんど歩くことが出来ず、食事も全く食べれない状態でした。その後の検査で、腹水がたまっており、心臓が圧迫され、無気肺の状態であること、CRP値が高いこと、腹水がたまったままほとんど寝たきりなのでイレウスが起こりかけていることが分かりました。

 医師からは、手術(内視鏡)が引き金になってガンが活動的になったのだろう、このまま食事をとれない状態が続くと抗がん剤治療も出来ず、余命1、2月と説明を受けました。

 腹水を半分抜いたのですが、症状はほとんど変わりません。現在は腸活動を促すための座薬(下剤)と点滴だけ(腹水がたまるので絶飲食)で様子見の状態です。
 母のガンが分かった時からネットで調べる内に村田漢方堂薬局のことを知りました。西洋医学の限界、漢方治療の可能性、漢方古方派の問題点等、大変興味深い話を読ませていただきました。

 母の腹水の状態の改善に何か良い薬はないものでしょうか。入院するまでは外見は普通の状態だったものが、急に今のような状態になってしまって当惑しています。説明不足の点もあると思いますが、何卒御教授お願いします。


お返事メール:拝復
 大変デリケートな段階ですので、なんともお返事の仕様がありません。
 ご覧になったかと思いますが、漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 の筆頭に書いておりますように、
記載内容はすべて専門家向けですので、一般の方がヒントにされる場合は、必ずお近くの医師・薬剤師など専門家と御相談下さい。
ということに尽きます。

 また、同ブログ中の補気建中湯 にも書いている事情からも、お察し下さいませ。(注:補気建中湯は腹水に起死回生の効果を発揮することがある漢方処方の一つ。)                
                     頓首


折り返し頂いたメール: 昨晩、質問致しました●●です。
 全く見ず知らずの不躾な者に、こんなにも早くの御返信有難うございます。

 私のような質問が村田漢方堂薬局様宛てにたくさん届いている状況がよく分かりました。本当に申し訳ありません。

 まずは担当医の先生に相談してみます。
 本当に有難うございました。

2008年02月01日

病院で治らない病歴の短い坐骨神経痛

性別 : 女性
年齢 : 50歳〜59歳
御職業 : 公務員
簡単なご住所 : 近畿地方
サイトよりお問合せ・ご連絡内容 : 坐骨神経痛でこの1月より困っています。
 整形に行き毎日リハビリに行っていますがよくなりません。痛み止めやシップいろいろやってもだめです。

 ほかの病気もたくさんありパニック症は漢方で治りつつあります。でも漢方の先生は2人とも他の病院へ行ってしまいました。
 先生もいなくなりまたパニックしょうが戻ってこないか困っています。
 この神経痛に合う薬はありませんか。


お返事メール: 漢方薬ももちろん坐骨神経痛は得意分野の一つですが、初期の急激な症状であれば、腕のよい先生なら「整体治療」で短期間で治ってしまうことが多いものです。

 漢方薬も病歴の短い坐骨神経痛の場合、もしも芍薬甘草湯証を呈しているような場合でしたら、超速効で治ることも多いのですが、必ず正確な弁証論治が必要です。

 以前は村田漢方堂薬局でも病歴の短い坐骨神経痛を芍薬甘草湯合桂枝茯苓丸などで速治させた経験は多いのですが、昨今はもっぱら何年も患って重症化し、手術を宣告されるような段階の患者さんたちばかりが主となっています。

 慢性化すれば疎経活血湯や独活寄生湯など様々な処方が考えれますが、まだ病歴が短いだけに、手っ取り早くは「整体」に行かれてはいかがでしょうか?

 パニックの再発を心配されておられるようですが、既に適切な漢方薬を服用中であれば、同じ漢方処方を続けておれば、問題ないはずです。