2007年11月23日

茶髪とアトピー性皮膚炎

 ←ヒゲジジイの誇るべき黒髪


 タイトルから何を言わんとしているか? 思い当たる人はたくさんおられることと思う!
 
 黒髪は東洋人の誇り、その美しき黒髪をわざわざ茶髪や金髪に染める神経が理解できない、などと野暮なことは言わない。
 こんな時代遅れのジジクサイ正論?は10年前に言い続けていたが、誰も耳を貸さないのでもはやこの日本は終わりであると見捨てて既に10年が過ぎようとしている。
 既に諦めているから 文武両道・失われた日本の心 というブログでさえ一切取り上げてないはずだ。

 ここで言いたいのは東洋人や日本人としての誇りの問題ではない(既に諦めているのだから・・・)。アトピーの悪化原因の一つが、明らかに茶髪用の染料であったケースはざらに目撃している。だから、こちらが注意するまでもなく、重症化して漢方治療を求めて来られる人の多くは、茶髪を止めてホウホウノテイでやって来られたはずだ。
 それが寛解するとともに、のどもと過ぎれば熱さを忘れるの喩えどおり、六ヶ月目にして茶髪を再開した人がいる。よくぞあの重症だった状態からここまで改善したものだと思うものの、まだ8割がたである。完治したわけでも、完全寛解状態に安定したわけでもない。わずかに一部に残っている部分があるのに、とても勇敢な方である。

 だから、もしも再発したら、決してヒゲジジイの腕の悪さのせいにしないで欲しい、茶髪の再開が原因であるのだから・・・と宣言して無理に止めさせようとはしなかった。
 人それぞれの価値観があり、たとえ万が一病気が再発しても、やむにやまざる執念のように、どうしてもやりたくなる人間の業というものがあるようだ。

 ヒゲジジイのように誰になんと言われようと、世間様から忌み嫌われる「哲学の煙」を止めようとは一度たりとも頭を掠めたことすらない。だからと言って、公私混同はする必要はないのだから、漢方薬局の経営者であり薬剤師である責務からは、病気を治すのに明らかに間違っている場合は、強く注意して無理にでも止めるべきである。

 しかしながら、茶髪の影響を受けないアトピーの人も一部にはいるかもしれないという研究心からも、茶髪を再開した人が今後どうなるか、興味深くもある。
 再発したら「それみたことか!」と言うだろうし、引き続き順調に推移するようだったら「そりゃよかったね」で終わるだけのことだ。

 でもね〜〜〜、10年前くらいだったか? 清心蓮子飲(せいしんれんしいん)と体質改善三点セットだけで治癒していた高校生が、大学生になって茶髪にした途端、激しく再発した恐ろしい事例に遭遇したことがある。それも茶髪をはじめて一ヶ月くらい経過してからだったので、直ぐに反応が出た訳ではない。
 母親と強く説得して中止させたところ、漢方薬も連用中であったから、短期間で回復したので原因は明らかである。

 クワバラくわばら!!!
posted by ヒゲジジイ at 19:00| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする