性別 : 女性
年齢 : 40歳〜49歳
ご職業 : 主婦
簡単なご住所 : 甲信越地方
お問い合わせ内容 :漢方医・薬局が近くにないためご相談いたします。
改善したいのはうつと慢性的な疲労です。以下に全身状態を書きます。
うつ症状は十代後半より、良くなったり悪くなったりで、断続的に精神科医に通っていますが、あらゆる抗ウツ薬が一切効かず、治療に決めてがありません。
今年四十になりましたが、昨年ごろより体力気力の衰えが激しくなり、今年の夏の暑さで完全にダウン。今は多少の家事をこなすのがやっとで、疲労感がひどくほとんど寝たきりです。
しばしば(午後が多い)微熱を出します。子どもの頃より手足が冷え、酷暑でも時に冷えのぼせすることがあります。
身長1??cm??kgで、食欲不振はなく、むしろ過剰な食欲と体重増加に悩んでいます。(ストレス由来らしい過食症[過食嘔吐]も併発しているため、食欲を高めるという補剤の使用に躊躇しています)生理前は特に過食衝動が強いです。
生理周期は長めで不規則ですが一応高温期低温期があり、まだ更年期ではないようです。
生理痛は重く、痛み止めも効きません。
肌は青白く、顔色はくすんでいて、目の下に青黒いくまがあり、ニキビなど肌トラブルも絶えません。低血圧で常に便秘気味です。寝つきが悪く早朝覚醒してしまう不眠のため、何種類もの薬を処方されています。
うつと疲労感で何もできないという情けなさ、不定愁訴が多く西洋医学では対処しきれないという事に暗澹たる思いです。できましたら漢方のお知恵をいただければ幸いです。
お返事メール: 文面から拝見すると、おそらく逍遙散あるいは加味逍遙散系列の方剤を主体にした配合が適応しそうな雰囲気です。
近くに漢方薬局がないそうですが、よく捜されれば車で1〜2時間くらいかければ漢方薬局の一軒や二軒は見つかることと思います。是非、お近くで見つけて直接御相談の上、より適切な漢方薬があるかどうか御相談された方が良いと思います。
メールだけでアドバイスしても、直接お会いした場合は、思いがけない漢方的に重要な症候の発見があるケースも多く、メールの段階で考えた処方とはまったく異なるものが必要だったりしますので、上記の方剤はあくまでヒントの一つに過ぎません。
上記の方剤のいずれかが適応する可能性は決して低くはないと思いますが、あくまで頂いたメール上での判断に過ぎませんので、悪しからず御了承下さいませ。
【編集後記】過食症を伴っていることから、古典的、典型的な鬱病とはまったく異なるものであろう。
2007年09月19日
過食衝動を伴う鬱症状と慢性疲労の御相談
posted by ヒゲジジイ at 21:09| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問
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