2007年09月18日

主訴のマメイに著効がありながらその後の行動には理解に苦しむ稀な人⇒病気を治したくない

 微妙に配合が噛み合わずに常に中途半端な効果に、微調整を繰り返していたがいつの間にか音信が途絶えた。
 漢方薬局をハシゴして回っていた人だから、ヒゲジジイの漢方も中途半端な効果で諦めたものと、やや申し訳ない気分でありつつも、一部の配合はしっかり合っていたのに勿体無いことだが、また次の薬局でも当方の配合を伝えながら、渡り歩いていることだろうと忘れかけていた頃、本日二ヶ月ぶりにやって来られた。

 聞けば、7月以降はめまい症状は一切起こらず調子がよかったのでヒゲジジイの漢方は続けず、サンプル漢方を無料で呉れるサイトがあるというので申し込んで服用したのが小柴胡湯加桔梗石膏。ところがそれを服用するやいなやめまい発作が再発してしまった。

 今度は夜間まで電話相談をしてくれる漢方薬局を見つけて相談したところ、ひどく叱られたと言う。(叱られて当然な理由がある。漢方薬局のハシゴが趣味と思われても仕方がないだろう。

 結局、安易な方法では解決つかずに再度、直接やって来られたのだが、ちょっとサボってしまって失敗だった、また同じ処方で再開しますというのなら理解できるので、何も言わずに最後に配合の三種類の方剤をお渡しするところだった。
 ところが、奇妙奇天烈なことに、その前の時の配合が一番良かったなどと、まったく理屈に合わないことを言う。

 最後の配合の10日分がよかったからこそ二ヶ月も調子がよかったのではないですか!? と強く再考を促すと、そうだろうか? と首を傾げるのである。

 このような病気で遊んでいるとしか思えない人も稀にいるので、本末転倒している事実を懇々と、しかもかなりキツクお灸をすえざるを得ない事態。
 病気を治したくない心理が無意識に働いているのではないかという、いかにも皮肉な追及である。タナトスである。

 この持病のために会社まで辞めて静養している筈が、この調子では先が思い遣られる。久しぶりに大の男に一喝を喰らわせたが、この老婆親切が理解できる日本人かどうかは分らない。

 不落因果、不昧因果
posted by ヒゲジジイ at 20:27| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする