2007年09月01日

ウチダの生薬製剤二号方についてのお問合せ

性別 : 女性
年齢 : 60歳〜69歳
簡単なご住所: 九州地方
ご意見やご質問をどうぞ : ウチダの生薬製剤2号方に関しての質問です。

 夏風をこじらせて、自律神失調気味になり漢方医にかかっています。
 薬はツムラの23(当帰芍薬散)と25(桂枝茯苓丸)を1回に半分ずつ症状にあわせ随時ほかの薬も服用、ほとんど回復しました。
 今後ツムラの23,25は続けることになると思いますが、ほかに西洋薬で血圧の薬とコレステロールの薬を1日1回のんでいます。

 あるとき友人から生薬製剤二号方の話を聞き気持ちが動いていますが経済的に1日3回は一寸無理、2回程度なら続けられるかな・・・・と思います。
 ネット内で資料をいろいろ探すうち、先生が2号方の開発に携わられた方だと知りました。

 前置きが長くなりましたが、2号方のツムラ23,25との飲み合わせ、また飲む回数について教えていただければ嬉しいです。


お返事メール:拝復
 すでに(23)当帰芍薬散と(25)桂枝茯苓丸の併用で効果が出ている上に生薬製剤二号方を加えるのは、些か屋上に屋を重ねるが如しで、ちょっとやり過ぎのように思います。

 とりわけ当帰芍薬散中の川芎(センキュウ)と生薬製剤二号方中のセンキュウが重なるのは問題です。
 それぞれに共通して含まれる芍薬が三重にも重なるという問題は、むしろ却って好ましい場合が多いものですが、こと川芎に関してはこの温暖化の時代ゆえ、現在服用中の保険漢方に生薬製剤二号方を加えれば、おそらく、むしろ却って体調を崩しかねない恐れが、無きにしも非ず、です。

 正確なところは(いくら開発者だからといっても直接面識もない当方にお尋ねになるよりも)貴女の体質をよくご存知の漢方医の先生に直接お尋ねになられた方が最も無難です。
 専門家であれば製品名ではなく、配合成分によって弁証論治にもとづいた判断をしてもらえます。編集後の注釈:これが出来なければ専門家とは言えない。

 以上、取り急ぎお返事まで。


折り返し頂いたメール:早速のご返事、とても嬉しく感謝申し上げます。

 今服用中のツムラ23と25は1回量はそれぞれ半分量の合方です。1日で23,25、各1,5袋を服用します。
 本当は折衝飲(セッショウイン)が私にはよいそうですがエキス剤にないので上記の選択になりました

 私の先生に2号方のことを相談しました折、今手元にある10日分、飲んでみたら・・・との返事でした。
 普段、不眠、高血圧(どうも白衣性高血圧っぽいです)取り越し苦労の心配性、などで良いお薬(気を安定させる)があれば飲んでみたいと思っていました。
 先生の2号方に関する論文を素人で読んで見てニュアンスだけですが、2号方がなにやら”気の薬”と感じましたので2号方の1日2回の服用をお尋ねしたのでした。

 10日ほど1日2回の服用をしてみたいと思いますがやはりやめておいたほうが賢明でしょうか。


ヒゲジジイのお返事メール: 折衝飲は保険漢方では採用されていませんが、生薬製剤二号方と同様に漢方専門薬局で入手できるはずのものです。
 前回のお返事メールでもお答えしましたように、生薬製剤二号方が貴女にとって、

> 今服用中のツムラ23と25は1回量はそれぞれ半分量の合方です。1日で23,25、各1,5袋を服用します。

という条件であっても、加えて良いものかどうかまでは到底判断出きるものではありません!
 繰り返しになりますが、あくまで主治医と貴女の自己責任でご判断下さい。
 これ以上のコメントは不可能ですので、悪しからず御了承下さいませ。
posted by ヒゲジジイ at 00:24| 山口 ☁| ウチダの生薬製剤二号方と丹心方 | 更新情報をチェックする