2007年07月30日

アトピー性皮膚炎のデリケートさについて

 今日もまたアトピー性皮膚炎の問題を取り上げる。

 昨日の御質問者こそ、これが遠方でなく地元の人であれば、7〜10日毎に通い詰めてもらえば、ご自身でも漢方運用のコツを覚えてもらうことが出来るし、季節的な変化に応じた対処法も共に研究してマスターしてもらうことも出来るのにと、歯がゆいばかりである。
 同様な期間真面目に通い続けてくれていたなら、今頃はきっと少なくとも完全寛解に近い状態には持ち込めてたはずである。
 但し、それが可能となるのも、自由自在の自費の漢方薬だからこそ使用できる漢方処方が豊富であるという面も無視できないだろう。

 現実に複雑多変な様相を呈していたアトピー性皮膚炎の人達、自宅療養を余儀なくされた重症の人たちこそ、7〜10日毎に真面目に通って来られることによって次第にピントが合ってくると同時に、時に応じた臨機応変の配合変化を互いに切磋琢磨するうちに、自然にご自身が修得されるようになるのである。

 つまり、効果が中途半端な段階では、あれこれの工夫をご自身でも実験してもらうことになるから、微調整の方法や工夫を互いに研究し、アナタマカセではない自分自身でアトピー治療を行っているという実感も得られるはずである。

 これを読まれた地元の常連さんこそ、ヒシヒシと感じ取ってくれている人が多いはずである。だからバナーをクリックね!

 これら地元近辺の人と同様のことを遠方の人で行うには当然一度は直接下関の村田漢方堂薬局まで来て頂いた後、しっかりピントが合うまで、頻繁なメール交換と必要に応じて電話も利用され、細かな微調整を行うために不屈の忍耐とメール交信能力を必要とするのである。メールでの表現能力勝負でもある。
 その面倒な努力を耐え抜くかどうかで、その後の人生が大きく変わるのである。

  但し、半数はマンガみたいにスムーズにピントが直ぐに合ってしまい、あとは頑張って漢方薬類を飲み続けるだけという仕合せな人も多い(笑)。

posted by ヒゲジジイ at 01:40| 山口 🌁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする