2007年05月13日

アレルギー性鼻炎の漢方薬

性別 : 男性
年齢 : 20歳〜29歳
簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業 : 大学生
お問い合わせ内容 : はじめまして
 私は、ずっと前からアレルギー性鼻炎に悩んでいます。
 外服薬やレーザー手術を受けましたが全く良くなれませんでした。とうとう、治すことをあきらめるようになってしまいました。
 でも、来年から仕事に励むためには絶対に治さないといけないと思い今回相談させてもらっています。
 なんとか治す方法はないのでしょうか?
 お返事心よりお待ちしております。忙しいところすみません


お返事メール:もちろんアレルギー性鼻炎は漢方薬でしっかり治すことは十分可能です。むしろ得意分野と言ってよいほどですが、完全緩解の状態まで体質を変えるには相当な根気が要ります。
 さしあたりの症状を消すことも、うまく行けば一月もあればかなり軽くなります。
 昨年、漢方を始めて明くる日には症状がホトンド止まってしまった人もいました。
 運よく速効が出たからといって、直ぐに止めると、当然多くは直ぐに再発します。
 本当に体質を改善するにはとても根気が要ります。少々症状が軽くなっても根気良く続けて、おそらく数年以上は続けないと真の意味では体質は変えられないかもしれません。それほどアレルー体質のいうのは一朝一夕では変えることが出来ないようです。

 但し、何度も書きますが、症状自体はうまく行けばかなり短期間に改善することが出来るということです。
 何事も、石の上にも3年という言葉通りかもしれません。

 ネットで当方のサイトを見つけられたように、多くのサイトでアレルギー性鼻炎を「売り」にしているのをきっと貴方はご存知のはずです。
 以上、取り急ぎお返事まで。
                      頓首


折り返し頂いたメール:お返事ありがとうございました。
 是非、村田漢方の漢方で体質改善に取組みたいのですが
 どうしたらよいでしょうか?
 どうしても治したいので


ヒゲジジイのお返事メール:拝復
 関東はあまりに遠すぎます。まさか下関に何度も通うことも出来ませんので、お近くの漢方専門薬局に通い詰めるべきです。
 アレルギー性鼻炎はありきたりな疾患です。漢方では比較的得意分野でもありますので、地元の信頼できそうな専門家を探して、直接通い詰めるべきです。体質改善には数年はかかるつもりで頑張ることです。
 但し、自費の漢方は多少とも経費がかかるかもしれません。自費である分、必要に応じてかなり自由で豊富な漢方処方が使える筈です。
                頓首

折り返しのメール:はい!探してみます。
 色々とありがとうございます。


【編集後記】 まったく同様な悩みで春の就職前に、子供の頃からの鼻づまりと後鼻漏などに悩んで仕事に差し支えるからと来局された人に、辛夷清肺湯(体質によって方剤は異なるが)と体質改善三点セットでグングン改善して喜ばれているが、服用を1日朝晩2回に限定している為に、日よってはぶり返すこともある。やはりピントが合っていても服用回数を怠ると、効果が激減する日があるのも止むを得まい。

 また、同じことをどこかのブログで書いたかもしれないが、昨年、九州から関東地方に転勤になった人が、赴任して以後に発症し次第に悪化の一途を辿り、堪らず通院治療するも内服薬がもろに応えて、その割には一向に改善されず強度の鼻づまりとクシャミ・鼻水など、初秋の土曜日の午後、Jリーグ観戦中?に電話がかかり、苦しくて会社にいけそうもないひどい鼻声に、直ぐに体質改善三点セットを送ってあげると翌日にはピタリと症状は雲散霧消した。
 もともと他の目的で数種類の漢方処方を連用中の人であり、数年前には直接何度も通って来られた人であったから、運よく即座に対応できたのである。現在も体質改善を行うべく従来の方剤とともに連用中。

 九州から関東に赴任した途端にアレルギー性鼻炎になるなんてっ! よっぽど関東の空気は汚れているんでしょうねっ、きっと!

 ともあれ村田漢方堂薬局のヒゲジジイは悪趣味?だから、西洋医学治療はもちろん他所の漢方専門家に通い詰めても治らず、困難を極めて心底困り果てた人達の病気が治ってもらうのを最も得意というか、生き甲斐としているものである(笑)
 それゆえすべてがスムーズに解決出来るわけでもないが(時に四苦八苦して逃亡したくなる時もあるものの・・・)、服用者の不屈の信念と根気さえあってくれれば、ほとんどのケースを8割以上の緩解に導けたという過去の実績を頼りに日々奮闘しているのである。
 時に根競べになることも無いわけではないので、途中でアッサリ諦められれば万事休すというわけである。
 相変わらず9割以上は実現しているつもりであるが、残りの1割未満の人の中には、意外に短期間に途中でアッサリと諦め、ヒゲジジイの前から逃亡するのである(涙)