年齢 : 30歳〜39歳
簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業 : 事務職
お問い合わせ内容 : いつもSEO対策、もとい、漢方治療実例等参考にしております。
「慢性副鼻腔炎(うすい 後鼻ろう) 7年」が主症状で、漢方治療に試行錯誤している関東人です。貴サイト・ブログ内、鼻炎関係ひととおり目を通していると思います。
現在、「ケイガイ連翹湯」を主軸に、6〜7割程度緩解で止まっています。
私の、体質・漢方履歴は下記のようになっております。もちろん、詳細な微調整が必要な時は、山口までお伺いする覚悟はありますが、今回は、一般的なご回答の範囲内で結構ですので、下記の質問をさせていただきたいと思います。
1「荊芥連翹湯」 辛夷清肺湯 中心の例は貴サイト内でいくつか拝見しておりますが、カビアレルギー再発のため、私の体質にはあっていないようです。「荊芥連翹湯」を主軸にした経験がありましたら、合方例、症例、回復例などをお願いいたします。貴サイトへの掲載などもお願いします。
2「板藍茶」 鼻風邪を繰り返しやすく、イスクラ「板らん茶」を勝手に併用しておりますが、適量がわかりません。常に調子悪いので、1日計4〜6方飲んでしまっている状態です。「板らん茶(ほか、適切な中草薬)」併用方法はどのようにしたらよいでしょうか。
3「勝湿顆粒(注記:藿香正気散製剤:)」 辛夷清肺湯の時に、「勝湿顆粒」併用で、カビアレルギー回復という、成功体験があるので、湿気が出てきた昨今、「荊芥連翹湯」との併用が頭に浮かびます。 ただ、連用したときに、胃痛が出たので、慎重になっています。また、「ケイガイ連翹湯」に余計なものを併用した時(手持ちにあった、衛益 鼻淵丸 天津感冒 五行草)に、背中腰のあたり(腎臓?、大腸?、膀胱??)の不快感が出ているので、慎重になっています。
「ケイガイ連翹湯」自体で、内臓系に負担がかかっているのかもしれません。 梅雨時等いざという時は、試してみたいとも思いますが。。。
4「抗生物質」 ものの本によると、漢方薬と抗生物質の相性は良いとのことであり、漢方薬局により「荊芥連翹湯」、医師による「抗生物質」(+ネブライザー)との併用も頭にちらついています。処方箋を出してくれそうな医師は近隣におります。どうでしょうか。
5 エキス剤・煎じ薬 荊芥連翹湯 のエキス剤をいろいろな薬局で試しましたが、効果にばらつきがあります(季節的なものもあるでしょうが。。 効果があった経験がないから、荊芥連翹湯自体処方しない薬局もある??)。煎じ薬 のほうが良いでしょうか。 (「信頼できるメーカー」って、マル秘 ですか・・・・ ちなみに、松浦?の荊芥連翹湯 使用中です)
6 出身地(銀翹散・胃腸弱) 貴サイトを拝見していると、天津感冒片を多くの方に使われているようですが、私の場合、1錠で、胃腸にキテしまいます。参りました。素人療法は良くないという実践例のようです(アセ)。 貴サイトを拝見していると、西日本の人は体質が強い・胃腸が強い?ように感じますが・・・ 中国にも近いし、中国人の体質にも近い??
また、胃腸薬系の漢方薬をいろいろ処方されたことがありますが、いつも、胃腸にキテしまいます。胃腸薬で生まれて初めて、「胃痛」を体験しました(汗) (これは、質問ではなく、ボヤキというか、漢方って難しい と思わされる体験例です。)
7 その他、私のような体質の人へのアドバイス・見解等がありましたらよろしくお願いいたします。
症状・体質・慢性副鼻腔炎 7年 後鼻ろう うすい色の鼻汁がのどにたれる(右だけ)。鼻づまりは無い。 この冬は、鼻風邪だけを繰り返してしまう。鼻の粘膜が極端に弱い? 鼻が風邪で悪いときは、腸の調子がおかしい(おならが出る。軟便) 西洋薬も下痢しやすい・花粉症(5年)・かび胞子orほこりアレルギー 昨年梅雨に発症(頭痛、鼻づまり、倦怠感)
漢方薬 履歴:けいがいれんぎょう湯(4店ほど回ったが、品質(メーカー?)に左右されるようである。漢方薬局で効果あり、医療用ツムラに切り替えたが、効果が弱いか無かった。)・しんい清肺湯(鼻風邪が悪化した時に、鼻汁5割程度減。しかし、カビアレルギー再発のため中止)・葛根湯かせんきょうしんい(便通だけよくなった)・四逆散(効果なし)
最近の漢方履歴:(すべてエキス剤)
H18.7〜2ヶ月 松浦?けいがいれんぎょう湯 効果あり(◎鼻汁減 8割減)↓にきび が出るため変更いろいろ変更したが×
H18.11〜1ヶ月 葛根湯加川芎辛夷(便通だけよい)
H19.1〜2ヶ月 辛夷清肺湯(△やや鼻汁減) × カビアレルギー再発 × 花粉症発症この間、中医薬研究会薬局に相談しんい清肺湯 に +衛益 鼻淵丸 星火健胃 天津感冒 板らん茶 五令散等いろいろ併用したが、鼻汁とまらず勝湿顆粒併用時、カビアレルギー回復
H19.3中旬〜 松浦?荊芥連翹湯(+板藍根) 効果あり(◎鼻汁減 7割減) ◎ 花粉症症状消える ◎カビアレルギー消える × 鼻風邪の繰り返しが治らない(すぐ移される) 荊芥副作用 胃部不快(食欲減)・眼が重い
4下旬〜 鼻汁増えぎみ(あたたかく、湿気も出てきたためか・・・胃がふくれる 食欲回復)
お返事メール:拝復
胃弱の人には胃弱の人なりの配合方法があるのですから、荊芥連翹湯が一定レベル効果があるなら、それ相応の胃弱をカバーする方剤を併用すべきです。
副鼻腔炎が明らかで胃弱とくれば、抗菌的には一般論として、板藍茶でもなく五行草茶でもなく、白花蛇舌草を考えるのが常識です。
荊芥連翹湯についての治験例を問われていますが、たとえば、小生の30歳までの経験例の公表したものだけでも拙著「求道と創造の漢方」の中、
http://murata-kanpo.seesaa.net/article/40342712.html
には荊芥連翹湯による経験例が13例、そのうち副鼻腔炎1例を掲載しています。その時代から27年が過ぎておりますが、その後の症例数、推して知るべし(注記:荊芥連翹湯による実際の症例数は膨大ということ!)
>信頼できるメーカー」って、マル秘 ですか・・・・
これに対する答えは、同一メーカーでも処方ごとに異なるので一概に特定メーカーばかりを贔屓できない。つまり、某メーカーの製剤がすべて良いとは限らない。だから、貴方がいう「マル秘」ですか、というのに一々付き合っておれない。
>>山口までお伺いする覚悟はありますが
については、そういう覚悟はする必要はありません。地元で専門家を見つけて、その人に賭けてみること。
今頃の若者は(笑・・・年寄りの口上丸出し!)前宣伝の多い人ほど根気が続かない。 遠路はるばるやって来て、観光を兼ねて無理を重ねた為に、帰宅後一時寝込んだ人もいる。3日連続集中相談した甲斐もなく、効果が直ぐに見えないと短期間で音信が途絶え、無駄な時間を浪費した空しさだけが残る。
同じ関東の人でも、根気がある人も多く、例えば超美人の東京のオバサンは、既に1年半、ヒゲジジイに一生喰らいつくつもりでおられる。(既に2回下関を往復されている。ブログに出番がないと淋しがられるほど?!)それほどまでの根性は必要ないが、長期に亘った慢性疾患を緩解させるには、数年はかかるくらいの心構えと実際の根気が伴わない若者が多いので、昨今大いに呆れ果てている。
ところで幸いにも、貴方は6〜7割りも既に緩解しているのだから、ますます下関まで来られるのは無駄!地元で専門家に相談すれは十分間に合うはずです。
出身地の問題に関しては、たしかに関東地方の人たちは、見かけよりも華奢な人が多く、繊細でデリケートという傾向は確かにあるが、同じ日本人だからそのようなヤワな体質の人は中国・九州地方にもいないわけではない。
以上、取り急ぎお返事まで。
頓首
村田漢方堂薬局 村田恭介拝