2007年04月30日

連休を利用して薬局の外装工事進行中!

 連休が続くので、筑後三十五年近い老朽化した薬局店舗の外装工事が昨日から始まった。
 平日は薬局内に影響が出ないように配慮してもらえるので、漢方相談にはほとんど影響は出ない。
 特に本格的な工事は次の連休4日間に大人数をかけてやってもらえる。
 約束をほとんど違えることがない信頼できる工務店である。今時こんなに信頼できる工務店も珍しいかもしれない?!



 要するに地震対策である。
posted by ヒゲジジイ at 17:18| 山口 | 村田漢方堂薬局の近況 | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

古書店でまともな古書価が付いたらしい『求道と創造の漢方』村田恭介著

 宣伝したところで最早印税が入る訳でもなし(笑)、日本漢方から中医学に次第に転向しつつある時代の象徴的な拙著ではあるが、いつの間にか古書店では人並みの古書価がついたらしい。

https://www.kosho.or.jp/list/728/01136591.html

定価よりも高く評価されて2,100円〜2,600円で販売されている。
 するともしや新刊は売りつくされたのだろうか?

求道と創造の漢方


 当時2,000部出版されると同時に印税をまとめてもらえたからその数十万円の印税を、当時のダイワ精工でもっとも高級な磯竿だったアモルファス・ウイスカー・トーナメント磯シリーズ各種の釣竿にすべて使い果たした。

 当時は超高級竿だっただけに、今もすべて健在で現役で活躍中である。
 他にも磯竿は沢山蒐集して使いまくったが、当時の最高級品は、少々乱暴に扱っても折れないしへたらない。
 
 釣具屋さんも当時の竿が一番丈夫だったと太鼓判を押すほどだ。
posted by ヒゲジジイ at 17:09| 山口 | 漢方薬や中医学の学習方法および懐かしい拙論 | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

薬代が安くなって不安がる常連さんたち(笑)

 常連さんたちが不安がっている。村田漢方堂薬局は潰れるんじゃないかって・・・。
 今年になって補充する漢方薬類の価格がどんどん下がっていることに薄気味悪がるのである。
 一昨日は、県外にいる10年以上の若き常連さんからも、値上がりするのなら分かるけど、安くなるなんて〜^、一生続けるつもりの漢方薬なのに、本当にいいのかしら?と、不安の声を漏らされる。

 「これがご時勢なんですよ〜〜、ネット社会では当局が強く自粛を促しているネット通販、つまり具体的な医薬品の画像とともに値引き競争を煽る販売価格を表示して、買い物カゴ等によるお誘い販売が横行しているんですから〜〜〜。
 薬局というのはバカだから、知識や技術を売るより流れ客のキャッチにばかりに専念する一部の本末転倒した輩のために、漢方薬局ですら価格競争の泥沼に嵌って共倒れの道へまっしぐらなんですよ(笑)
 でもね〜〜、コチトラ、ヒゲジジイの代で少なくとも薬局という形態では終わりですからね〜〜。
 次の代は幸か不幸か2人(義理を入れれば3人)とも内科医になってしまったんだから、今後、漢方薬局がネット通販による価格競争のために共倒れしようが、どうなろうが知ったこっちゃ〜〜ありませんよ(呵呵大笑!)」

 怪訝がる常連さんたちに最近、上記のような話を毎度繰り返す日々で忙しい。皆さん納得しつつ、高価だった漢方薬も昨今、ビックリするほど安くなっていることに素直に喜んでくれる人も増えつつある。

 でも、やっぱりご高齢の常連さんは、村田漢方堂薬局はそろそろ焼きが回って潰れるのじゃないかと心配顔である。
 今月になって、また一段と安くした製品も続出しているからである。
 勝気で嫌味なヒゲジジイ、どこにも負けない意気込みで、定期的な価格修正を行う調査に余念がないから、本末転倒しないことを祈るのみ。

 複数の方剤で病気が緩解すると、どれが効いたのかわからないじゃないか〜〜〜と絶句するような不満を漏らす人がいるかと思えば、ヒゲジジイの腕と技術がなかなか伴わず、それでも辛抱強く頑張ってくれる人、世の中様々だけど、漢方薬局も絶滅危惧種の仲間入りしたことだけは間違いない。

 関東方面からでも短期間に2度下関へ来られた人も複数おられますからね〜〜〜、潰れても潰せないと思いますよ(笑)
posted by ヒゲジジイ at 00:55| 山口 | 村田漢方堂薬局の近況 | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

膝関節部の水液貯留が漢方薬わずか一ヶ月の服用で10年間再発しなかった希有な症例

 月曜・火曜と御相談者が途切れず、食事する時間を逸してぶっ倒れそうに疲れ果てた時、いつもの牛黄製剤が速効が得られないので、久しぶりに麝香製剤を服用してみるとビックリするほど元気になった。
 麝香製剤は、男性ホルモン様作用があるといわれるだけに、女性にはトテモ評判がよく、男性的な男性には効力が乏しく、女性的な男性には優れた効果があるんだよ〜〜と嘯いていたくらいだから、男性的なヒゲジジイには効力が乏しいものと信じ込んでいたが、今回の素晴らしい効き目はどうしたことか?
 さては老化現象の進捗により、男性ホルモンがいつの間にか減退したことの証明かもしれない。
 そういえば、若い頃から筋骨隆々のコリコリに硬かった胸筋部もいつしかやんわりと女性的にみえなくもない?!

 水曜日は意外に暇になってホッとしていたら、木曜日は地獄のような電話攻勢で、遠方の人達や常連さん達の補充の発送処理に店頭の相談が混雑してパニック寸前。麝香製剤に大いに救われた1日だった。
 というところで金曜日の本日は、店頭にポツリポツリの常連さん。
 昨日も今日も、電話で「伺います!」と一方的に予約?された人たちは無音のまま。(だから予約制をしないのである。

 ようやくここでタイトルのお話。極めて稀な速効例。
 本日、10年ぶりに膝関節炎の漢方薬を求めて来られた女性が、当時一ヶ月間の服用でそのまま治ってしまって10年再発しなかった。久しぶりに再発したので同じ漢方処方が欲しいとのこと。
 現象的には当時と同じ証候であるので、同様の方剤をお渡しした。

2007年04月25日

脳脊髄液減少症は漢方薬で治りますか?というシンプルなメールでの質問に返事を返さなかった人が実際に来られて以後の経過

  

 先日来局された交通事故による脳脊髄液減少症?の患者さんは、やや遠方から来られた甲斐あって翌日には効果があり、その後も短期間で一定の効果が得られている。
注記:最終的な確定診断を得られるまでの検査は受けてない。確定診断を得るまでのやや辛い検査まで受けても治る保障がある訳でもないから受けなかったらしい。

 やはりこの方の場合も、CT検査が存在しなかった頃の鞭打ち損傷による後遺症に対する漢方処方類となんら異なることのない
配合薬で効果を得ている。
 これまで小柴胡湯合桂枝茯苓丸料というケースや、葛根湯主体に+αの配合となる場合も多かったのだが、今回の場合は弁証論治によって清熱活血舒筋法にもとずく方剤の配合で効果を得ている。
関連ブログ:2006年09月02日
外傷後の脳脊髄液減少症


 ところで、この方の場合は、以前、当方のご質問フォームを利用されて「脳脊髄液減少症は漢方薬で治りますか?」というようなシンプルなご質問を送られたそうであるが、当方からの返事は無かったとのことだった。
 しかしながらヒゲジジイには何の記憶も無く、恐らく記憶がない理由は、しばしば遭遇する「●●病は漢方薬で治るでしょうか?」といった類のシンプル極まりないご質問は、お返事不能として削除対象となっているからである。

 あまりにもシンプル極まりない御質問の内容である場合は、その病名がどのように重大な疾患であっても、お気軽でお気楽に思えてしまうからである。
 質問内容がほんの一行前後で済ましているようなお問合せというのは、ほとんど無数?にあるのだから、そのままお返事は没にしてしまっているのが現状である。

 先日も某特定疾患で、「●●●●●●は漢方薬で治りますか?ステロイド漬けになりたくないです。」という、よくある超短文の御質問が舞い込んでいたが、失礼ながら無意識に削除してしまった。

 過去、これらの超短文の御質問に対して、いくら丁寧にお返事をお送りしたところで、最低限のマナーである「お礼のメール」が帰って来たことは希有のことだったから、なおさらお返事を書く気がしないのである。(長文の御質問者の場合でさえ、半数近くがお礼のメールすら無いのが現状だから、推して知るべし!
     

後日談:その後、経過は急速といってよいほど極めて順調で比較的短期間で治ってしまい、良くなって以後は何の音沙汰もなし(笑。

posted by ヒゲジジイ at 01:13| 山口 ☔| 脳脊髄液減少症および交通事故後遺症 | 更新情報をチェックする

2007年04月23日

湿疹のご質問(3月16日のブログ)のその後

御質問者:北陸地方の鍼灸師

 前略 いつもご指導ありがとうございます。
 前回質問させていただいたソケイ部の湿疹ですが、手元にありました十味敗毒湯を使用しましたがあまり効果があらわれませんでした。
 しかし服用しないより服用しているほうがよいようです。
 ただし水虫があるのですがそれは調子がいいみたいです。

 やはり荊防敗毒散のほうがよいのか、それともプラスアルファーが必要なのでしょうか。
 舌は白膩がまえよりつよいみたいです。病症的にには以前とそんなに変わりはありませんが、暖かくなってきたぶんだけ身体の寒さは減ったような感じです。
 ご指導よろしくお願いします。

 ぜんぜん違うのですが、先生の家の鍾乳石でできた灯籠いいですね。
 自分はそういったものを見るのが好きなものですから。


お返事メール:拝復
 やはり本物の荊防敗毒散の方が、十味敗毒湯よりもベターだと思います。前回も述べましたように、個人的な見解ですが、やはり十味敗毒湯というのは何とも中途半端な方剤のようです。
 これまで陰部カンジタに対して奏効することが多く、しばしば使用して来ましたが、昨今ではこの疾患にはインチンコウトウ証の人が増えて、十味敗毒湯で奏効する人が減っているように思います。

 なおさら白膩苔が明らかであれば、枳殻や枳実が配合された荊防敗毒散がより適切で、更に人参まで配合された建林松鶴堂の「太陽」という製剤の方がより適切かもしれません。
 これでも効果が弱い場合は、玉屏風散(イスクラの衛益顆粒など)を加えるなどが必要かもしれません。

 あるいは十味敗毒湯に玉屏風散を合わせてみるという方法でも代用になるかもしれませんが・・・?です。
 五積散でも代用になるかもしれません。

 手元に方剤が多種類ないばあでも、方意が似ている場合は代用出来る場合もあります。
 さしあたりは十味敗毒湯に玉屏風散をプラスしてみるとか、あるいは五積散に変方してみるとかでも間に合うかもしれません。
 気虚もありそうですので、その辺の配慮は湿疹に対して微妙なところで、ビャクジュツやオウギが必要なのかもしれませんね(玉屏風散)。

 ところでご指摘の鍾乳石は2年前だったか、秋芳洞近くの大正洞付近で購入したものです。トラックで別便で運んで設置してもらったものです。
 秋吉台や秋芳洞近辺では、鍾乳石や水晶、瑪瑙、オニックスなどが沢山売られています。
 取り扱いにはデリケートで気を使う人間様と違って、鉱石類を見ているほうが遙かに気が落ち着きます(笑)

 以上、取り急ぎお返事まで。
             頓首
    村田漢方堂薬局 村田恭介拝


折り返し頂いたメール: 早速のご返事ありがとうございました。いつも本当に早くご返答していただいて感激です。
 がんばってやってみます。
 今中医学の勉強を少しずつではありますがやっております。
 しかし、なかなか大変です。なんせ覚えることが膨大で途中で寝てしまうこともしばしばで、朝になるとすっからかんになっています。でも先生のサイトをみていつか自分もこんな風にできたらと思っています。
 先生の都合も顧みず質問をさせていただいておりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

ラベル:湿疹
posted by ヒゲジジイ at 00:04| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

日本漢方の将来「中医漢方薬学」の提唱(平成元年の提言!)

 

 上記サイトを新規オープン。
日本漢方を堕落させた吉益東洞の理論的根拠となる拙論でもある。
posted by ヒゲジジイ at 18:32| 山口 ☔| 日本漢方の情けない現状と限界 | 更新情報をチェックする

漢方薬長期連用の効用は「スリムで元気で癌に罹らずボケない」

 またまた常連さんの自慢である。

 20年以上も漢方漬け(笑)の常連さんは、ご高齢者でも皆、癌にならずにボケることもなく、一人暮らしの矍鑠たる女性が多い。二度同じことを説明すると、一度言えば分かるよ!とノタモウ人もいる。

 若い常連さんも含めて10年以上のお付き合いの人に、誰一人として肥満体はない。極端に太っていた人も、いつの間にか3分の2の体重に減っている。身体が完全に半分にスリム化した人もいる(笑)

 癌の人でも再発予防の目的を兼ねて20年以上、再発はもちろん新たな発ガンもなくクオリティ・オブ・ライフの向上を実現されている。
 再発がんや進行がんの人でも10年以上のお付き合いともなれば、このこと自体が漢方薬の長期利用の価値を証明するようなものであろう。

 肥満で思い出したが、先日、経済界という出版社から発行された
医師が実証!メタボリックシンドローム克服法 内臓脂肪「そうじ」力旭丘光志著 定価1,429円+税
 の240〜245頁に亘って脂肪過多症の改善の効能を有する漢方製剤「扁鵲(へんせき)」について村田恭介氏のインタビュー記事が掲載されている


     

posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☁| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

合成医薬品が飲めない人ほど漢方漬けになっている

 午後、薬局を閉じた後になって常連さんからの電話相談が2名あった。合成医薬品に弱い人達ばかりで、だからほとんどすべての病気を漢方に頼らざるを得ないのである。
 いずれのご相談も、常備されている漢方薬類で解決できる問題ばかりだった。

 いずれの人も初対面の頃は難治性に近い病気を抱えながらも同時にあらゆる面で虚弱性の度合が強いために風邪を引きやすく、過労によって若くても帯状疱疹に罹患してみたり。しかしながら、合成医薬品はいずれも激しい副作用を経験していて二度と使いたくないという人達ばかりである。

 だからあらゆる疾患を漢方薬で治そうとお互いに努力するうち、すぐにはピントの合わなかった最初の頃の苦労が稔って、数年も経つうちに漸く様々な角度から体質傾向をしっかりと把握できるようになる。
 そうなるとシメタもので、かなり融通無碍・臨機応変に適切なアドバイスが可能となる。もしもこちらが迷っている時には、みずから解決策(方剤の選択や配合比率など)を提案されるようになるくらいだ(笑)

 分析力を必要とする弁証論治は、分類学の方証相対よりもシンドイ作業だから両者を併行して行うに限る。
 それでも、初対面の新人さんを一回目から明らかな効果を出すには一苦労である。これが常連さんともなると、体質の裏まで読めるようになっているので、それほど苦労は要らないのである。

 だから、労多くして根気の続かない新人さんにばかり時間を割くよりも、常連さんと雑談に花を咲かせながら気楽に過ごす方がどれだけ楽だろうかと、思わす本音を漏らしたくなるのだった。
 と、相変わらず減らず口を叩きながらも、比較的得意分野の疼痛関連疾患専門サイトを制作しようかと意気込んでいる。懲りずにHP制作である(笑)

 自慢じゃないが、いつも通りに先月も今月も、初回から効果を発揮させることが出来た新人さんが多かったのだが、効果があるとサッサと中断した人もいた。
 数種類の配合に対して「どれが効いたか分からない」と不満を漏らした人もいるが、
http://murata-kanpo.ftw.jp/u29173.html ここにあるように、
  何種類の漢方薬が必要か?

 『中医漢方薬学』では、病気を解決するための漢方薬の組み合わせの法則(配合法則)として、
 @病気の直接的な原因となっている「内外の病因」を除去する漢方薬。
 A五臓六腑の機能を調整する漢方薬。
 B体内に流通する気・血・水(津液)・精の疎通あるいは補充を行う漢方薬。

という三方面の漢方薬を配合することが鉄則となっています。


 一般的な病気では、この三方面の働きを2〜3種類くらいの漢方製剤でまかなえることが多いのですが、成人病や難病では内・外の病因が複雑化しており、五臓六腑の機能失調の状況や、体内を流通する気・血・津液・精の盈虚通滞(量的に過剰か不足か、流通が過剰が停滞かなど)における病理現象が複雑化していることが多いため、3種類以上の漢方製剤が必要となることがあります。もしも、この必要不可欠な配合を無理に節約すると、治せる病気も治せないことになります。
ということを全然理解されようとしないのである。
 (もしかして、やはり経費的な問題もあるに違いない?!

posted by ヒゲジジイ at 22:38| 山口 ☁| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする

2007年04月20日

伊達の薄着が目立つ関東勢

 相変わらず関東からの訪問者が絶えないが、総じて伊達の薄着が目立ってしようがない。
 真冬であってもズボン下をはかない男性ばかりであるし、女性はスカートに薄着で冬でも腕まくりして、私は冷え性ですとノタモウのである。

 だから一部で過度な温め療法が流行るのもムベなるかな!
 関東勢は明らかに山口県や九州勢に比べて、過度な薄着が目立つのである。
 これでは免疫系および自律神経系の調節力に破綻を来たしても仕方があるまい。

 人類は動物と違って何の毛皮も持たずに裸一貫で生まれるのである。だから衣服を身にまとわざるを得ない宿命を持つ。
 それなのに、伊達の薄着がオシャレの最先端という錯誤した思想が蔓延して久しい。
 挙句の果てには、人間を野獣化したいのか、裸足の教育を行う信じられない暴挙さえみられるのである。

 以前、小学校の校長をする縁類の男性に、裸足と薄着もしくはハダカ教育を推進したいので、その理論的根拠をアドバイスして欲しいと依頼されたことがある。
 お〜〜〜っ!なんてこったっ!?
 日本人は畜生道に陥ったらしい。

ラベル:伊達の薄着
posted by ヒゲジジイ at 21:33| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

哲学の煙を再開しても気管支喘息が再発しない極めて特殊なケース



 常連さんの中には、病気の治り方が極めて珍しいパターンがある。
 成人になって発症した気管支喘息で、苦しい呼吸困難発作の為に、しばらくは病院でステロイドなどを用いて発作を止めてもらっていたのが、漢方薬はストレス除去のバックアップ程度で、四逆散と体質改善三点セットを常用している内に、一年もしないうちに発作が皆無となった。
 だから病院治療が、まったく必要なくなってしまった。

 その後3年間、現在に到るまで発作も起こらず、図々しい(笑)ことに発作が起こらなくなった3年前からタバコも再開しても再発の兆候すらない。

 歯槽膿漏や頚椎症など、折々に漢方薬を利用されているので、
「やっぱり哲学の煙(タバコ)はやってるの〜〜〜?」
 と自分のことは棚に上げてこんな質問も些か気が引けるのだが・・・・・・頭をかきながら、申し訳なさそうに大きな身体を小さく縮めるのであった。
  こんな会話を交わした後、共通の趣味である釣りの話に花が咲く。

 トマス・ハーディの世界の如く、お互いに厭きもせず同じ会話を繰り返している。

2007年04月19日

高血圧気味の人の場合、海馬補腎丸を素人の独断では使用すべきではない

性別 : 男性
年齢 : 40歳〜49歳
簡単なご住所 : 北陸地方
お問い合わせ内容 : ブログを読みましたが、海馬補腎丸を六味丸に1〜2粒加える、との方法で血圧上昇は大丈夫でしょうか。
 私は少し高めなので海馬補腎丸をどの程度なら許容されるか、心配しています。
 血圧降下剤などは服用しておりません。これだけでは判断は難しいかもしれませんが、よろしくお願いします。


お返事メール:拝復
 血圧に不安がある場合は、海馬補腎丸は使用しないほうが無難だと思います。
 以上、取り急ぎお返事まで。
             頓首


【編集後記】 上記ブログ漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 には注意書きとして冒頭に「記載内容はすべて専門家向けですので、一般の方がヒントにされる場合は、必ずお近くの医師・薬剤師など専門家と御相談下さい。素人療法は絶対に禁物です!」と銘記している。

posted by ヒゲジジイ at 22:09| 山口 | 高血圧 | 更新情報をチェックする

脚下照顧!・・・戻って来た返信メール

性別 : 男性
年齢 : 20歳〜29歳
ご職業 : 学生
簡単なご住所 : 関東地方
お問い合わせ内容 : 三年程前に通販で〇〇につける器具を購入しました。謳い文句は〇〇に流れる血流を増大させて、持続力などを長持ちさせるというものです。
 購入して装着した際に凄く全身に違和感を感じすぐに取り外してしまいました。そこから地獄の日々の始まりでした。
 まず、手足の震えが起こり頭が割れそうに痛く顔面が痛く全身がおかしな事になってしまいました…本当に恥ずかしい限りであります。。。

 最初に鬱状態に陥り学校の入学式では死ぬ思いでいました。。
 そこから学校に行けなくなり、半年程悶々と暮らしていました。半年後、おじさんからの薦めでデプロメールとメイラックスを服用しはじめました。
 大分楽になりましたがやはり勉強をする事や本を読む事には物凄い抵抗があり、学校はだましだまし行っていました。

 それからビタミンB12,6 ビタミンEなどを試しましたが少しは効果が出るものの健康とは言い難い状態で毎日色々な健康法を探しました。しかし納得できるものは何もなくかなり苦しい思いをしていました。
 
 そこで私の中で漢方薬を試してみるという結論に暫定的に至り、松寿仙を飲み始めましたがあまり効き目はみられませんでした。
 その後●●の漢方薬局で柴胡けいしかんきょうとうと、葛根湯を薦められて飲んで見ると驚く程効果がありました。
 しかし2週間経った現在でも背骨の筋の痛みや胃の痛みが抜けなくて毎日痛い思いをしています。

 葛根湯で効果があったので葛根湯証かと思い色々調べていたら先生の薬局にたどりつきました。この先根本的治療(対症療法はもう嫌です。)を進めるにあたって何かお気づきの点やアドバイスなどがあれば教えてください。
 さらにこの三年前の悪夢の原因で考えられる事があればどうかご享受くださいお願いします。



戻って来たお返事メール:拝復

>●●の漢方薬局で柴胡けいしかんきょうとうと、葛根湯を薦め
>られて飲んで見ると驚く程効果がありました。

と書かれていますが、この事実をもっと直視して下さい。
 その漢方薬局さんでは少なくとも、まだ少し不完全であっても貴方の病状に適した漢方処方を見つけて下さった知識と技術がいかに価値ある僥倖であったかという事実を直視すべきです。

 まだ他の症状に悩まれているにしても、部分的にでもかなり効果のある処方を見つけて下さった能力を信頼されて、根気良く通いつめ、さらに配合の微調整を行ってもらうべきで、こちらからはそれ以上のアドバイスは何もありません。

 そのような信頼できそうな腕の確かな漢方薬局さんにめぐり合ったことこそ仕合せだと考えるべきだと存じます。
 地元近辺でせっかくよいところに通っているのに、他に問合せること自体が、ちょっと信じられません。
 このメールの相談内容をそのまま、その薬局さんに向かってご相談されるべきです。

 以上、簡単ながらお返事まで。
                     頓首

ラベル:脚下照顧
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2007年04月18日

病状が軽くなると女性は本来の美しさが戻る

 男女差別があってはならないとの主張は尤もであるから、女性も男性と同じように化粧をしてバケるようなマネはしてほしくない。(というのは半分だけ冗談であるが・・・
 バケかたがスッピンとあまりに異なれば、婚姻という特殊事情が絡めば時に詐欺罪が適用され兼ねないという事情は昨日述べた通りである。

 しかしながら、女性がお化粧をするのは地球上の人類、どこの世界においても共通した社会的な慣習として長年定着しているものである。それゆえ、女性がお化粧をすることは当然のマナーであり、スッピンで社会生活を送ることはむしろやや常識を欠くマナー違反に近いものだと主張する中年女性が現れた。クワバラ、クワバラ。

 ところで、漢方の仕事をしていると、本来の顔色を見せるべきだと気を利かせて下さり、お化粧を取って素顔のまま来局される人がかなり多い。
 最近、某疾患による長年の疼痛に悩まされていた女性が、疼痛がほぼ完全に消退した昨今、10年以上は若返って顔色も良好で、驚くほどの美人に変身した、というか本来の美を取り戻して驚いている。
 苦痛が人をいかに衰えさすか、あらためて認識させられる。

 病苦が去ったニコヤカな笑顔ほど美しいものはない。こういう美の観賞ができるのも職業柄の役得でもある。
 美は感動である。
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2007年04月17日

スッピンと化粧後の顔があまりに違いすぎると結婚後に詐欺罪で訴えられるかも?

 妻となった女性のスッピン状態と化粧後の顔があまりに違い過ぎたことにショックを受けた亭主が、妻を詐欺罪で訴えた。
 裁判では見事亭主が勝訴した。

 海外では本当にあった話で、昨日のブログにもこのことを追加記載している。
 日本でも詐欺罪が通用するかどうか、いつ訴訟沙汰になってもおかしくない(笑)

 一部の例外を除いて、世の中の女性の多くがスッピン状態とお化粧後の顔があまりに違い過ぎるという現実を、誰も否定できないことだろう。

 ところが驚くなかれ、不思議と言おうか当然と言おうか、アトピー性皮膚炎の女性達が8割以上の緩解が得られた暁には、ほとんど例外無しにお化粧の必要がない、キメ細かな美肌の持ち主であった本来の姿があらわれる。
 目撃すること三十数年! ツラの皮の厚いオバサンたちと異なって、アトピー体質の女性達は、繊細デリケートな美肌であったればこそ、内外の刺激に敏感に反応していただけだったことがわかる。

 これまでしばしば、8割以上の緩解が得られた時点で、鈍感なヒゲジジイは、
「まだお化粧をするには早いじゃないか〜〜〜っ!?」
と注意する時期がやって来ると決まって、全然いつもどおりスッピンですよ、と反論されてはじめて気が付くのだった。

 実に、アトピー性皮膚炎が治った女性こそ、お化粧の必要がないキメ細かな美肌の持ち主ばかりであると断言しても過言ではないのである。
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2007年04月16日

ヒゲジジイには理解困難な女性達の言い分

 昨日のブログの補足になるが、村田漢方堂薬局オリジナルの配合、体質改善三点セットは数種類あるが、その中でももっとも人気があるのが、昨日紹介した服用者がご自分達で調整してもらう美容にも大いに貢献している三点セットの話である。

 お化粧の乗りががよくなるだの、肌がスベスベしてくるなど保湿力が増してシミが消えてきたなど女性達には抜群に喜ばれているが、そもそも女性達のある異様な日常行動には理解が甚だ困難である。
 何が異様かといえば、お化粧をしないと外出できないということ、それ自体を考えてみればまさに異様としか言いようがないだろう?

 常に常識を疑う習性のあるヒゲジジイ(非常識な「常識」を覆す)にとって女性がお化粧をすること自体、まったく理解に苦しむ行為である。
 だから、昔の人は女性のことを「ばけべそ(化けべそ)」と揶揄したのだろう。

 以前、海外で実際にあった訴訟で、結婚した妻の昼の顔と夜の顔のあまりの違いにショックを受けた亭主が詐欺罪で妻を訴えた。そして裁判では見事亭主が勝訴したのだった!

 ところで、このブログによって女性の相談者が一気に減少すること請け合いである(呵呵大笑!)

posted by ヒゲジジイ at 02:30| 山口 ☁| 若返りや美容関連 | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

村田漢方中西医結合論による寛解例

 先週は遠近様々のところから新人さんが頻繁に訪れた6日間であった。

 昨日のごときは閉店後の午後3時、一週間の疲労が積もって眠り込んでいる最中に玄関のベルが煩くなるので飛び起きると、偶然に続けて2名、二度目の人が調子がよいから同じ薬だけでも分けて欲しいと叩き起こされた(笑)
 皆がみな、このように一発で効いてくれれば良いが、そうばかりとは言えないのが、各種慢性病の宿命であり、こちらの漢方の手腕に関わってくるだけに、なかなか難問が解けない時には、ひどい鬱傾向に襲われて、四逆散や麝香製剤を常用する始末である。

 ところで村田漢方堂薬局に来られた半数近く?の人が利用されている体質改善三点セット(村田漢方中西医結合論)では、アトピー性皮膚炎や気管支喘息など多くの慢性疾患を持病として持たれる人の体質改善の基礎として利用している。
 このことは、現在来局中の人は良く御存知の方法である。

 具体的な製品を明記しないのは、皆にも常々言っているように、直接の御相談でない限りは微妙な配合をご自分でやっていただく関係で、間違った方法や誤解を招く結果になって、せっかくの価値を台無しにされたくないからである。間違った模倣をされては困るからに他ならない。

 今年、体質改善三点セットを併用することで効果を挙げた特殊例を挙げると、様々多くの症状を抱えている中年女性に、濃度の薄い四逆散とともに併用してもらうことで、十年前のリンパ節切除による右上肢のひどい腫れが短期間に消失しつつあり、頭痛・耳鳴りの原因が御本人の主観から、歯根部の慢性炎症にありとして抗菌中草薬の併用で次第に緩解していることなど。

 美容面では顔のシミやくすみがどんどん消えている人。
 アトピー治癒後の皮膚の黒ずみやシミも脂漏性皮膚炎やニキビの体質改善にも1〜3年の気長い根気があれば解決可能であり、過去に多数の実績があるから、体質改善のみならず美容目的で常用している人も意外に多いこと。
 とりわけ美容面では多くの人に喜ばれ、常連さんの殆んどの人が愛用していること。肌がスベスベしてお化粧の乗りがトテモ良いなどと、ヒゲジジイに言われても、そのニュアンスは殆んど理解不能・・・

 一部の例外を除いて、ほとんどの人が誰でも安心して体質改善剤として使用できること。

 主軸はあくまで天然生薬を用いた医薬品であるから、重要な効果・効能の記載が厚生労働省から認可されていること・・・などなど、いつになくブログで宣伝してしまったが(笑)、難病治療時のバックアップのみならず、美しくなりたい人の美容面でも大いに大活躍していることから、現在当方で常用されている人に向けた広報として書いた(笑)

posted by ヒゲジジイ at 12:15| 山口 ☁| 漢方常備薬および漢方薬長期連用による効用について | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

お手本となる弁証論治による治験例の御報告

お便りメール:東海地方の内科医師

前略
 黄砂が来てから、気道系をいためて受診なさるかたが急増していますが、幸い麦門冬系を処方してほとんどが改善されます。もちろん、五臓系のバランスを配慮して治療するようになってから打率が向上している印象です。
 これも、村田薬局のホームページに遭遇してからのことですので、深く感謝しています。

 本日は個人的に大変興味深く感じた患者さんについてご報告いたします。

 60歳台の女性ですが、不眠を主訴にして受診なさいました。 家庭内にさまざまな事情があってのことだそうです。
 心療内科にも受診してみえまして、うつ病と診断を受けたことがあるそうです。
 ただ、個人的経験からほとんどの西洋薬に副作用の経験(一時は死ぬか生きるかの間をさ迷ったことがあるそうです)をお持ちで、当クリニックへ受診なさったわけです。

 外見的にも大変虚弱な印象のかたで、舌は淡紅で肥大気味、脈は沈で弱とういう感じで、腹部は腹直筋緊張はあり軽く胸脇苦満を認めましたが、腹力は軟弱という所見でした。
 お話のようすも元気は全くなく、ため息をつきながらのお話で、終始うつむき状態でした。
 排便は数日の便秘がウサギの糞状にコロコロとでる程度だったそうです。

 脾肺気虚と評価し、補中益気湯からスタートしました。
 投薬後に、イライラがひどいことをお話になられましたので、ヨクカンサンカシンピハンゲを加えました。
 イライラは多少改善したが、なんとなくパットしないということでサイコカリュウコツボレイトウに変更したのですが、かえって悪化してしまいました。

 ごく最近の受診日に、いろいろなお話のなかから、不眠と関連して、明確な夢をみる、ということを聞きまして、カンバクタイソウトウを合方しました。
 すると次の受診日(1週あと)から、すっかり様子が改善し、お元気になり、姿勢もシャンとしていましたし、語気もでてきました。
 なにより、ご本人が「この数十年で経験したことがないことを体験したのです。いろいろな問題に対面しても悲観的に考えなくてすむようになり、自分でも驚いて、大変こころが平安です」とおっしゃってくださいました。

 41(補中益気湯)+83(抑肝散加陳皮半夏)+72(甘麦大棗湯)が著効した患者さんです。
 いわゆる漢方医学の枠だけでは到底得られなかった効果で、村田さんのご助言に従って『中医病機治法学』を読み、自分なりに中医学的な病態評価(弁証論治)をし始めて可能になった印象を持たせていただいています。あらためて深く感謝いたします。

 今後も幼稚な弁証のうえでのご相談をさせていただくと思いますが、これまでと同様に寛容の精神でご助言くださいますようにお願い申し上げます。

ヒゲジジイのお返事メール:拝復
 大変お見事なお手並みで、心から敬服申し上げます。

また『中医病機治法学』には無限の可能性を秘めた宝庫であり、小生自身、これまで出会った本の中では最高であると思っていますが、先生にも価値を認めて頂くと、我がことの様に嬉しく思います(笑)

 ブログをはじめて1年半、HP類の世界に参入して二年半近くになりますが、そろそろ厭きアキしかかっていたところへ、中医学に目を向けられる先生に(メール交換の上だけとはいえ)出合って、お陰さまでブログの存続の励みとなっています!

 大学医学部では漢方医学(日本漢方)ばかりが採用される異様な日本国内にあって、正統な中医学に目を向けられる医師の先生方の存在こそ、将来の日本漢方の改革の狼煙となることを期待している次第です。

 麦門冬湯は、小生のところでも以前大いに愛用していたものが、年々使用頻度が減少しているところへ、今年になって急に気管支関連ではなく、吐き気や嘔吐恐怖症など、肺胃陰虚証というよりも胃気陰両虚証タイプの複数の人に応用する機会があり、実に不思議な年だと感じていたところです。

 ご報告頂いた患者さんの

>ほとんどの西洋薬に副作用の経験(一時は死ぬか生きるかの間をさ迷ったことがある)

と言われる同様な方は、世間には想像以上に多いことと思います。(当方にもそのような方が多く集まってきています。)
 ところで先日、某大学病院の二つの科から合計17種類の合成医薬品が投与されている某疾患の方が、人に紹介されて来局されましたが、さすがにその種類の多さには絶句してしまいました!

 当方とて常時、頭をかかえる複雑の御相談の数々に悪戦苦闘している修業の身ですから、一緒に勉強させて頂くつもりでおりますので、今後も御遠慮なくお便り下さいます様、よろしくお願い申し上げます。
                  頓首

posted by ヒゲジジイ at 01:45| 山口 ☀| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2007年04月13日

基本条件であるブログ掲載を拒否されるメール御相談者に対する当方の対処方法について

 このブログをはじめて一年半が経過した。お問合せやご質問を利用して漢方と漢方薬に関するご質問の応答をブログに掲載させて頂く折には、当然、ご質問者が特定できるような固有名詞をすべて隠すことは常識中の常識である。

 お問合せフォームに記載している注意事項にも
>※ご質問内容と当方からのお返事をブログ http://murata-kanpo.seesaa.net/(「漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告」)または http://chuigaku.seesaa.net/(「漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂」)に掲載する場合があることをご承知下さい。

※掲載にあたっては当然、お名前やご住所・E-mailなどは対象外で秘匿しますのでご安心下さい。

※ブログへ「転載不可」の場合、ギブ・アンド・テイク不成立ゆえ、お返事はありませんので悪しからずご了承下さいませ。

※御質問に対する応答が何度か繰り返される場合、その往復メールに関しても上記のブログで必要に応じて再録させて頂く場合がありますので御了承下さい。
としているにも関わらず、最初から掲載を拒否されてご質問される人が稀ならず存在するのは困ったもので、その場合は止むを得ずお返事をお出ししないことにしている。

 なぜなら、必要最小限の掲載すら許諾して頂けない場合は、当方の貴重な時間を潰してまでお返事する意味がまったく存在しなくなるからである。

 その癖、当方のブログを見て参考になったから自分のことも質問したくなったと来るのだから、そのようなエゴイスティクな考えの人にまで誰が返事を出すものか、と考えてしまうのが自然な人情というものだろう。

 戦後の日本には権利意識だけが過剰な人も存在して時に不愉快。
 すべて匿名の掲載であるというのに、自意識過剰だけは10人前や100人前という人が上記のようなエゴを出されるのだから、甚だ面白くない。

 そしてまた、この記事を読んだ一部の自意識過剰の人から、繊細な心が傷ついたではないか!という匿名の苦情が舞い込み兼ねないんだから、イイカゲンこの平和ボケ日本が嫌になって来るのだった。
 
 そうっ! かく言うヒゲジジイこそ、かなりワガママだからね〜〜(笑)
 たとえば、先日も遠路はるばる来られたご相談者に、ヒゲジジイが納得行くまで徹底的に様々な質問を連発するものだから、へとへとに疲れさせてしまったようで、
「こんなに時間をタップリかけて下さるなんて、想像以上でした!」
と、疲労困憊の表情で仰ったお世辞にハタと気がついて、明日も明後日もあるのに大変申し訳ないことをしたものだ、と後悔したばかりだった。

posted by ヒゲジジイ at 00:35| 山口 | ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2007年04月12日

アトピー性皮膚炎の漢方薬配合の難しさ微妙さ

漢方薬は中医漢方薬学派の漢方相談専門薬局 のお問合せフォームより
性別 : 男性
年齢 : 60歳〜69歳
簡単なご住所 :関西地方
具体的な御職業 : 自営業
ご意見やご質問をどうぞ : 小生の息子のアトピー性皮膚炎の治療のことです。

年齢2●歳。小学生のとき酷い症状になり、紆余曲折の結果、今お世話になっている漢方医のご努力で完治しました。
 その後、時々発生しましたが、一応治まっていました。

 この度(2月頃より)再発し、症状は、顔が赤めいて湿疹ができそこから汁がかなりでる、汁は顔だけでなく体全体からも出る、痒みが酷い(顔と体)、体に痛みが走る、皮膚が硬く動物肌の様、などの状態で、会社勤めにも支障をきたしております。

 処方されている漢方薬は、(小生門外漢ですので薬の名前のみ記します)オウゴン、オウバク、オウレン、トチモトのカッセキ、トチモトのカンゾウ、キキョウ、キジツ、ケイガイ、サイコ、サイシン、トチモトのジオウ、シャクヤク、ショウキョウ、セッコウ、センキュウ、ソウジュツ、タクシャ、トチモトのトウキ、トチモトのハッカ、ハンゲ、ビャクジュツ、ボウフウ、マオウ、モクツウ、リュウタン、レンギョウ、ダイオウ、硫酸マグネシウムトミタ、シュクシャ、トチモトのブクリュウ、トウニン、ボタンビ、チョレイ、です。

 改善の経過が観られず途方にくれております。
 小生は、息子の一生のことゆえ自ら勉強しなくてはならないと思っておりますが、何分漢方は奥が深く手ごわい相手と感じメールを差し上げる次第です。
 小生は、皮膚の強化のために、セラミド或いはビオチンを塗るか飲む、更に、整腸の為にビオチンを飲み、水分補強(深層水-ミネラルが多く含まれているとの事ゆえ)、でどうにかならないものかと思っています。
 最後に、ご多忙とは存じますが宜しくお願いします。


お返事メール:拝復
 現在、服用されている方剤は、防風通聖散に一貫堂の荊芥連翹湯と竜胆瀉肝湯を合方してさらに半夏・茯苓・猪苓・桃仁・牡丹皮・縮砂などを加えたような方剤のようです。してみると一貫堂の流派の先生であることが推察されます。

 病状の中で気になるのは、滲出液が全身から出ているとのことですが、これがもしもかなり多量に流れ出ているようであれば、体力までかなり消耗しているのではないでしょうか? 
 風呂の入浴時間が長いなどにより、細菌感染を生じたトビヒになっている可能性が高いと思われます。

 このような状況下では、多くの場合、大量の黄耆(オウギ)ととともに抗菌性の強い生薬を配合しなければ、なかなか解決はつかないかもしれません?
 次善の策としては、皮膚科で亜鉛華軟膏に抗生物質などを配合してもらって患部に塗布し、対症療法を講じた方が良い場合もあり得ます!

 現在、当方でも類似したアトピーの人がおられますが、さいわい近隣ゆえに一週間に一度は必ず通って来られて、素早い対処によってコントロールが可能となり、かなり快方に向かっています。

 文面だけから推察しますと、やはり近隣でしばしば通って根気良く面倒を見てもらえる専門家に委ねるべきで、必要に応じて短期間で臨機応変の配合変化を行ってもらえるような綿密でかなり繊細な微調整を繰り返す必要があるように思います。

 以上、簡単ながらお返事まで。
                      頓首

   村田恭介拝

【編集後記】 もしも流れるほどの滲出液でなければ、しばしば遭遇する茵蔯蒿湯と猪苓湯を主体にした配合でよいのかもしれない?
 上記の返信メールの内容のように黄耆が必須と決まっている訳ではない。
 あくまで弁証論治を正確に行わない限りは、上記のメール内容だけでは情報があまりに不足しているので、すべて仮定によるお返事に過ぎない!
 いずれにしても一定レベル以上の病態を呈しているアトピー性皮膚炎では、かなり綿密な配合変化を臨機応変に行う必要があるので、常時通える範囲内の専門家を選んで根気よく通い詰める必要があると思う。

 蛇足ながら、遠方の場合では御本人自身の自覚と冷静な報告および学習意欲がある人のみ可能となっている。
 つまり、当方からの綿密なアドバイスのみならず、ご本人の相当な自覚と人まかせにしない客観的および主観的な観察能力を必要とする。
 過去のジンクスとしても、人に奨められたり御家族の奨めで来られた重症例では、ご本人の意欲が乏しい場合は数回も続かないことが多い

posted by ヒゲジジイ at 00:35| 山口 | アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする