2007年03月26日

常連さんってどういう意味ですか?

 タイルのような質問の回答は、すでにこのブログで何度か書いたこともあるはずだが、最近もシバシバ受ける質問なのでもう一度書いておくと、要するに慢性疾患だけでなく、急性疾患までほとんどすべての疾患を村田漢方堂薬局の漢方薬で解決しようとされる人達である。
 これらの人達は、漢方薬が安全で副作用がほとんどないから、というありきたりで単純な理由から「何でもかんでも漢方」ファンになったわけではない。

 皆さんそれぞれにもっともな理由があって、合成医薬品の一切にアタル、すなわち中毒する、副作用がでる、アレルギー反応が出る、服用すると嘔吐する、発疹が出るなど、化学合成された医薬品を一切受け付けない人達が本当に存在するのである。

 それほどでなくても、頑固な慢性疾患に長年苦労され、その間には様々な医薬品の副作用に悩まれ、それに併行して慢性疾患まで悪化した人というのも、相当におられる。
 また、西洋医学では治らないはずの難治性の疾患や重度の疾患が、当方の漢方薬によって緩解したことがきっかけで、その身内中の難病も運よく比較的スムーズに治ったおかげで、超常連さんになられた一族もおられる。
 
 また、上記のような悲壮な問題からではなくて、年がら年中風邪を引いているような虚弱体質の人が、西洋医学治療ではまったく埒が明かないので、漢方薬によって長期的な体質改善を行うつもりで通い詰めた結果、いつの間にか大の漢方ファンになってしまった人も沢山おられる。

 いずれの常連さんも急性疾患用の漢方薬を各種様々常備されておられ、緊急時には電話一本でアドバイスできる体制を整えている。
 長年のお付き合いだから、当方でも体質を熟知している分、急性疾患でも対処が早く、必要に応じて病院での検査・診断を強制(笑)する場合でも、渋々でも素直に従ってくれる人達である。(時には頑固を張って病院での諸検査・診断を拒否される人もおられるが、すべて自己責任が取れる人達だからである。

 ただし、不思議と言おうか当然と言うべきか、アクの強いヒゲジジイの繊細優美(笑)にして神経質であれかこれかのテストの多い細かな微調整に付き合えるような日本の伝統的忍耐強さと精神力を持ち合わせた人でなければ、到底常連さんにはなれるものではない。
 具体的には必要に応じて病状の客観的および主観的報告の労を厭わない主体性を必要とするからだ。
ラベル:常連さん
posted by ヒゲジジイ at 02:12| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする