簡単なご住所 : 近畿地方
お問い合わせ内容 : ・・・・・・と申します。夫の●●(◎◎◎◎人??歳)の相談です。
2003年5月に筋萎縮性側索硬化症を発症し、あらゆる治療を試みましたが、現在は上下四肢の機能喪失、言語機能喪失状態です。呑み込みも不可能なため、栄養は胃楼より摂取しておりますし、自分の唾液を誤嚥し、むせることが多く、息苦しい様子もあります。
なんとか少しでも改善出来ればと願っておりますが、このような末期になっても漢方で改善されることはありますでしょうか。村田先生は処方は実際に会ってからということで、私達もそれを願っておりますが、主人が九州まで出向くことは体力的に不可能かと思います。
ご無理を承知で厚かましいことを伺いますが、こちらにお越しいただいて処方していただくことはできませんでしょうか。
ヒゲ薬剤師のお返事メール:拝復
村田漢方堂薬局は九州ではなく、本州の最西端です。
それはともかく、お問合せの御主人様の御病状、大変デリケートな状態ですので、少しでもお近くの専門家で、しかも中医学に堪能な医師がおられればと存じます。
当方がそちらへ出向くなどは到底不可能なことですので、下記に中医学に堪能で著書も多い医学部出身のれっきとしたお医者様、
●医院(漢方全般・▲▲▲)
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この医院にお電話でもされて、往診は無理かどうか打診されてみては如何でしょうか?
往診が無理でも、適切な先生を御紹介下さるかもしれません。当たって砕けろで、是非、お問合せしてみて下さい。(その際に、下関市の村田漢方堂薬局の薬剤師・村田恭介に紹介されたと伝えたほうがよいかどうかは?ですが・・・そうお伝えしたほうが親身になって下さるような気もします?)
以上、取り急ぎお返事まで。
頓首
村田漢方堂薬局 村田恭介拝
折り返し頂いたメール:村田先生
早速のお返事ありがとうございます。
ご紹介いただきました●●先生にご連絡しようかと思いつつまだ電話できていない状態です。
確かに、村田先生のおっしゃるとおり、近くの専門家に定期的にかかるのが良いかとも思います。
村田先生のご紹介ですので、きっとすばらしい先生なのだろうとも思います。ただ、私も主人もある意味で”気”ということを信じております。先生にお目にかかったこともないのにこんなことを言うのも変に思われるかもしれませんが、先生が選んで、煎じて下さる薬だからこそ効くのだと信じているのです。先生のサイトで先生の溢れんばかりのパワーを感じました。そして、そのエネルギーを分けていただきたいと思って問い合わせさせていただいたのです。
主人が筋萎縮症側索硬化症(ALS)であると分かってから、私達は世界中を飛び回り可能な限りのことを試してまいりました。医療の先端であるアメリカ、ロサンゼルスのUCLAの附属病院のALS専科にかっかったり、中国で世界で唯一行われているOEC細胞移植手術を受けたり、ビタミン療法に、解毒療法、電気療法や漢方、実験薬に至るまで、ありとあらゆる方法を試してまいりました。毎回試しては落胆し、それでも希望を捨てずに頑張ってまいりました。
とはいえ、実をいいますとこの半年は少し疲れて、新しいことを始めることができませんでした。でも、先生のサイトを拝見し、新たにチャレンジする意欲が湧いて来たのです。
主人は、体は病気で大変な状態にはありますが、心は一切病気にかかっておりません。決して弱音を吐くことはなく、息苦しそうな時も大丈夫だと言っております。主人も先生の処方だからこそ、かけてみたいのだと申しており、単に薬というだけでなく、先生のエネルギーが患者の病気を治しているのだと信じております。先生がこちらに来られるのは無理なので、別の専門家をご紹介くださったことを伝えましたところ、どうしても先生に処方していただきたいので、無理を押してでもそちらまで行くと申しております。
私としては、主人の病状を考えますと、体力の消耗になることは絶対に避けたいと思っておりますが、主人の希望を絶つことはできません。先生がお忙しいこと、他の患者様のことを思うと、自分勝手なことをばかり申し上げているということは重々承知で、重ねてお願いしますが、もちろんあらゆる費用はこちらで負担させていただくとして、ご無理にご無理を重ねてなんとかこちらにご訪問していただくことはできませんでしょうか。
また、絶対に先生のご訪問が無理であれば、万一こちらが先生の所まで足を運びましたら、遠方の患者にはなりますが、処方していただけますでしょうか?これが、主人と私の最後の希望だと思っておりますので、失礼に失礼を重ねてお願いし、おすがりしております。どうぞ、ご無礼をお許しくだしませ。なんとか先生が私どもの希望の光となってくださいますよう心より願っております。
かしこ
とても辛いお返事:拝復
小生のサイトやブログを御覧になってパワーを感じられるとしたら、それは大きな買い被りに過ぎません。日々、なかなか思うように配合が定まらずに悩みぬいている方を何人もかかえて不眠症気味の毎日です。ブログに八つ当たりしているような年甲斐もないワガママジジイです。
御主人様のご病状から考えて、下関に来られるなんて、まったく無謀な行為です!
過去にも十数年前だったか、ヒゲジジイを大いに買いかぶられて、肝臓ガン末期の腹水で食事も一切摂れない状態の若者が、最後の望みということで赤ん坊を連れた奥様に連れられて直接来局されたことがありました。
しかしながら、その強行軍がたたって明くる日には病院でアッサリ亡くなられてしまいました。
二度とあのときのような辛い思いはしたくありません。
決して無謀なことはなさらず、まずは日本の中医学界の権威者であられる●●先生に御相談されるべきです。
この見掛け倒しのヒゲジジイに「気」を感じられるなら、それ以上に●●先生には感じられることと信じます。
以上、取り急ぎお返事まで。
頓首
村田漢方堂薬局 村田恭介拝
2007年02月13日
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
posted by ヒゲジジイ at 09:52| 山口 ☀| 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
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