年齢 : 20歳〜29歳の女性
簡単なご住所 : 九州北部
お問合せ: こんにちは。知り合いの方から先生の話を聞きました。
現在、他店で体質改善薬を処方してもらい服用しております。ただそちらは処方箋を出さず、知り合いが凄く具合が悪くなった際「処方に間違いはない!」と言い切ってしまったらしく不信感を持ち始めました。
長年、鬱、自臭症、不眠に悩まされ、昨年は抗鬱剤パキシルのひどい副作用に悩まされました。今は口臭外来で(ルボックス、メイラックス(晩1回服用)を減薬中です。
主な症状は寝つきの悪さ(不眠)、胃腸の不快感、(お腹の張り)頭痛、冷え、耳鳴り、Uゾーンのにきび、よく風邪をひきます。倦怠感、多少の躁鬱状態、体調が崩れると口臭。今飲んでいる漢方で胃腸の不快感は無くなりました。あと肝臓が弱っていると言われました。
先生の所で漢方の処方をお願いしたいのですが。来週月曜日2月5日は予約がいっぱいでしょうか?また2月8日(木)は空いていますでしょうか?突然で申し訳ありません。なるべく抗鬱剤は飲みたくないと思っているのですがなかなか離れられません。また今掛っている担当の先生が転勤してしまうことになり、いろいろ考えていおります。よろしくお願い致します。
ヒゲ薬剤師のお返事メール:拝復
現在服用されている薬局?さんでは有資格者(薬剤師など)で胃腸の調子はよくなっているのであれば、もっとじっくりと焦らずに漢方薬の配合を微調整してもらうのが一番だと考えます。
ただ、お問合せの中に書かれている「処方箋を出さず」とあるのは、漢方薬の内容を隠しているということでしょうか? もしそうだとすると、ちょっと問題です。人体に作用する医薬品である漢方薬の処方名を公開しないというのは薬事法に反することで、昨今は病院でさえ処方内容を詳しく説明した文書を添付される時代です。
病気の患者さん御自身が何を服用されているのか分からないこと自体がとても奇妙な話です。
参考文献:無表示医薬品:漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂
実際、頂いた文面には病院から投与されている医薬品名は書かれているのに、漢方薬の処方名が書かれてないのが不思議ですよね。
といっても、その漢方薬局?さんをほんの少しだけ弁護してあげれば、せっかく苦労してピントの合った漢方薬を見つけてお出ししても、処方名を公開してしまったら、ネット通販の薬局に横取りされるのではないかという不安からなのでしょう。
厚生労働省が何度も内部通達で医薬品をネット上でお誘い販売することは危険だから止めるように警告しても、相変わらずのネット界です。
話がややそれてしまいましたが、漢方薬は手間隙かけてしっかりピントを合わせていけば、多くの病に優れた効果を発揮するのですが、それには専門家の知識と経験だけでなく、病気の方御自身も忍耐が多かれ少なかれ必要なものです。
症状から類推させて頂くと、保険のきかない当方の漢方では、(処方名はもちろん大公開していますが)、最初は少な目の配合から始めるにしても、数種類以上の方剤が必要となる可能性もあります。
なお、当方では小生の性格上、予約制はとっていませんので、5日(月曜日)あるいは8日(木曜日)など、忙しいかどうかはまったく不明です。
たとえば、いつもは忙しいはずの2日(土曜日)は前日の雪のせいか、超ヒマな半日でした(土曜日は半ドンです)。
おそらくは月曜日は遠方からの漢方薬の補充の発送依頼と重なって8割がたほどほど忙しいものですが、皆さんそれを覚悟で時間を十分に余裕をもって来られる人ばかりです。運が悪いと順番を待っていただくことになりますし、だからといって8日がヒマだとも限りません。
お一人になるべく十分な時間を取る薬局ですが、本気で当方の漢方に一定期間賭けて頂ける決意のある人以外の御相談は受けておらず、まったく少数精鋭にしぼりこんでいるつもりです。だから、時間に余裕ができそうなものですが、意外にそうはならないので、5日や8日の未来のことは何とも言えません。昨今は突然、関東などからご連絡なしに二泊三日で来られる人も増える一方ですので・・・
以上、取り急ぎお返事まで。
頓首
村田漢方堂薬局 村田恭介拝
上記のようにせっかくお返事メールをお送りしても、メールアドレスの記入ミスらしく、空しく全文が舞い戻ってきたのだった!
2007年02月04日
鬱病の御相談 (戻って来た返信メール!)
posted by ヒゲジジイ at 00:55| 山口 ☀| パニック障害(不安神経症)やストレス症候群・動悸・めまい・不安感・不眠など
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2007年02月03日
パソコンとHPやブログのお陰で24時間休む暇なし?!
posted by ヒゲジジイ at 02:13| 山口 ☀| 繊細でデリケートなヒゲジジイ
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2007年02月02日
東亜医学協会発行『漢方の臨床』誌1月号の「新年のことば」
http://m-kanpo.ftw.jp/ のトップページに 2007/02/01(木曜日)付けで 『漢方の臨床』誌、1月号のM氏の「新年のことば」の転載(93頁に掲載分) として短い全文を転載している。
実際問題として、昨年の薬事法?などの改正に伴って医薬品のネット通販(具体的な医薬品をサイト上に陳列・掲載した買い物カゴ等によるお誘い販売)も禁止されることとなり、来年度から実施されるという情報が各メーカーから流れてくるが、常にあいまいな日本国であるから、単なる噂だけに終わるのかどうか、真偽のほどは定かではない。
蛇足ながら、東亜医学協会の会員のホームページとして村田漢方堂薬局もしっかりリンク掲載してもらっている。
⇒ http://aeam.umin.ac.jp/ をクリックしたあと「リンク集」をクリック!
タイトル⇒「健康食品>漢方薬」と分類するネット界の迷妄
新年、おめでとうございます。
世の中はますます情報源をネットに求める時代が加速する一方で、テレビのコマーシャルでさえ、「詳しくはネットで御覧下さい」という言葉とともに、画面上にURLが大きく映し出される前代未聞の時代が到来しています。
ところが、このネット上に飛び交う情報というのが、玉石混交! タイトルの問題にしても、世界で一〜二位を争う超ビックなポータルサイトであり検索エンジンでもあるサイト上においてなされる分類ですから驚きます。
早速、直接メールをお送りして抗議しましたが、取り付く島もありません。
「 ビジネスと経済 > ショッピングとサービス > 健康 > 健康食品 > 漢方薬」
とされる分類は間違いだと存じますがいかがでしょうか?
そもそも「漢方とは中国から伝来した医術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬」であるはずです。
という抗議に対して、あくまで便宜上だとの言い訳で、間違った分類である自覚はありながら、単なる商売上の便宜的な分類であると強弁した返事が帰って来ただけです。
一犬虚を吠ゆれば万犬実を伝う(いっけんきょをほゆれば ばんけんじつをつたう)のたとえ通り、誰かが好い加減なことを言い出すと、皆がそのように信じ込んで、間違ったことでもいかにも真実のように広まってしまう。
ましてや超ビッグなポータルサイトさんでやられたのでは、やんぬるかな。
さらには常々多くの問題を指摘されている漢方薬を含めた医薬品のネット通販(具体的な医薬品をサイト上に陳列・掲載した買い物カゴ等によるお誘い販売)を率先して行い、また積極的にテナントを募集しているのもこのような大手ポータルサイトなのですから、どうしようもない病根がネット界には巣食っているように思えてなりません。
実際問題として、昨年の薬事法?などの改正に伴って医薬品のネット通販(具体的な医薬品をサイト上に陳列・掲載した買い物カゴ等によるお誘い販売)も禁止されることとなり、来年度から実施されるという情報が各メーカーから流れてくるが、常にあいまいな日本国であるから、単なる噂だけに終わるのかどうか、真偽のほどは定かではない。
蛇足ながら、東亜医学協会の会員のホームページとして村田漢方堂薬局もしっかりリンク掲載してもらっている。
⇒ http://aeam.umin.ac.jp/ をクリックしたあと「リンク集」をクリック!
posted by ヒゲジジイ at 09:16| 山口 ☁| 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬
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