かかる電話には時折、電話で一方的にまくし立て、金儲け主義の薬局だと非難を浴びせる若い女性にてこずる中年女性薬剤師のように
今朝は早くからとんでもない電話で時間を潰された女性薬剤師の話。
例によって若い女性からの婦人科疾患関連の御相談、というよりも、一方的にまくし立てられ、さすがにベテランの女性薬剤師もほうほうの体(てい)。
ここで「例によって」と記したのには訳がある。
小生の薬局のお問い合わせで、きまってマナーが悪く、一方的で独善的な口上と非難を浴びせられるのが、不思議と若き女性たちからばかりであるからだ。
一昔前の世界にも誇れた「大和撫子(やまとなでしこ)」はどこへ消えたのか?!
現代の、とりわけ若き女性達のマナーの悪さにはホトホト呆れるばかりである。
さすがの歴戦の中年女性薬剤師も、今回ばかりは目を白黒させるばかり。
「お金儲けがしたいから、こんなにズルズル電話を引きのばしているんでしょ〜〜〜!!!」
と怒鳴られた、という訳である。
いかにお断りしてお電話を早く切り上げるか、上手にお断りし続けているのに、一方的にまくし立ててがなり続けたのは、最初から最後まで、相手の若き女性だったのだから、ソバで聞いてきても、可笑しかった。
分析すれば、つまるところ、自分の思う通り、期待通りの返事が返ってこない時に、彼女たちのヒステリーが生じるもに違いない、と中年女性薬剤師の分析であるが、小生も「ナルホド」的確かも、と感じたものである。
それにしても小生の薬局では、孔子も言われたように
「女子と小人は養いがたし」
という空気がますます蔓延するばかりであった。
それに引き換え、時折中年女性の図々しさに遭遇して唖然とすることもある。どこかのブログに類似した内容を書いていたつもりが、見当たらない。
関西からの電話で、お宅の評判を聞いてお電話しているが、電話相談で漢方薬を指導してもらえないか、漢方薬の方はこちらで手に入れるからご心配なく、という唖然とする内容。
何がご心配要らないだっっとムカっ腹の立つ話である。
いくらなんたって、村田漢方堂薬局は慈善事業でやってるんじゃないぜ〜〜と怒鳴りたくなる話で、下関の親戚から相談するように言われたのだというが、アリガタ迷惑も甚だしい。
かと思えば、一ヵ月分七千円弱の漢方薬で、長い間、整形や耳鼻咽喉科に通い詰めて治らなかった重度の耳鳴り・肩こり・頭痛が(ピント合わせに四回通い詰めたとは言え)、ピントが合ってからは服用10日にして半減し、一ヶ月間でその多くが消失したというのに、「漢方薬は高すぎる、薬代を稼ぐ為に仕事が辞められない!」と矛盾した皮肉を言う初老の女性。
仕事が勤まらないほど重症化した挙句に、このままでは仕事を辞めないといけなくなるのだと困り果てて漢方薬を求めて来た人が、このような矛盾を平然と言われる。
今年は中高年の信じられない言動が目立った。
だから敷居を高くしているのだが、疲労困憊するほど考え抜いてようやく適切な漢方薬を見つけてあげても、ほんとうに苦労し甲斐のない人が少数混じるのだった。
以上は、あくまでここ一年間の相対的な感想であり、ほんの先日、温厚な老紳士のマナーには、毒舌の当方が恥ずかしくなるほどだった。
極端な寒がり頻尿、通院中の病院で様々に医療用漢方を投与されるが、一向に効果がないというので来局されたのだが、明らかに村田漢方堂薬局では珍しく八味地黄丸(八味丸)証である。これまで八味丸や牛車腎気丸は投与されなかったのですか?と問えば、加味逍遙散など血の道系の方剤ばかりのようであった。かなりご高齢でもあるし、今後のこともあるから通院中の先生に依頼して「八味丸か牛車腎気丸」を順番に投与してもらってより効果のある方を選ばれたらドウでしょうか、という当方の提案には、一向に首を縦に振ろうとされない。
明らかに主治医に対する遠慮と、ヒゲジジイのかなり時間をかけた相談に対する労にむくいようとの決意が鮮明である。それゆえ、久しぶりに八味丸を販売したのであった。(言わなければいいのに、折々に「きらいな八味丸」を無意識に発していたようである。
但し、中医漢方薬学派においては八味丸証の場合、ブシの辛熱は時代にマッチしないとの判断から「六味丸+適量の海馬補腎丸」であるべきことは八味丸を使用するよりも合理的な六味丸合海馬補腎丸にも書いている通りである。)