2006年11月15日

メタボリック症候群の取材に医療ジャーナリストの旭丘光志氏が来局される

旭丘光志氏 旭丘光志氏と女性薬剤師 旭丘光志氏

東洋医学の名医シリーズなど、医学・薬学・健康関連書籍を多数書かれている旭丘光志氏が予定通り、1時過ぎに来られた。

 ちょっと前にも本ブログで予告したメタボリックシンドロームに関連した取材で、メインは矢張り、九味半夏湯加減方である「扁鵲(へんせき)」、およびインチンコウトウで増強すべき話など、キーワードは「痰濁」「痰お互結証」などだが、詳細は来年の3月に出版される予定なので、是非、購入して御覧頂きたい(笑)

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メタボリックシンドロームに対する漢方薬の取材に訪れた医療ジャーナリストの旭丘光志氏
posted by ヒゲジジイ at 17:51| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

多汗症の漢方相談

漢方薬は中医漢方薬学派の漢方相談専門薬局サイトのお問合せフォームより

性別 : 女性
年齢 : 30歳〜39歳
簡単な住所 : 山陰地方
具体的な御職業 : 清掃
ご意見やご質問をどうぞ : 汗掻きで困っています。おでこ 首 襟足 顔面 背中 お尻にかきます。
 首から上の汗がポタポタしたたれ落ちるので仕事に支障が出ます。
 漢方薬で改善できるのでしょうか?

お返事メール:拝復
 何年もかかるつもりで体質改善を行い、根気よく続ければかなり軽くなることと思います。
 但し、漢方的にしっかりとピントの合ったものを服用しないことには、思うような効果が得られません。ピントがかなり合ったとしても、速効が得られるとは限らず、微妙なところまで、すなわち交感神経興奮型の体質であれば、副交感神経が優位になるような体質に変える必要があるなど、現在も貴女と同様な方を数ヶ月以上ピントを合わせて来ましたが、ようやくピントが合い始めたところで、このままおそらく数年以上の継続が必要なことを明言し、また自覚してもらっていますが、服用者のほうも最後の手段くらいに思って積極的な粘り強さと前向きな考えになってもらえているから可能なことだと考えます。

 体質病というものはこのように漢方薬をもってシテも、第一にしっかりしたピントの合った漢方薬の配合が必要であり、服用者の忍耐と努力が続くかどうかの問題も重要ですし、また自費の漢方では自由な組み合わせが可能な分、経費的な問題が付随するなど、様々なハードルを越えなければ、絶対に治るなどと明言できるわけではありません。
 以上、簡単ながらお返事まで。
                      頓首

ヒゲ薬剤師
posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする