昨日の続編である。
ご高齢者の場合、みずから率先してということが稀だと書いたが、その後、ゆっくり思い出してみれば、少ないながら今年だけでも数えてみれば、複数おられたのだった。
70代後半ながら、極めて聡明で意志力と理解力の点でも若い人よりも明らかに優れている。だからキメ細かな弁証論治の世界へスムーズに参入してもらえるのである。中には、当方の25年来の常連さんに連れられてやって来られた人もあるが、長年漢方の優越性を説かれてきた方だけに、疑うことなくリンパまで転移していた手術後のクオリティー・オブ・ライフの維持・向上の目的から漢方薬類に賭けられ、結果的に主要マーカーの正常化を果たしておられるのだった。(昨日その報告に来られたばかり。)
このような若い人にも負けない意志力と信念がおありであれば、わき目も振らずに互いに切磋琢磨して適切な漢方薬のピント合わせが行えるのである。
しかし、やはり今年だけでも複数おられるといっても、数の上からはやはり僅少に近いことに間違いないのである。
2006年11月07日
ご高齢者でもみずからの意志と信念で漢方薬に賭けられる人もいる
posted by ヒゲジジイ at 01:01| 山口 ☁| 中医漢方薬学
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