40〜50歳代の方は、わざわざ遠路はるばる来られるくらいだから、人生経験も豊富で慢性疾患や難病系統に対する理解も深いので、焦る気持ちを何とかおさえて粘り強く頑張って頂けるケースが多い。
だから、多くは遅かれ早かれ比較的順調に経過することが多い。
若い年代の人達は、とりわけまだ社会人になるかならないかの年齢層では、人生経験も乏しく、ましてや病気の本質に対する理解が一面的で、比較的視野が狭く焦る気持ちが強い傾向にある。
それでも、一大決心で遠路はるばる、中には一ヶ月以上計画を立てて最後の望みを託して、決死の思いで来られた人すらある。
そのような社会人になるかならないかの年齢で、ひどく絶望的な気分に支配されている様子。何年も外出すら困難だった人が、このトウヘンボクジジイに賭けて決死の思いでやって来られた意気に感じ、二泊三日の旅を終えて帰られて以後も、メールで励まし続けた結果、ようやく数ヶ月目にして明らかな改善の兆しが見えた。
いかにも繊細・可憐な女性が、知る人ぞ知るこのトウヘンボクジジイに賭ける気になったのか、今でも信じられない。
ブログやHPに八つ当たりしまくってるようなガキンコジジイとは、いかにもミスマッチに思えたのだが、若さの割には決意は固く、こちらの指示通りをすべてにおいて守ってくれたお陰で、難航した一時期を脱して、はっきりと将来の見通しが立つほどまでになったのだった。
地獄の苦しみに長年どっぷりと浸かっていたというのに、典型的なヤマトナデシコであったからこそ、ヒゲジジイの神通力が通用したに違いない。
2006年11月05日
若い人の頑張りが一番うれしい
posted by ヒゲジジイ at 00:56| 山口 ☀| 中医漢方薬学
|