2006年09月09日

予告ナシに訪れる新人さんたちのお陰で、ヒゲジジイの牛黄製剤と麝香製剤の消費量が増え続ける悲劇

 昨今は村田漢方堂薬局のHPやブログを御覧になって来られる新人さんたちに、お問合せがないまま予告ナシに訪れる人が増えている。

 しかしながら、ヒゲジジイの口頭試問?に腹を立てて直ぐに退散されるのは、当方のHPやブログを上っ面にしか御覧になってない証拠で、しかも近隣の人に多い。
 隣県程度では、やはり物見遊山で来られる人も多いので、一発退場ということもあり得る。

 ところが確信犯?の方達は、近県でアレ、県内であれ、あるいは本州の東の端からであれ、心構えが違う。
 直ぐにピントが合うとは限らないし、今後10日毎の細かなピンと合わせに付き合えるか、本気で来られたのか、最初の口頭試問をするまでもなく、顔つきが違うのである。
 それらの多くの人の共通した言葉は、メールや電話でお問合せしたら、きっと地元で専門家を探せと、ワンパターンの決まり文句が帰って来るにきまっている。だから、突然押しかける以外に方法がないではないかと、やや居直られてしまうこともあったりして・・・。

 新人さんには、とりわけ遠路はるばるの方達には、10日毎に通うことができず、二泊三日の後には、すべてメールや電話での相談に移行するので、できるだけ徹底的に時間を取って連日続く訳だから、やわなヒゲジジイの心身の消耗は激しく、哲学の煙を求めて奥に引っ込むフリをして、高価な牛黄製剤や麝香製剤を、中医学的に許される範囲の分量をたっぷりと補給しなければ、肉体も精神も持たないのである。
 これは、まったくの冗談ではなく、無い頭を振り絞りに振りしぼり尽くしての綿密詳細な漢方相談であるから、折々に疲労困憊となっている。これら漢方製剤の中でも超特急の高級品を使い続けているから、何とかぶっ倒れずに集中力を途切らさず、ご相談者のほうも疲労困憊になるほど頑張れるのである。
 でも、ときどき無い頭を絞りにシボリ過ぎてしまい、突然がっくりときて薬局内で高貴薬をガバガバっと服用せざるを得ないこともある。目撃した人も多いと思うけど、あれはかなりバテている時なのだった。

 こちらの体力と集中力を維持するために、人一倍高価な漢方薬を消費し続ける宿命にあるということなのだろう。

 いつか薬局内で、ぶっ倒れることがあるかもしれない。

posted by ヒゲジジイ at 01:06| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする