昨日の アトピー性皮膚炎の漢方薬(再度の御質問) の続き
●●様
突然ですが、追伸として、数ヶ月前に◎◎からみえた・・・・・・の方が、保険漢方で出されていた4〜5種類の漢方すべてがあっていないので、中止してもらって、当方の漢方にすべて切り替えたところ、幸いに順調に軽快しているものの、計算すれば一か月分の当方の漢方薬代が月によって2〜3万円かかってしまうのに、これでは続けにくいので、薬用量を落として昼は抜かしますとのことで、ちょっと愕然としているところです。
当方では、(漢方薬局の性質上)もともと保険のきかない漢方ですので、ホームページを開設する前は、皆さんそれくらいの経費は当然のこととして受け入れてくれておりましたが、このようにとても順調な経過を辿っておられる方に、経費の問題を正直に告白されて、些かショックを受けてしまった次第です。
長年の当方の経費面の感覚が鈍感になっていたようで、●●様にもお伝えしなければならないことは、保険の効かない漢方では様々な自由がきく分、経費的には月額にすればこのような現状だということです。
もちろん、ピントが合うまでは10日前後で見ていくわけですが、一月分に換算すれば、2〜3万、ときにはそれ以上ということもあり、これまで保険漢方でされていたかたには、そのギャップに驚かれるようですので、●●様も、出来るだけそちらで保険で治せるものなら、そうされたほうが、経費的には大きな違いが出るものと思います。
同じ◎◎から見えられた人でも、各保険のきかない漢方専門病院まで歴訪されて無駄だった方は、ある程度の経費は当然のこととして受け入れられているようですが、皆様それぞれのご事情がおありでしょうから、その点をお伝えしなければと、本日午前中の◎◎からのお電話で思い出した次第でした。
以上、大事な経費的な問題もありますので、取り急ぎお伝えする次第です。
頓首
編集後記:問題のアトピー性皮膚炎について、保険漢方で様々努力して頂いても、どうして好転せず、相変わらず悪化して行くようだったら、その時点でやって来られても遅くはないと思うので、上記のようなメールを●●さんにお送りしたのであった。
ただし、経費的な問題においては上記の通りであるので、そのおつもりで来て頂かないことには、経費をギリギリ切り詰めるような制限があれば、完全に手足を縛られた不自由となるので、その場合はまず思う存分の実力を発揮できないだろうから、多分、遠路はるばる来られる意味が無いと思われるからであった。)
2006年05月15日
下関まで直接来局予定の●●さんへの追伸
posted by ヒゲジジイ at 18:38| 山口 | 繊細でデリケートなヒゲジジイ
|

アトピー性皮膚炎における去風薬配合上の問題点(『中医臨床』誌1993年3月号に発表分)
文字通りの「拙論」アトピー性皮膚炎における去風薬配合上の問題点(『中医臨床』誌1993年3月号に発表分)は13年前の拙論とて、やはり一面的な記載が目立ち、現在の考えと異なる部分もある。
ただ、一部に参考価値のあるものも含まれるので、敢えて懐かしい拙論として掲載してみることにした。
はっきり言える事は、当時はステロイドによる副作用を解除するのに寒涼薬を使用する機会がやけにに多かったということで、わずか十数年足らずで、やや隔世の感がある。
拙論の中では、最も順当で無難かつ中医学的にも正当性を十分保持出来ているのは、やはり
脾肺病としてのアトピー性皮膚炎
であるが、昨今は、これに加えて中西医結合的な手法で、栄養学的なミネラル学を応用したものをベースに、上記のような中医学的弁証論治にもとづいた漢方処方を併用することで、有効率100パーセントを走行中である。
ただ、一部に参考価値のあるものも含まれるので、敢えて懐かしい拙論として掲載してみることにした。
はっきり言える事は、当時はステロイドによる副作用を解除するのに寒涼薬を使用する機会がやけにに多かったということで、わずか十数年足らずで、やや隔世の感がある。
拙論の中では、最も順当で無難かつ中医学的にも正当性を十分保持出来ているのは、やはり
脾肺病としてのアトピー性皮膚炎
であるが、昨今は、これに加えて中西医結合的な手法で、栄養学的なミネラル学を応用したものをベースに、上記のような中医学的弁証論治にもとづいた漢方処方を併用することで、有効率100パーセントを走行中である。
posted by ヒゲジジイ at 00:46| 山口 ☀| 漢方薬や中医学の学習方法および懐かしい拙論
|
