ガンコ爺だから、お気楽やお気軽なご相談は大嫌いだ、真剣な相談でなければ受け付けないと繰り返し書いたり吼えたりしているから、最近はメール相談でも真面目な御相談が増えて来た。
それでも、昨日だったか、「・・・・の症状ですが、漢方薬で治りますか」とだけのシンプル極まりない御質問があった。
ご本人は真剣かもしれないが、質問になってないので答えようもない。
ご本人のやる気次第、漢方に賭ける気持ちがあるかどうか次第だが、その前に病院にしっかり通って診断や治療を受けたのかどうかがまったく書かれていない。
もちろん内容によっては、はじめから西洋医学が不得意と分っているものも少数あるとは言え、わずか半行か一行の御質問には、お返事する気にもなれない。
やっぱし、お気軽な質問としか受け取れないので、お返事メールをする気にもなれない。
文面に真剣さがぜんぜん感じられないということだ。
タイトルに対応した話が後回しになってしまったが、ちょっとその前に、自然が呼んでいるので一時中断!
スッキリしたところで・・・何を書いていたのやら?
そうそう、まだ前置きがあった。
HPを開設して一年半、当分の間、真剣なご相談は僅少で、あるとしたら突然、物見遊山に直接薬局に来られて、慢性の●●●病ですが漢方薬でも一ヶ月くらいで治るでしょうか、とか、電話の場合では、病名が分っているので漢方薬を送ってもらえますか、といった類(たぐい)の愚問ばかりが続いていた。
だから、HPの閲覧者はそのレベルのものかと得心して、日本の漢方の向上に貢献すべく(笑)、他の真面目なブログ類に専念していたところ、昨今はポツリポツリと真剣な質問も入ってくるようになった。
たいしたお役にも立てないだろうが、漢方とはどういうものかという序の口、ほんのサワリ程度だが、お答えする機会も少し増えた。
たまには遠路はるばるやって来られる方も僅かながらおられ、皆さん真剣だから少しはやりがいがある。
大概は近くのホテルで泊りがけで来られているから、宿泊の前後二日間にわたって来局してもらっている。
再々は来れないのだから、なるべく時間をかけて御相談に乗る為に前後二日ということである。(その間、三回は漢方薬を服用できる。)
これまでにお問い合わせメールのみならず、電話での問い合わせや直接見えた場合ても、遊び半分やお気楽・お気軽の類(たぐい)はすべてお断りし続けてきた。
また、たとえ真剣でも、ご本人ではない場合は、出来るだけのアドバイスはしても、直接受け入れることはしなかった。(ご本人でもないのに、当方が変なことで板挟みにあうのが嫌だからだ。)
という前置きで、10日分ごとに様子をみて、たとえ遠方でも、何度も来れない場合は、二三度目からはお電話やメールで微調整を行いながら、ピントを合わせていく。
やや効果が出始めたところで、しばらくは同じ方剤で続けてもらう場合が多いので、そのときは服用者のご都合にあわせて、少し多目にしても構わない。
数回目でしっかり合っていると判断される場合なども、服用者のご都合次第。
服用者もペースが次第に分ってくると、お互いに臨機応変に融通の利く配慮が出来るようになるから、実際には先のことまではじめから考える必要はない、とうのが結論である。
やっぱし、前置きのほうがはるかに長いのであった。
2006年04月02日
10日分前後で様子をみて、ピントが合いだしたらどうするのかという疑問に対するお答え
posted by ヒゲジジイ at 01:22| 山口 ☔| 繊細でデリケートなヒゲジジイ
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