よくある質問の代表として、あまりにも多いのが次のような御質問。
先ほどもこのような御質問が関東地方(何と御質問の8割以上が関東地方!)があったばかり。
同類の御質問のお返事は、ほとんどワンパターンとなっておりますので、以下ほぼ同類のお返事として記しておきます。
お問い合わせ内容 : ○○○(←西洋医学的病名)に効く漢方薬があれば教えてください。
ヒゲ薬剤師のお返事メール:拝復
Googleの検索窓に、「○○○ 漢方薬」を入力してお調べ下さい。
但し、漢方医学や中医学では、病名だけで漢方処方を決めるのは邪道です。
病名のみならず、かならずご本人の漢方医学的、あるいは中医学的な個別性を把握して漢方処方を考えるのが原則です。
つまり、弁証論治という原則を守らなければ、その患者さんにとって適切な漢方薬は選択できない、ということです。
病名も大変重要ですが、病名だけで漢方薬を選択すると、大きな間違いを犯す場合も多く、やってはならないことです。
タマには、病名漢方でも効果が出る場合がありますが、二匹目のドジョウはそうそういるものではなく、病名ばかりに頼って漢方薬を選択していると、大きな間違いをしでかすことも稀ではありません。
漢方医学や中医学は、西洋医学ではないのですから。
以上、簡単ながらお返事まで。
頓首
2006年03月16日
お問い合わせ内容 : ○○○に効く漢方薬があれば教えてください。
posted by ヒゲジジイ at 21:17| 山口 ☔| 漢方と漢方薬関連の御質問
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