2019年10月11日

各種化膿性疾患に対する漢方薬は、世間で想像される以上に優れた効果を発揮する

 慢性化膿性骨髄炎に対して、漢方医学発展への道(中医学と日本漢方)−異病同治の日本漢方と、同病異治の中医学を合体した『中医漢方薬学』ー に記載しているように
 最近も慢性化膿性骨髄炎で足に腐骨があり表皮に漏孔を作って膿が微量ずつ排出し続け、思うように入浴も儘ならない状態の患者さんに、日本でも良く使用される托裏消毒飲の代替として、玉屏風散エキス製剤に金銀花や人参の配合された荊防敗毒散料エキス製剤に白花蛇舌草の併用で一年半、基本的に漏孔も早くから塞がり安定した状態が続いてる。
 充分以上の代替となり、むしろ托裏消毒飲よりも効果的なのではないかと愚考しているところである。
 と書いているが、人参を配合した上記の荊防敗毒散エキス製剤は、建林松鶴堂製で「松鶴太陽」という名で販売されていたものだが、その後、製造を中止されたので、この部分はコタローの千金内托散エキス製剤に切り替えて、現在も再発予防で続けてもらっている。

 再発は見られないものの、原因が原爆によるものであるから、念を入れて長期間再発予防として十分な効果を持続している。

 というのも、漢方薬が効かなければ、腐骨を除去手術する必要があり、それを行うと当然、片足が短くなるので、絶対にそれを避けたいということで、望みを十分に叶えることができている。

 最近あった例では、以前、リウマトレックスによる副作用で、蜂窩織炎を発症して抗生物質などの病院治療で治っていたところ、また最近になって、当時ほどではないものの、足に「先週末から皮疹に強い炎症が起こり、皮疹がつながり、熱感を伴っております。乾癬のための軟膏を塗ると、皮膚から浸出液のようなベタベタしたものが染みてきますが、膿の様な物ではありません。蜂窩織炎の時ほどではありませんが、少し痛みがあり、普段より若干、足が浮腫んでいて、靴下の履き口の所に段差ができています。このままでいくと、また蜂窩織炎になるのではないかと心配なのですが、むやみに抗生物質を使いたくない」という希望。

 そこで、消風散エキス製剤とともに白花蛇舌草・五行草茶(スベリヒユ・生薬名:馬歯莧)を飲んでもらっていたところ、ジュクジュクは「たちまち改善いたしました。ありがとうございました。悪化して拡大し、熱を持つ症状には著効があり」ました、という、かなりな即効を得たばかりだが、「リウマトレックスを使う患者仲間の中には、丹毒や、蜂窩織炎を繰り返す人がいます。」ということなので、今後も予防的に服用する必要があるかもしれない。

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2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:蜂窩織炎

2019年10月05日

メールで「鬱病」のご相談ではあるが・・・

【ブログへの転載の可否 】 ブログ転載応諾
【年齢 ・性別】40歳〜49歳の女性
【地域】九州地方
【ご意見やご質問をどうぞ】はじめまして。
 ご相談お願いしたくメールさせて頂きました。

 現在4?歳です。鬱と診断をうけ治療20年です。
 今年7月に薬をやめて認知行動療法でいこうと医師に勧められやる気になっていた矢先に抗うつ薬の断薬後ひどい離脱症状が出てアカシジアと思われる症状も出て、その為また抗うつ薬や抗不安薬、眠剤を飲んでいます。

 でも変わらず副作用が強く出ますし服用の恐怖や離脱症状の恐怖から、何としてでも薬を減薬、断薬したいと思っています。その為漢方の力を借りたいと思ってやっと見つけた内科で漢方医の先生に処方して頂いて2カ月になりますが症状改善されてるのか分からず、1日を過ごすのがやっとでむずむず脚症候群の症状や苛々や不安に悩まされる苦しい毎日です。

 現在、こちらではツムラの桂枝加竜骨苓湯、半夏厚朴湯、加味逍遙散を朝晩2包ずつと不安や苛々がとても強い為にその様な症状が酷い時にと抑肝散を日に2包。

 結局毎日抑肝散も欠かさず日中と寝る前に飲んでいます。心療内科での薬も定まらず不安は増すばかりです。体重が5キロ位2カ月で落ち体力が落ちていましたがここ1カ月はやっと食べれる様になりました。(15?cmで現在体重4?kg)ですが、むずむず脚症候群の症状もあり落ち着かなさが余計酷くなっています。

 症状は抑うつと酷い苛々に不安と微熱に落ち着かなさに困っています。
 心療内科では酷い離脱症状によって元々の不安体質が増し神経症の様な状態との診察です。

 体力が回復してきたら伺って診て頂けますでしょうか?
 それまでに服用する漢方でアドバイス頂けると幸いです。
 どうか宜しくお願いします。



【お返事メール】


 村田漢方堂薬局では、真面目な人が罹るうつ病でも、比較的スムーズに抜け出せた人もいれば、常連さん一族の中の息子さんなどは、パニックとうつ病のせいで、一流企業を2社も退職せざるを得なくなり、家に引きこもっていたところを多種類の漢方薬によって、社会復帰することができたのものの、いまだに漢方薬は手放せないながらも、実生活に自信をもたれて、めでたく結婚もされて二児の父親になっていますが・・・。

 もっとも重症だった女性は若いころから、病院の抗うつ剤だけでは効果が弱く、常に当方の漢方薬と併用することで、40年近く、最近は80歳を超えて、お孫さんの成長が楽しみで、昔のように死にたいという思いは皆無となったと後期高齢の人生を楽しまれています。

 当方では、真面目系の人達が陥る真の「うつ病」では、さいわいにも根気のある人達が多く、長期間の服用を覚悟され、また自費の漢方薬だけに、通常の漢方薬だけでは効果が弱い場合は、高貴薬でもある麝香が配合された製剤(10日分でも1万円を超える)を追加することで、ようやく効果を発揮した例など、珍しくはありません。

 ところで、こうしてメールでお問い合わせされるのは、きっと迷いがおありなのではないかと存じます。

 このようなお尋ねがあったケースで、根気よく通えたり、続けられたケースは少なく、ちょうど先日もブログで書いたような、

2019年10月01日 消費税アップ前夜までの喧騒が終わったと思ったら・・・

 というケースが、あったばかりですが、突然来訪された関西の男性以外の、迷いに迷って来られていた県内の女性2人は、おそらく長続きしないかもしれません。

 皆さん病気で苦しんでおられるのは重々承知のこととはいえ、迷われている人に、甘い言葉をかけてまで、苦労の多い弁証論治の思案を行うわけにはいかないのが実情です。すなわち、

>体力が回復してきたら伺って診て頂けますでしょうか?それまでに服用する漢方でアドバイス頂けると幸いです

とのことですが、なんともお返事に窮する次第、お許し下さいませ。

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2019年10月04日

軽減税率を伴った消費税増税により、廃業を余儀なくされた老舗飲食店

  タイトルのような問題で、新たなレジシステムの導入に高額な経費を強いられることなどから、多くの老舗飲食店の廃業を余儀なくされた問題が、ヤフーのネットニュースなどで報道されていた。

 この問題はとても大きく、我が薬局などは、現在使用中のレジのシステム変更で切り抜けることができたが、新たなレジの導入など、店によっては複雑な機器の導入が必須となるところもあるらしい。

 かてて加えて、数字の弱い人は、意外に気が付いてないらしいが、消費税増税により、消費者の購入時の負担が増えるばかりでなく、販売店の仕入れ価格こそ、増税分によって実質値上げ!となってしまい、必然的に利益が減ることに気が付いて、いよいよ廃業の決意を固めた小売店もある。

 安売り競争にしか活路を見出せていないところでは、数字に弱い人は、あとになって、一部の商品は、実質完全な赤字販売となっていることに気が付いて、愕然とする経営者も増えることだろう(苦笑。

 10月になって仕入れ伝票をみると、増税によって実質の仕入れ額が上がっていることに愕然とする販売店の経営者も少なくないだろうというお話し。

 当方の地元でも、数ヶ月前から、増税後は廃業されるという小売店の話を、常連さんたちから、多く聞かされていた。

 消費税増税が行われる都度、小規模の小売店が、ますます廃業に追い込まれるという日本の残酷な現象に、目を向ける政治家は見当たらない。

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2010年10月4日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月4日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 07:49| 山口 ☁| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2019年10月02日

新たな疾患や、昔の症状の再発で、久しぶりに来局される人達

 昨日のように、まったくの新規相談者ばかりでなく、以前、他の疾患で治っていた人が、久しぶりに他の疾患の相談で再来されたり、あるいは10年以上ぶりに再発したという当時と同じ疾患の相談で来られる人もおられる。

 たとえば、鼠径ヘルニア(脱腸) で中年頃には、当方の桂枝加芍薬湯の長期の連用で、しっかり軽減していたのが、数十年ぶりに再来されて、高齢になってまたつらい症状の再発の相談。
 さいわい同じ桂枝加芍薬湯で即効を得ている。

また、12年以上前だったか、熱証の強いアトピーの女性が、黄連解毒湯+茵蔯蒿湯+猪苓湯+六味丸+地竜などを8年近く使ってすっかり治って、数年前には漢方薬を止めても再発はないまま、ここ最近は音信不通だった。

 ところが最近、久しぶりに来られたところでは、アトピーはすっかりよくなったが、今年になって関節リウマチを発症したといわれる。

 できるだけ病院の強い薬を使いたくないので、何とか漢方薬で治したいという。直接やって来られただけに、冷房が苦手という情報や、詳細な舌証の分析を経て、運よく一発でピントがあい、衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)+心龍(疎経活血湯が土台の加減エキス製剤)+茵蔯蒿湯で比較的即効を得ている。(関節に熱感を覚えるときのみ適量の地竜)

 こうして、以前治っていた人が、他の疾患や、再発などで、遠路はるばる再来される人は珍しくないが、以前、他の疾患でしっかり治っていた人が、まったく別の疾患に罹患してメールで相談されるばかりせ、直接来られようとしない人もいて、困った話し。

 たとえば、消化器疾患に罹患してすでに1年半、時折メールで質問されるばかりで、直接来られないことには、以前の皮膚疾患とは異なるのだから、関東地方は漢方薬局は五万とあるのだから、地元で相談するように伝えておいたところ、最近になってもまだ治らず、有名な漢方薬局で考えられるあらゆる方剤で効果がなく、挙句の果ては効きもしない六君子湯を勧められるまま2ヶ月続けていたら、治っていたはずの以前の皮膚疾患が再発してしまった!と、またまたメールでの相談である。

 何年も直接来られない人で、しかも当時とはまったく異なる疾患が絡んだ再発だけに、こちらに僅か1度でも来るつもりのない人には、地元で相談して下さい、とアドバイスする以外には、どうしようもないのである。

 そもそも我が「中医漢方薬学」という芸術?は、病気の内容によっては、西洋医学治療はおろか、地元近辺の有名漢方薬局などで治らない疾患に対処するには、直接来局されて、詳細な弁証論治のあれかこれかの詳細な思案が必須であることは、言うまでもないはずである。

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2012年10月2日の体調を崩して4ヶ月になり痩せ細った茶トラのボクチン(8歳)
2012年10月2日の体調を崩して4ヶ月になり痩せ細った茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 21:25| 山口 ☔| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2019年10月01日

消費税アップ前夜までの喧騒が終わったと思ったら・・・

 昨日までの消費税増税前の喧騒が、ようやく終わったと思ったら、本日は午前中だけで、新規相談者が4名続いた。(但し1組は子供さんの相談のため残念ながらお断り。)

 その中の2名は、電話やメールなどで、何度も、相談に行きたいがどうか?と繰り返し尋ねるばかりで、とうとう煩わしくなって、地元でどうぞとお断りしていたところ、人間様はなんとトウヘンボク、続いてやって来られたのである。

 もともと当方のような極端にトウヘンボクの薬局には、関東や関西・九州の遠方の人たちこそ、何の問い合わせもなしに、突然やってこられる人がとても多い。

 そういう人たちこそ本気の人たちで、へんに問い合わせると断られるのが、なんとなくブログの内容でわかるそうである。

 遠方から泊りがけで突然来られれば、滅多なことでは断れないのは事実。

 ところが、県内や市内の人達に限って、なにを勿体つけるのか、行ってよいかと繰り返されると、もしかしてクレーマー予備軍ではないかと勘繰って、却ってますます断りたくなるばかりである。

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2010年10月1日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月1日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ