2017年05月23日

九仞の功を一簣に虧く

2009年05月23日の茶トラのボクチンの大あくび(5歳)
2009年05月23日の茶トラのボクチンの大あくび(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 新妻昭夫著『進化論の時代――ウォーレス=ダーウィン往復書簡』に対するレビューをアマゾンに投稿した。
  九仞の功を一簣に虧く

せっかくの大著も、著者の偏見から本書の271頁にあるごとく、

「ウォーレスの独特の人間進化論、心霊主義が組み込まれたまちがえた進化論を、どう位置付けたらよいのか。」

というくだり。心霊主義が組み込まれたら、どうして「まちがえた進化論」だと断定できるのか?

このような著者の先入観による、あるいは世間的な常識に安易に同調する断定は、真の科学的な態度とはいえないだろう。
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2009年05月23日の茶トラのボクチンの大あくび(5歳)
2009年05月23日の茶トラのボクチンの大あくび(5歳) posted by (C)ボクチンの母

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2017年05月22日

かなり特殊な配合により短期間で懐妊後、最終的に無事出産

2011年05月22日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 ブログを続けるのが昨今面倒に感じていたところ、ふと、2週間前に無事出産されたと電話で報告を受けていたことを思い出した。

 不妊治療目的の漢方サポートにより、ようやく妊娠できても、流産してしまうケースも珍しくないので、妊娠できただけでは安心できない。妊娠後は流産予防の漢方薬は必須かもしれない。

 『2016年09月20日 不妊症の漢方薬は』 で報告済の、やや特殊な配合で妊娠し、一度は流産したものの2ヶ月後に再度妊娠。 
 村田漢方堂薬局では、今流行の周期療法はまったく行わない。

 日本流の古方派の時代から、オーソドックスな方法で、かなりな確率で成果を得ているからである。

 最近の、結果的にはユニークな配合では、補中丸+海馬補腎丸(少量)+延年半夏湯で、漢方薬服用わずか1ヶ月にして妊娠したものの、直ぐに出血とともに流産したので、あらかじめ芎帰膠艾湯を常備してもらって、幸いにもその2ヶ月もしない内に懐妊されたので、現在、上記の3種類に芎帰膠艾湯を併用して流産予防を行っているところ。

 補中丸によって即効で脱肛が改善し、延年半夏湯によって左肩こりと胃腸症状が改善しており、不妊治療だからといって、婦人科専門方剤がなくとも即効で妊娠できた事例である。
  ━ 2016年09月20日 不妊症の漢方薬は より
 無事出産との報告は、電話で愚妻が受けていた。

 ちょっと特殊な配合だったとはいえ、これこそが中医漢方薬学の世界である(笑。

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2012年05月22日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月22日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年05月22日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月22日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2017年05月20日

骨髄移植後の後遺症(肺炎と帯状疱疹)に対する漢方サポート

2012年05月20日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月20日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 最初は予後不良を告げられるほどの悪性リンパ腫の再発で、抗癌剤治療とともに多種類の漢方サポートで、検査上は完全に消滅したので、最終的な根治を目指して行われた骨髄移植。

 これは成功したものの、免疫低下による肺炎と帯状疱疹を繰り返して、病院治療だけでは治りきらない。

 治りかけるとまた再発を繰り返し、咳と息苦しさ、顔面の帯状疱疹を繰り返している。

 そこで弁証論治に基づいて、肺炎の漢方サポートとして、竹葉石膏湯と小陥胸湯加味方剤に白花蛇舌草、帯状疱疹には五苓散+板藍茶によって数ヶ月、服用後は呼吸も楽になって症状は明らかに軽減しているが、まだ根治とは言えないらしい。

 予後不良を宣告されるほどの悪性リンパ腫の再発だったが、この肺炎さえ根治すれば、本命はほぼ完治間違いないといわれているだけに、繰り返す肺炎を何としても根治してもらはねばならない。

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2012年05月20日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月20日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 16:37| 山口 | 悪性リンパ腫・胃マルトリンパ腫 | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

少年老い易く・・・老兵は去るのみ

2009年05月16日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月16日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:20〜29歳の男性
【 地 域 】:関東地方
【 具体的なご職業 】:●●医科大学医学部学生
【 お問い合せ内容 】:

 はじめてメールを差し上げます。●●医科大学医学部4年生の◎◎と申します。

 明日から病棟実習が始まります。その直前に、ネットサーフィンをしていたら村田先生のブログに行きつき、良縁だと思いましたので、僭越ながらメールを差し上げます。

 私は「学問の根幹には哲学がある」という視点で、中学生時代より研究を重ねています。何も知らなかった当時の私にとっての愛読書は、池田晶子「14歳からの哲学」(トランスビュー社)でした。

 現在では、知識も人並みにはついてきましたし、金銭的自由度やフットワークの自由度も上がったため、いろいろな場所で「哲学とは、科学とは何か」をテーマに研鑽を積んでいます。

 経験上ぴったりきていたのが、どちらかというと東洋サイドの哲学でした。現在最も興味を持っているのは、日本修験道の哲学で、地理的な近さもあって日光修験道にお世話になっています。

 村田先生のブログを貫く批判精神は、近代哲学に影響されたものであると同時に、それを受容した長州藩の反骨精神にあるのではないか? と拝察いたしました。

 私は西洋医学を習っていますが、西洋医学を陰で支えた「批判精神に基づく哲学」とはなんだろう? ということを、常々考えていました。先生のブログが、大いに示唆に富むものでした。

 だとするなら、現代の西洋医学をさらに批判し、臨床に新たな価値観を提言するにはどうすればよいのだろう? それを日本から発信する根拠は何だろう? ということを、先生とご一緒に考えてみたく存じました。

 先生にとって、哲学とは何か(構造主義などのテーマ性にかかわらず)、哲学は何のためにあるのかを、もう少し詳しく教えてください。

 よろしくお願いいたします。

2010年05月16日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 残念ながら、数十年前ならともかく、この歳になると哲学とは何か、哲学は何のためにあるのか? など、正直馬鹿バカしくて考える気にもりません。

 せっかくですから敢えて云うなら、哲学というものは「生きることの意義を見つけるため」および「死の恐怖を少しでも克服するため」にあるのだろうと思います。

 どうせ地球上に生息する人間なんて、哲学や思想方面で相当な知識人や偉人と言われる人でも、ポール・ジョンソン著『インテレクチュアルズ』や『ピカソなんかぶっとばせ』に書かれているように、猫よりも劣る動物なのかもしれません(苦笑。

 明日から病棟実習ということですが、救急医療はともかく、頑固な慢性疾患はさすがの西洋医学でも、あまりに限界が多過ぎることに落胆する日々が続くかもしれませんし、体力的にも大変な日々が待っているのではないでしょうか?

 ともあれ、こちらはそのような哲学的問題を考える暇があったら、日々の仕事の疲れを取るために休養を取るか、あるいはお迎えが来るまで読み残した本を少しでも読破しておきたいので、貴方のご希望には添えることができません。

 若いころは夢と希望があってよいものですが、過ぎ去ってみれば人生というのはアッという間で終わります(苦笑。

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2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 12:11| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

肺癌と間質性肺炎の漢方サポートを受けるには

2009年05月15日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月15日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:60〜69歳の男性
【 地 域 】:北陸地方
【 お問い合せ内容 】:初めまして。
 いつもブログを拝読させていただき、ありがとうございます。
 漢方を長年愛用している者です。

 昨年の冬に肺癌、間質性肺炎が判明し、抗がん剤と漢方サポートでなんとか本日まで生きています。先月胸水があったため、現在は分消湯と六味丸を飲んでいます。

 漢方サポートの補剤として、最近までは補中益気湯も飲んでいましたが、柴胡は間質性肺炎にはあまり良くないかなと考えるようになり、半夏白朮天麻湯か清暑益気湯に変更したいと思います。半夏白朮天麻湯の半夏白朮は利水には良いかと思いますが、清暑益気湯の麦門冬、五味子は呼吸を楽にしてくれるような気もして、どちらにすべきか迷います。

 村田様からアドバイスをいただけると幸いです。

2009年05月15日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月15日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 メールでアドバイスできることは、微妙な疾患だけに、残念ながらほとんど不可能です。

 寒熱虚実のほとんどを推測することすらできないですし、かといってそのために更に詳細な報告を頂いたところで、こちらにも仕事が多過ぎて、メール相談だけに時間を費やすこともできません。

 ですから、いつも同じお返事になってしまうのですが、お近くの専門家とご相談下さい、としかお答えしようがありません。

 わずかに言えることは、補気建中湯であれば、麦門冬が含まれ肺にも効果的ですが、黄芩が含まれますので、黄芩に対する不安を持たれれば、これも使用できないことになりますので、やはり的確なアドバイスはまったく不可能です。

 取り急ぎ、お返事まで。

2011年05月15日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 ご返信、ありがとうございました。
 メールで個人へのアドバイスは難しい旨、承知いたしました。
 たいへん失礼しました。

 一般的な質問をさせていただいてもよろしいでしょうか。
 90年代、小柴胡湯とインターフェロンの併用で間質性肺炎になった人がいたというニュースがありました。私はずっと柴胡が原因かなと思っていましたが、村田様は柴胡ではなく、黄芩が原因ではないかとお考えでしょうか。

 後学のため教えていただけると幸いです。

2011年05月15日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 黄芩は、まれに肝機能検査数値を上昇させるという問題があるようですが、小柴胡湯自体が間質肺炎を誘発したという説も、確実な根拠があるのかどうか、いまだに疑っている専門家も多く、あったとしても確率的に超マレだと思われます。
 ツムラ漢方以外の製品ではほとんど問題が生じた例がなかったので、製剤を疑う専門家もいたくらいです。

 なお、黄芩には、抗がん作用や抗がん剤の副作用軽減作用を指摘する報道もあります。

http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/885f9853aad5b09bf0bf23fc215dedcc

 小柴胡湯などの間質性肺炎の原因を黄芩とする説もあります。
以下のサイトで、そのことが指摘されています。

http://ww7.tiki.ne.jp/~onshin/zakki15.htm

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2015年5月16日の茶トラのトラちゃん(1歳半)
2015年5月16日の茶トラのトラちゃん(1歳半) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 22:40| 山口 ☁| 肺癌 | 更新情報をチェックする